磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換【161】

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前にこのようなハンドバッグのマジックテープ交換をしています。

今回は、この時のハンドバッグ型よりも一見簡単そうに見えるトートバッグの形で、マグネットボタンをマジックテープに交換するリフォームを行いました。

同じプラダでもこのハンドバッグのマグネットボタンの作りと今回のトートバッグのマグネットボタンの作りが違ったので少し驚きました。

何か、マグネットの爪が一般的な左右の開閉式ではなく、放射線状のものだったのです。

こんな個性的な形のマグネットボタンがあった

少し、脱線させてください。

マグネットボタンって、一般的な形としては、2枚のプレート状の刃を生地に通して反対側に折り込んで留めます。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
左:一般的なマグネットボタンの形(刃が2枚) 右:今回付いていたマグネットボタンの形(刃が放射線状)

左側が一般的なマグネットボタンのイメージと同じ形をしていますが、右が今回のバッグに付いていた形で、初めて見ました。

こちらは、裏面なのですが、表側のパーツと真ん中に本体の布を挟んで完全に一体化している様子だったので、おそらく、ドットボタンという形で、道具で打ち込んで二度と外れなくする作りのを取り入れて行ってある取り付け方なんだと思いました。

作業過程

では、作業過程です。今回のバッグは、こちらです。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
今回マグネットボタンをマジックテープに交換するバッグ:プラダのナイロントート(黒)

それほど複雑な形には見えないので結構簡単に作業できると最初は思っていました。

ただ、前述のあの形のマグネットボタンは、取り外しができないように固定されている作りなので、やむなく、生地を少し破って取り外したことがちょっと気持ち的にあまりいいものではなかったですね。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
元のマグネットが付いた状態

まず、マグネットボタンのすぐ近くの縫い目から、必要な分だけ、ほどいていきました。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
リッパーで1縫い1縫いずつ縫い糸を外します

そして、2cm近く進むと、やりやすくなってきます。

そのあとは、開け過ぎず、必要な分だけにとどめます。

目やすは、ファスナーのタブがある位置より1cm以上は手前でないといけません。

後でもう一度閉じる時に、3次元の世界になってしまって、普通のミシンでは行えないからです。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
左:これぐらい開けてマグネットボタンを取り外します 中:取り外す時に生地を切ったのでこんな跡です 右:後で見えなくはなりますが、糸で切り口を丈夫にします

そして、反対側の相方であるマグネットボタンも取り外します。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
マイナスドライバーで放射線状のプレートすべて起こして面積を狭くして、周りの布を切って取り外します

まさかのマイナスドライバーの登場で、プレートを起こして、円の面積を小さくしておいて、リッパーなどで生地をカットして取り抜きます。

こんな乱暴なやり方は心もとないですが、ドットボタン形式に取り付けてあるので、どう引っ張っても取り外せませんでした((+_+))。

そして、いよいよミシンでたたきつけて、返し縫をしながら、2.5mmほどのミシン目で、マジックテープのオスとメスをそれぞれ、もとのマグネットボタンのああった位置にかぶせるようにして、縫い付けます。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
マジックテープを生地1枚分だけにたたきつけます(裏側に縫い目が見えないようにする為によく開けて余計な生地を一緒に縫ってしまわないように)

そして、同じことを反対側の相方も行います。

マジックテープのオスメスはどちらを前側か後ろ側かなどは、どちらでもいいと判断し、こだわりませんでした。

そして、この後は、一時的に開けていた口をふさぐという始末を両側とも行います。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
こちらのポケット側の方の口とじは、ファスナーの箇所と一体化した作りなので、しつけ糸で固定しないと、変な場所を縫ってしまいますので注意です(一度失敗してやり直しましたので)

反対側はこちらとまた、作りが違いますが、閉じる作業を行いました。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
左側:しつけ糸をして口を閉じた方 右側:3次元の作りなので、やむなく2次元的に2枚重ねで閉じました

左側の写真のファスナーが絡む方も、それほど簡単ではなかったです。

右の方は、そもそも、3次元の世界。

今から、同じようにするには、ミシンがバッグの中に入り込まねばできませんので、そんなことは不可能で、やむなく、つまんで、山を重ねて縫うという方法になりました。

しかし、綺麗に縫えれば、中側であるし、黒いバッグということで、目立つものではありませんので、これは仕方がないです。

なかなか、後で手を加えにくくなっているバッグだと思いましたね。見た感じは簡単な作りのように見えますがね(^_^;)。

では、これで、完成です。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
マジックテープが、両側とも取り付けられました

この写真でははっきりわかりませんが、実は手前のマジックテープがちょっと斜めにゆがんで付いてしまいました(;’∀’)。

このまま今回は仕上げてしまいましたが、ここから得たことは、マジックテープをマチ針1本で留めていましたが、2本ほど使うか、ボンドで縫う場所以外の数か所を貼り付けて、固定してから行うのがまっすぐに出来上がるコツかと思いました。

さらに、縫い付ける時は、一気にぐるり1周して、その後、2度目のステッチに二重にするなどのやり方が良いですね。

私がずれてしまったのは、返し縫しながら前に進めていったので、これもずれの原因です。

このように、入り口の留め具が変身したわけです。

磁気がカードに影響、バッグのマグネットボタンをマジックテープに交換
左:リフォーム前の元のマグネットボタン 右:リフォーム後のマジックテープ

あとがき

以前に、貴金属のお店で、こういう話を聞きました。「指輪のお直しは、実はできるだけしない方がよい、お直しによって石がぐらつきます」という店員さんの言葉です。

今回、どうしてもお直ししたいので修正しましたが、この時の言葉が思い出されます。

元の形というのが一番望ましく作られているものです。

後から手を加えたりすると、今回のように、生地を切らねばならなかったり、再び閉じた口が、前と同じようにどうしてもできなかったりということが起こってくることがありますね。

最初の形が一番美しいのだということを分かった上でリフォームした方が良いですね。

私はそこまでしてもマグネットボタンが気になっていましたので、満足はしています。

でも、注意しなければならないのは、手を加えたことによって、弱いお品になるのはよくないので、その辺りも今後、しっかり研究していこうと思っています。

では、これで終わります。

どうもありがとうございました。

YOUTUBE動画を貼り付けておきます。

動画でもこの内容をご視聴いただけます。

バッグをお作りしています。

商品ごこちらでご覧になれます。

どうぞ

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