まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
バッグの素材って気にされますか。
バッグの形さえカッコよければ、素敵であれ、OKだなんてことは決してないでしょう。
素材は、バッグの第一印象といっても過言ではないような、風合いというものを表現しているからやはり拘り、気になるものなのです。
バッグの素材は、大きくは、3つあるかと思います。本革、布、合皮類です。
私はといえば、実は、本革か布しか持っておりません。
3つ目の合皮類・PVCなどのフェイクレザーなるものを避けているといった感じなんです。
合皮・PVCなどのフェイクレザーがあまり好まれない理由

さて、私もそうなのですが。なぜ、合皮・PVCなどのフェイクレザーってあまり好まれないのでしょうか。
あらためて考えてみると、やはり、1つに、もともと本革の代替品として格安に生み出された素材ともいえるので、本革と比べると、高級感がないということがあります。
そして、これは、作り手側の意向ではありますが、お洒落なものが少ないということです。
私が思うに、作り手側も、熱がこもらないというか、良質な素材ではないということでそれなりの商品を作る目的でしか、考案する価値がないと考えるからということもきっとあるでしょう。
また、お洒落感を出そうとしても、素材に高級感がないので、作り映えがしないという結果的なこともあるかもしれません。
そして、決定的なデメリットとして、劣化が必ず起こることが分かっているというのが、合皮やPVCなどのフェイクレザーの最大の欠点ですね。
フェイクレザーの寿命は本革に比べてとても短いです。
本革は一生ものともいわれるほどのものもあるように、半永久的な素材だといっても良いかと思います。
布は、破れる可能性が本革よりもあって、本革に比べて、永久的というようなものではないにしろ、頻繁に使わなければ、かな長年持ちます。
ポリエステルでも、ナイロンでも純粋な布は、劣化は決してしないのです。
その布に比べても、フェイクレザーは寿命が数年といったところで劣化してきます。
使わなければなお、一層劣化が早く、もともとの性質が、摩擦や、使用により劣化というより、空気に触れた瞬間から少しずつ劣化の道を歩むという運命的な限りある素材なのです。

では、合皮やPVCには抜きん出て他の素材に勝る点はないのか?
結構多くの悪いイメージがある合皮・PVCですが、1点だけ、ダントツのメリットがあるんです。
それは、雨に強いという撥水をはるかに上回る防水級の素材であるということです。
まず、撥水や防水ということですが、容器ではなくて、布/生地という分野で完全防水ということは、今のところ実現されていない状況かと思います。
なるべく、雨をはじき、限りなく防水に近づける努力をした加工はありますが、それも、撥水(はっすい)の延長の強めの撥水といういい方がふさわしいような素材です。
しかし、あくまで加工ですから、やはり経年でその加工がはがれると、効果は薄まります。
加工というのは、長い目で見たら一時的なものであり、永久的なものではないということです。
だから、値段の高価なかなり良質な撥水加工の価値というのも防水級の対策としては限りがあります。
やはり強い雨の日は、どうしても、心配事があります。同時に2つの心配があると思うのです。
1つは、本革や布は、雨にたくさん当たると、中に入れている紙類などの書類が濡れる心配。
もう1つは、お気に入りのデザインの素敵な、素材の大切なバッグの表面の革や布が雨が原因で傷むということです。
布はともかく、革は、雨がしみこまないくらい分厚く頑丈なイメージもあるかと思うのですが、実際は水を通してしまいます。
特に、バッグの四隅の端の方から強い雨の場合などは、しみ込んでくるものです。
ですから、雨の日というのは、合皮バッグが一人勝ちします。
この雨の日に強いということは、やはり、最大のメリットです。
仕事などでは、特に雨はあなどれません。
ですから、合皮バッグこそ、雨の日専用に1つ持っておくという考え方はどうでしょう。
雨の日に使うためだけのバッグという考え方です。
あまり使わない場合でも必ず劣化はしていく運命だということを分かった上で、1つ持っているという発想を私もしてみました。
ただ、毎日雨がるわけではありませんから、出番のないときも、心地よい気持ちで眺め
られるようなお洒落な合皮がいいですね。
ゆくゆく、私も、今出回っていないような、オシャレな合皮バッグを作りたいと思います。
晴れた日に、使われていない、置いてあるだけにしても、インテリア映えするようなくらいのおしゃれな合皮バッグなんていうのはどうでしょうか。
今回YOUTUBE動画でも素材に付いて、特に雨の日に持つバッグについての考え方をお話しています。
どうぞご視聴くださいませ。
あとがき
デメリットの多い、合皮バッグ。それでも雨にはダントツに強いという、たった1つのメリットを、雨の日専用のバッグという形で置いててみたら雨のひの悩みが1つでも消えていくことかと思います。
ただ、ついでだから、合皮バッグでおしゃれなら毎日でも持ちたいと思えれば、それでいいですが、やはり、毎日だと、この決して良質ではない素材が飽きてくると私は思っています。
やはり、基本的には、いい素材や、お洒落感たっぷりな素材をみて、ほっこりとした気持ちで過ごすというこがいかに重要かということです。
だからこそ、たまに使用するのみがいいのです。それは、雨の日だけに。。
一番最後にYOUTUBEのバッグ素材の動画を貼りますね。ご視聴どうぞ(^-^)。
バッグをお作りしておりまして、販売しています。是非ご覧くださいませ。
