まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
以前に3つに分かれていた記事を1つの記事にまとめてリニューアルしました。
私が思うおしゃれになるためのアンテナを向ける場所をご紹介したいと思います。
1)自分自身の体型の特徴を知ること
2)ファッション雑誌以外のコーデにも目を向けること
3)ギャップのあるコーデを取り入れてみること
この3点です。
これらが絶対ということはありませんが、私ならではのご紹介できるようなものがこれらだということですので、どうぞ悪しからず。
1)自分自身の体型の特徴を知ること
体型は、人々がファッション分野においてファッションの長い歴史から見ても、一番関心の向いている部分であると言われています。
洋服そのものではなく、着る側のボディーの方に関心を向ける、気に掛けるということは、ファッションコーデにおいても、根本の部分が体型であるということなのです。
例えば、スカート丈の中のロングと呼ばれる丈にもさらにいろいろな長さのロングが存在。
足首まで隠れる超ロング丈なのか、脛(すね)が少し見えるミモレ丈と呼ばれる丈なのかで印象がぐんと違います。
この後者のミモレ丈に関してが特に理解しやすいかもしれません。
通常体は関節というものがあって部分的に区切りがあるにもかかわらず、スカートを着用したことで、本来の節目が重要ではなくなります。
むしろ、スカートの裾のラインと足が少し見えているその部分が節目のようなことに映り、一番の視線を集めるポイントの箇所にになるというもの。
このことは、衣服というものが実は体型を表現するものだということの裏付けにもなるような例です。
このことは、「ファッションの哲学:井上雅人著」から学びました。
分厚いけれどもとても読みやすい本でした。よろしければ、読んでみてくださいね(^-^)。
現代の洋服はある程度、動きやすく苦痛のないものに基本的には考慮されているようです。
しかしながら、人間は一人一人体型が違い、大まかであっても、体型の違いが分別されます。
ここで、3点ほど、体型の特徴を例に挙げます。大まかな分け方です。
・肩の形の違い:なで肩VSいかり肩
・お尻の付き方の違い:扁平VS出っ尻
・そもそもの体の厚み:細身VS厚身
心当たりのある体型を3点ピックアップしてみました。
肩にタブのついたかつての軍服が発祥である、トレンチコート。

このアイテムを肩の形に悩みを持ったなで肩さんといかり肩さんが着る効果というものが実は、2人共にちゃんとあるということです。
なで肩さんは、肩にボリュームがなくてしゅんと元気がないように見えがちなことをカバーしたいので、このトレンチコートの肩章タブによって立派な肩ラインが出来上がるわけです。
一方、いかり肩さんは、もともと肩にボリュームがあって、そこへさらに肩章タブで、肩を強調します。この強調はイメージを強くし、よりカッコイイ肩を作ります。
両者ともに、メリットがあると思うんです。
2つ目のお尻の付き方の違いを考えてみます。
お尻が大きい、小さいということと、付き方は少し違います。
扁平型というお尻は日本人特有と言われています。
筋トレストレッチなどで、体幹を強くし、骨盤を前寄りの位置にするというエクササイズなどで、同時にお尻の筋肉も鍛えるなどをするとよいようです。
そして、もともと扁平の人なので、ある程度スリムなタイプのジーンズはお尻がすっと入りますから、あとはかっこいいラインというところを鍛えたヒップアップ効果で表現するという攻めの姿勢があるといいです。
出っ尻(でっちり)の人は、同時に足も太いことが多いのではないでしょうか(私がまさにこれにあたります)。
渡りが少々あるジーンズをパンパンにはき、お尻が強調されても、カジュアルジーンズはかっこよくはけますので、攻めの気持ちで、楽しく硬めのデニムなどをはいてしまいます。

こんなふうに、体型を思い切って、出す、見せてしまうということが、美しいと他人の目に映ることで、体型のコンプレックスが解消されることにもつながるかと思います。
デザイナーのジョルジオアルマーニさんの言葉だったかと思うのですが、洋服を着る前に、鍛えるべきであるというような言葉を聞きます。
体型のコンプレックスの守りやカバーも大切だし、効果的ではあるかと思うのですが、この攻めの発想というのは、体型をよりよく作るという健康分野とも絡み、大変今後意味ある考え方ではないかなあと私は思っています。
2)ファッション雑誌以外のコーデにも目を向けること
今は、ネットがあるので、お店に行かずとも、お洒落なイタリア人のファッションはどんな感じだろうか、フランスのパリジェンヌさんのコーデは?など、ある程度スナップを一度にたくさん見ることが可能です。
私はといえば、いつ頃から、ファッションに興味を持ち始めたかというのは、高校生の時代にデザイナーズブランド時代全盛期があり、ファッション雑誌などをよく見ていました。
雑誌の隅っこに靴の広告で載っていた外国人のモデルさんのコーデが忘れられないコーデだったりなど、意外な場所にもピンとくるものもありました。
意外なところにもアンテナを張っていた方が良いかもしれません。
読者にファッション雑誌として、当然に見られるページにだけ素敵なコーデが見つかるとは限りません。
ファッション雑誌も商業的な意図があるわけですので、その洋服を売るための表現になっているかもしれないことを考えると、「煽り」や「誘導」的なものが盛り込まれがち。
自分で積極的な探し方の方がピンとくるものが得られることが多いかもしれません。
1つ、こんなところにヒントがあるという私の経験からですが、外国のセレブのゴシップ雑誌のコーデが、時として、ファッション雑誌より参考になることがあるということ。
セレブ達は、ファッションに関しては、早い時期に流行をキャッチしたり、良質な商品を着ていたりしますから、ゴシップ内容はそれほど興味のない私ですが、洋服ばかり目を追っていたりしたことを覚えています。
ゴシップ記事の中のセレブ達は、流行の先を歩いている場合が多いですので、そんな雑誌からも、それとなく、流行を読むというようなことの参考になる得ると思います。
ゴシップ雑誌をゴシップ雑誌として読むのではなく、ファッション情報として取り入れる読み方、使い方をするという意外な点がポイントです。
見たコーデからは、ヒントを得ただけで、その時点の自分の持っている濃縮された経験と知識の要素がミックスされて、新たなコーデができあがるのです。
結局のところ、ファッションも、生活の一部、今やライフスタイルに溶け込んだもの。
ですから、おしゃれ好きは、あらゆる生活の中から、おしゃれのヒントを得ていくのです。
ファッション雑誌や、ファッション動画は、当然おしゃれ好きであれば、見るでしょうが、それ以外の、分野にもアンテナがあることが、むしろ、異分野でヒントを見つけたなんてことが意外な宝となるものです。
ミュージシャンさんの衣裳もとても目を見張るほどの素晴らしいコーデが多く、ファッションアイコンになります。
3)ギャップのあるコーデを取り入れてみること
ギャップという言葉があります。英語ではGAP。
このギャップ(GAP)という言葉の意味は、隙間(すきま)や、ずれといった意味で、この言葉の意味だけ聞くと、あまり良くない意味のように思えますが。。
次は、ギャップの面白さをご紹介。
具体的に、どんな場面でギャップというものが存在するかです。
普段ジーンズばかり穿(は)いている女性が急にある日女性らしい花柄のワンピースを着た時。
これこそ、まさにギャップ。特に特徴のあるワンピースでなくても、はっとします。
また、いつも黒色コーデばかりだった男性が急に、ある日、ピンク色のtシャツを着た場合に、ただのtシャツでも何かはっとします。
たまに、いつもと違うコーデをあえてしてみると、自分も他人も新鮮。
今度は、コーデの中でのギャップというもの。
トップスが、素敵な花柄のブラウスなんだけれども、ボトムは、ブルージーンズ、こんなのもギャップといえましょう。
トップスが思いっきりエレガントな薔薇の柄のブラウスなのに、ボトムがふんわりエレガントなスカートでは決してないところが、面白いんです。
面白さ、ユーモア、意外性というのはギャップのあるコーデになりそうです。
次は、レトロなワンピース。今、昔のものを着ることがそもそもギャップなのです。

このレトロというのは、実際何十年も前に作られたもの。
レトロ風にここ最近デザインされ製作されたアイテムとは違いが出ます。
昔のものをうまく、今の洋服に取り入れて、昔臭くならないような工夫はしますが、昔の物はとてもテイストがいいんです。
ということで、ビンテージなアイテムを取り入れるということ自体にもギャップが感じられるということです。

洋服と人格の関係がみられるような場面も。
活発な女性がフェミニンなワンピースを着るギャップにも、普段の性格からのイメージとのギャップということで、洋服の中に性格が溶け込んでいる様子がうかがえます。
また、普段硬い感じの眼鏡の勉強家な高校生の女子が、パーティーにすごくシックな大人びた装いで現れた時のギャップ。
これらは、場面は違っても、洋服でその人のイメージが作られているところへ、ある日そのイメージを打ち破ったことがギャップを感じさせ、周囲を驚かせたというある映画の一場面です。
あとがき
表面的なものと語られがちな洋服ですが、実はもっと奥深い、性格、人生が溶け込んだ1つの人間性のスタイル表現だと言えそうです。
今回3つのおしゃれになるためのアンテナをご紹介しました。
自分表現であるおしゃれは大切なもの。コーデを見つけていくことは自分探しの旅なのかもしれません。
ありがとうございました。
終わり。

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