まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
バッグを何点程お持ちでしょうか。
きっと1点だけではない複数ではないでしょうか。
複数持つことの意義は、使い分けです。
さらに、複数お持ちのバッグの違いは、どんなところにあるのでしょうか。
形・大きさ・色・素材などが複数持ち合わせることの区別となり、同時に複数持つことで、そのワードローブが豊かなものになっていって楽しいですね。
今回は、この複数のバッグの区別の中の1つになる「素材」に着目しまして、シーンと絡み合わせた出番を考えてみたいと思います。
本革レザーバッグ、フェイクレザーバッグ、布バッグがそれぞれ相応しいシーン
1:本革レザー
2:フェイクレザー
3:布
だいたい、どのバッグを選んでも、上の1-3のどれかに素材が当てはまるかと思います。
まず、1:本革レザーは、鞄(かばん)本来の素材です。
鞄(かばん)という漢字の中に革(かわ)という字が入り、革で包むものこそがかばんと呼ぶアイテムであるというのが実は鞄の定義です。
それほど、王道であり歴史があるトラディショナルな素材が「本革」なのです。
2:フェイクレザーは、高価なレザーに似た風合いを出しながら、低価格でお手軽に持つことができる後発的な加工品です。
あるメーカー様においては、フェイクレザーにも名前がついて、その生地がブランド化するほどフェイクレザーも存在感が出てくるようになりました。
3:布は、本来の鞄(かばん)という定義からは外れて袋物のイメージですが素材や柄が豊富です。
では、次に、バッグが使われるシーンを挙げてみます。
・ビジネスシーン
・通勤シーン
・フォーマルシーン
・レジャーシーン
・トラベルシーン
などがあります。
ビジネスシーンと通勤シーンは、もしかして同じバッグを使うことも多いかもしれません。
さて、上に挙げたシーンにおいて、多くの方が実際に多くであるシーンの1つビジネスシーンをピックアップして、相応しい素材を考えてみます。
会社で使用のビジネス用具である印鑑、通帳、債券、書類などは、落としたり、紛失したりできない大切なアイテム。
そんなビジネスにおける大切なアイテムを守る働きという点で、素材は重要になってきます。
上に挙げたビジネス用具は、ちゃんと収納する機能であるポケットなどが充実していれば1-3のどの素材でも良さそうですが。。。
ただ、予期せぬ状況というものが起きます。
雨が降るという状況です。
このとんだハプニングともなることがある雨降りは、ビジネスシーンでは特に緊張感が高まります。
書類など大切なアイテムが濡れて台無しになってしまう懸念。
そんな懸念の払拭から、ビジネスシーンにおいては特に3:布が外れます。
もっと突き詰めると、実際の雨というのは1:本革レザーも厳しいですがアウトです。
本革も実は、しみこみが表面からは元素材としてはあります。
その後のバッグ製作の加工などで目を詰まったものにしていき解消はされているようですが。。。
そもそも雨が当たることのダメージが天然皮革を損ねますので、まず雨の日に持たない選択になるという心理的な考え方も強くなります。
そうしますと2:フェイクレザーが雨には一番良いのではないかということになります。
この3つの中では、防水相当のパワーとしては、はダントツ2:フェイクレザーで良いでしょう。
ですが、完璧な防水というものは存在はしないと言われています。
合皮でも大雨であればファスナー間の隙間や縫い目から雨が入ったりすることも実際にあります。
そして、もう1つ、防水級のイメージのビニールコーティングという布の部類の素材があります。
こちらも防水寄りではありますが、強い雨であると、ファスナーのわずかな隙間から、または底の縫い目のわずかなすき間から雨が浸み込みんだ経験を実際に体験しています。
よって、ビニコと言えども雨に対して完璧ではないのです。
よって、消去法といった方法で、なんとか一番安心できる素材としてビジネスにおいては、合皮はよく使われるのではないかと思います。
ビジネスシーンだけでなく、雨の降る場面は、実は、どのシーンでも共通に起こりうる場面となりますので、雨対策がなされた素材の出番がいかに豊富であるかということですね。
本革レザー、フェイクレザー、布それぞれのメリット・デメリット

まず、結論から最初にお伝えしてしまいますと、1-3の素材の中では1つも、完璧璧な素材というのは無いです。
それぞれ、メリット(^-^)とデメリット(+_+)があって、使い手がシーンに応じて使い分けをするしかないのが現状です。
では、3種の素材のそれぞれで、一番の突出したメリットを考えてみることで締めくくりたいと思います。
1:本革レザーの一番のメリットは、やはり、高級感があるということでしょう。
ただ、お手入れ、保管具合で、高級感の持続性というものは変わってくるので、高級感というのも経年により期限付きとなってしまいます。
いかに世話をきちんとするかということで高級感が持続されるわけですので、覚悟を持って高額である本革レザーを持ち合わせることでメリットである高級感を維持できるでしょう。
2:フェイクレザーの一番のメリットは、上述の雨の日の強さですね。
クリップには載せていませんでしたが、それほど気にすることが無い持ち方ができるという点もメリットなのです。
雨の日に繋がることでもあるので、雨の日の防水級のメリットということの心理面に含まれると思っていますが、雨であっても気にしなくてよいですよね。
濡れにくいし、表面が雨でどうにかなろうとも、もともとが永続的な素材でないことが分かっている上での納得みたいなものがあり、気軽に使えるというものです。
会社などで使用のものは、自分自身の大切なコレクションアイテムとは違うものです。
よって、傷んでいくことに対する気持ちの下がりなどはあまり起こりません。
そんなものなんだという最初からの覚悟と言いますか、傷みに対して割り切れるものがあるのでしょう。
3:布は、劣化が起こらない素材ですので、ある意味永久的です。
意外とバッグは消耗品であることを実感することも多いです。
何と比べるかによって強味とも弱みともなる場合がありますが、強みとしてはずっとお気に入りの素材を持ち続けることができるという大きなメリットを持っています。
これが、私が製作しています布製のハンドメイドバッグの伸ばしたいメリットの部分でもあります。
あとがき
バッグというのはこれ1つで完璧に希望を満たすものがなかなか難しいのが現状です。
それぞれの素材のメリットを生かし、デメリットを補うような工夫を、製造者ユーザー共に工夫することが大切です。
バッグの製造者は、よりデメリットを補う工夫を凝らし、バッグのユーザーは、よりうまく使い分ける、このようなタッグを組むことがバッグが製造者からユーザーへ移行した後の成功を生むと言えましょう。
