まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ミニマム志向な現在、かつては、あれもこれもと複数のアイテムを持っていることで充実感を感じていた女性達も、いよいよ余計な物を持たない志向へと変化しているようです。
その流れに私も賛成ですし、持ち続けることのストレスを緩和し、自身で渾身のアイテムを選びすぐって少しだけを充実した使い方をしていくというご提案をしたいと思います。
洋服、靴、バッグは1つの洋服コーデを作って行く枝葉みたいなもの。
よって、洋服をミニマムにすることに関連して、バッグも少しだけ持つという流れにはなります。
ただ、その少しだけというのが意外と難しい。
たくさん持つ時にはあまり考えなくてもよかった、「なぜそれを選ぶのか」ということが出てくると思うのです。
今回は、その「なぜ」の答えを探しながら、3点だけにバッグをしぼってみたいと思います。
それぞれ1点1点が存在感があり、あるべきアイテムであるような選び方をベースにしたいと思います。
1)無地バッグ

無地のバッグは、万能です。
柄物のワンピースなど上下の柄物セットアップなどの時に、それほど神経を使うことなく合わせられますね。
私からは、1点黒のヴィンテージバッグをご紹介したいと思います。

バッグのサイズは、やや大き目の37cmx33/43cmです。
同じものを持っている人、一度だけ地下鉄の中から乗ろうとしている人の中で見かけたことがありますが、数は豊富ではないレアなお品です。
知る人しか知らないこのデザインがヴィンテージ好きな私の琴線に触れた1996年くらいのこと。
まだネット通販が確立されていないような時期に、雑誌を見て電話での注文となりました。
その時は新品でしたが、あれから25年以上の現在、内貼りの合皮劣化を2015年くらいにリフォームしての継続です。
もうこれ以上は劣化する部分は無いので、今後はかなり永続的に使用できると思います。
2)柄のナイロンバッグ

柄のバッグは合わせずらいと思うこともあるでしょう。
確かに、柄x柄となるとおしゃれっぽくない、チグハグで無頓着な感じだからと、躊躇してしまいがちです。
柄のバッグをいかにうまく活かしていくかを、考えてみます。

これ、かなり、柄がにぎやかなプラダのナイロントートのファスナー付きです。
ショルダーも付いています。
地が、赤色で、ピンクのような雰囲気も持ち合わせたトーンの赤。
そこへ、青やオリーブグリーン色の幾何柄が配列。
持ち手と、ショルダーが紺色で、全体にマルチカラーになっています。
これを買ったきっかけは、まず、バッグ自体の華やかさと個性的な柄に惹きつけられたからです。
さらには、普段から、紺/ネイビーの洋服を着た時に合わせるバッグがなかなかなくて、困っていた時でした。
紺のコーデに合わせるバッグが結構難しいなあと感じていて、黒ではないなあと思っていて、紫ではカラーがレアでなかなか見つからずで、そんな悩みをこのバッグが解消してくれました。
その後決まって紺コーデにはこれを持つようになりました。
こういうマルチカラーであったことも、素朴になりがちな紺コーデには合わせやすくなっています。
と、これまでのお話は、無地のお洋服が前提のようでしたが、柄ものにこの幾何柄バッグが合わせられなかというと柄同士でも合う場合もあると思っています。
例えば、この幾何柄を花柄寄りに解釈して花柄に合わせてみるのです。
ただ、お花の種類を良く考えなくてはならないと思います。
同じような大きさの柄同士は、喧嘩したり、チグハグだったりする印象が否めません。
小花柄であれば、無彩色な、黒x白もしくは、紺x白などのカラーレスな柄の場合だと問題なく洋服とバッグが柄同士でもいけるんじゃないかと思います。
かなり、究極ですが、どうしてもストライプやボーダーと合わせる場合は、なるべく線の細いインパクトの薄いストライプやボーダーのものに。
さらに、このバッグの中に出てくる色の、赤、青、グリーン、紺のどれかの色ベースのものだったら、という条件付きで、合わせて持ってもよいかもしれません。
そうなると、細かいギンガムチェックのシャツなども合っていくと思います。
こうした案が浮かぶのも、このブランド様考案の幾何的な柄のおかげです。
花柄の雰囲気もあるこのバッグの柄が、四角やストライプなどの幾何寄りな柄ともマッチし、一方で、花柄でもボタニカルではない配列の良い機械的な並びをしている小花柄などであればマッチするという柔軟性のある柄なのです。
3)無地と柄の中間のジャガード柄のバッグ

確かに、柄物のバッグは、難易度はありますね。
そこで、適度な華やかさも持ち合わせながらコーデにもそれほど困らないジャガードもお勧めしたいと思います。

パッと見ると黒無地のように見えますが、FENDIのF柄の細かいジャガード柄が入ったナイロン製のバッグです。
やや小さめの30cmx26cmです。
これ結構使いやすいです。チェックにだって、ストライプにだって、幾何柄にだって、花柄だって、これは、それほど困らず、簡単に合わせてしまえます。
このロゴがぼやけてはっきりしていない点がポイントです。
そうすると、同色のジャガードというのは、その目立たなさがかえってバランスが良いと言えます。
こうして見てみるとジャガードは、無地と柄の間のような存在とも解釈できます。
今回は3選でしたが、1つだけ選ぶという条件だったとしてもジャガードは無地と良い勝負となると思います(^-^)。
あとがき
多くを持ちすぎることで悩みやストレスも生まれるものです。
こうして、選ぶ時点で少し時間をかけてじっくり選んだお品は、長持ちさせていく心意気のようなものも生まれます。
じっくり選んだお品を可愛がって、末永く持ち続けることを一度やってみて下さいませ(^-^)。
こういった渾身の選択する場面というのは、自分を良く知っているということも大切だと思います。
もしかしたら、お洋服コーデ、バッグ選びなどにおいても、自分探しをすることを自然としているのかもしれませんね(^-^)。
