ヴィンテージジュエリーらしい18金ゴールド台4大宝石付き花束ペンダントトップをどうまとめていくかの考案【479】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

世界四大宝石という言葉がありますが、4つの主役級の天然石をまとめてそう呼びます。

ダイヤモンド、エメラルド、ルビー、サファイアです。

透明=白、グリーン、赤、青のカラーの組み合わせの宝石が多いのは、この四大宝石を意識して、アイテムの中にお品と共に、その価値も入れ込んでいるというものです。

世界的に認められた王道の4宝石はその色がどれも原色カラー(ダイヤモンド以外)。

宝石としてのデザインの中にすべて入るということが1つの価値になります。

今回は、小ぶりながら、この4つが全部使われて入っているペンダントトップをご紹介したいと思います。

花束モチーフがヴィンテージ感ありながらづる草過ぎないバランスがあるのはなぜか

台がK18YGの花束デザインペンダントトップ。左から、ダイヤモンド、エメラルド、ルビー、サファイアが配列。

よく、花かごのモチーフもヴィンテージ物で見かけますが、実際に着用するとなると田舎っぽくなりがちです。

かごが広がり過ぎていたり、ブローチとの兼用のデザインだったり。。

この花束デザインの良さは、すっきりとシェイプされた、更に他のブレスレットやリングも一緒に組み合わせ易いサイズ感であること。

エメラルドだけを葉っぱのように見せて、マーキスカットにしている石のカットのバラエティーさにもセンスを感じます。

ブレスレットやりリングはどんなデザインを合わせるのか

最終的にこの花束ペンダントトップは「本物志向のレンタルジュエリー」には不採用でした。

とは言え、せっかく写真がありますので、ブレスやリングを考えてみたいと思います。

まず最初にこのペンダントトップを選んで現在単独の時点でこれを軸に考えます。

K18YG台がはっきりと分かりやすい花束の包み部分。

よって18金イエローゴールド台で統一します。

ブレスレットは、エメラルドのマーキスカットや花束の包みのとんがりを意識した形の一連チェーンタイプなどどうでしょう。

特に主張のあるモチーフは控えます。

すでに花束が特徴あるモチーフなので引き立て役に回るのがブレス。

そしてリングは、こんなのどうでしょう↓。

三角モチーフがダブルリングになったもの。花束のとんがりとなんとなくラインが合うかなと。
一緒に付けるイメージ。

別の案は、トップの花束のリボンにご注目。

そのリボンにフォルムが類似のリボンモチーフのリングも浮かびました。

できるだけ花束のリボンに忠実にそっくりなフォルムで。。

どの道、三角のダブルリングとかリボンリングは一癖ありますから、複数への出番も難しいのでこういった時に1つでも合えば大喜びなのです。

あとがき

ジュエリーも、そのアイテム1つだけが素敵でも一緒に組み合わせる別のジュエリーとの相性で素敵に映るのかどうかが結局は目指すところになります。

そうしますと、やはり何時も全体を想像しながら1つの物を見ると良いです。

後に出番があまりないともったいないですので、いくつも出番がありそうなイメージができるアイテムの方がとりあえずはコスパを見込めます。

ただ、またとない逸品も持ちたい時があります。

特徴あるデザインであってもそのお品そのものが心から気に入れば思い切って入手してしまう。

その際は、1つずつだけで良いので他の一緒に付けるブレスやリングを渾身のたった1つの組み合わせとして真剣に選んで一緒に持っておくと難しいデザインが難しくなくなる時があるのかと(^-^)。

パステルカラーワンピに合わせるなら、ギンガムチェックやストライプも大丈夫、フラワー三角連結のグロッシュラーライトガーネットのペンダントトップ【478】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ガーネットという天然石がありますが、赤が結構よく知られていて、ルビーとはまた違ったもっとダークな赤色です。

このガーネットの色別の展開の中にグリーン色の鮮やかな色も存在しています。

今までトルマリンやエメラルドしか目にしたことがなかったので、グリーンのガーネットが新鮮♪。

その名は「グロッシュラーライトガーネット」です。

「グロッシュラーライトガーネット」は、覚えにくい名前ですが、つまりは、「グリーンガーネット」の事を指します。

グリーンの色鮮やかさがとても明るい気持ちにさせてくれます。

このたびは、「グロッシュラーライトガーネット」とその濃淡で飾られたペリドットのコンビのフラワーペンダントトップのご紹介になります。

偏ったグリーンの濃淡がかえって迷うお洋服アイテムをしぼりやすい

台はK18WG。濃いグリーンはグロッシュラーライトガーネット、黄緑はペリドット、透明はダイヤモンド。

この「グロッシュラーライトガーネット」の中にも細かい種類があり黄緑色もあります。

「デマントイド」という黄緑色の石が存在するのですが、今回の場合のペンダントトップの情報ではこの左下の小花は「ペリドット」。

色の濃淡で黄緑も登場しいるところに、デザインや配色のセンスを感じます。

こんな風にグリーン寄りの偏ったマルチカラー(ダイヤモンドの透明も白として入れると3色でマルチカラーです)も時には良いもの。

いくつかの宝石を持つ時に、偏った色味のものは、付け回しというよりはピンポイントでこのお洋服へという付け方ができます。

では、どんなお洋服が相応しいのかを考えてみました。

例えばなのですが、ギンガムチェックの黄緑色のワンピースに、このペンダントトップをチェーンと共に付けたらどうなるかな。

パステルカラーの優しさを、このはっきりとしたガーネットでしめるという役割が担えそうです。

お洋服も全体コーデなので、全体としてパステルカラーをうまく生かすには、差し色的な強い色をところどころ入れてあげるのが手です。

その他は、ピンク系などのお花柄のワンピースの葉っぱの部分とリンクしてこれを付けてあげることもトライしてみると合いやすいです。

使いやすい色とアイテムだと思いますが、その後の検討で「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップには並びませんでした。

しかし、フラワージュエリーとしては特徴ある素敵なアイテムだと思いますのでこうしてご紹介致しました。

あとがき

お花モチーフすごくかわいいです。

このペンダントトップはサイズが小ぶりで、フラワーが三角形に並んでもちょっと小さかったので採用は致しませんでした。

フラワーはどの道クセのあるモチーフなので、いろんな種類それぞれの違いをカラー別、細かいフォルム別に味わいながら複数を見ていきたいと思います。

フラワーだとストライプに合わないのかというと、ストライプシャツの種類をきちんと選べば行けると思います。

ある分野の柄でも限定的に合うものがあるという視野を持って一度最も合う装いをあれこれイメージしてみて下さいませ。

そして、どうぞ、宝石を見る時にお洋服との組み合わせでどうコーデが完成するのかをイメージされることを常にしてみて下さいませ(^-^)。

良い意味のクセと豪華さ、透かしとブーケコンビの色が目立たないリングをどんなペンダントと組み合わせるのかの1つの解答【477】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

フラワーモチーフのジュエリーを多数ラインナップの、「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

事業者である私がこれらを身に付けることはなく、すべてはお客様がご利用いただくジュエリーの数々となります。

事業の発展のための追加とお品物の見直しの入れ替えの際には新しくジュエリーを探します。

その時に出会ったジュエリーを1アイテムご紹介するという投稿の1つがこのたびの記事になります。

今回は、18金イエローゴールド台のダイヤモンドフラワーリングになります。

フラワーリングとしては個性的なデザインだと思います。

どこがそんなに個性的なのかは、少々深い部分がありまして、どうぞ興味を持ってご覧くださいませ。

ダイヤモンドが真ん中のフラワーリングのイメージと反転、花びらがダイヤモンドだらけのリング

これまでお花モチーフのリングをいろいろ見て集めてまいりました。

それらは、すべてレンタルジュリー用のアイテムです。

小花モチーフのデザインに多いのは、花びらはカラーストーンで、真ん中がダイヤモンドという作り。

この作りがカラーが引き立ち、強調されます。

今回出会ったのは、その反転みたいな、花びらがダイヤモンドの透明色で、真ん中にちょんとカラフルなサファイアが色とりどりなあっさりとしたブーケリングです。

よくあるタイプのフラワーとは反転であるところが強い個性です。

K18YG台の小花ブーケリング。花びらが透明なダイヤモンドで、真ん中がサファイアのカラーの石という配置。
透かしみたいに隙間のあるデザインというのも面白いです。色味はあっさりとしています。

縦の幅が、2cmほどありますのでブーケが豪華に広がっています。

それでも主張が強くないのは、この反転なカラーストーンの使い方のせい。

ダイヤモンドを花びらにし、真ん中にサファイアのカラーストーンを配置のブーケリングは今まで見てきたフラワーブーケのマルチカラーリングでは珍しいのではないかなと。

ごつく無くてスタイリッシュに映るバランスがあります。
3点セット:結局このリング実はとても合わせることが難しく、こうしてすべてが柄物で実現できたことに感謝。

リングのブーケフラワーを「和テイスト」で解釈してプラチナも混じった彫りが美しい小判型「超和テイスト」のペンダントと合わせました。

リングのお花の尖り具合、ペンダントのお花の花びらや葉っぱのとがり具合との相性の良い葉っぱみたいなモチーフのブレスが腑に落ちました。

いろんな組み合わせを試行錯誤した結果行き着いた3点の組み合わせでした。

あとがき

組み合わせるペンダントに関しては、別のこんな考え方もあります。

透明部分が多くてぼやけたリングに引き締めのアクセントを入れるための効果があるカラーストーン1粒のペンダントを合わせること。

本来こちらの方がアイデアとしては思いつきやすいのです。

ただ、ジュエリーも全く同じものが複数あることは稀。

たまたま、和彫りの小判型ペンダントとの相性が感じられこのたびの組み合わせこそ、「これだ」と強く思ったものです。

予想外に出来上がった偶然の産物なる組み合わせは、とても有難いと喜んでおります。

さてこの喜びの行き着く先ですが。。同じ感動を共有してもらうお客様以外にございません(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

類似品それぞれが違ったテイスト、たくさんのフラワージュエリーを集めたくなるきっかけのバイカラー連結フラワーペンダント【476】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

サファイアという天然石が有名ですが、多種のカラーのサファイアがあることをご存知でしょうか。

サファイアはブルー色だけではなく、オレンジやピンクもあるのです。

その理由が、元はコランダムという鉱物の透明なストーンに、その後他の物質が混ざりカラーが生まれてくることで、最終的にはいろんなカラーの天然石として完成されていきます。

ここまで生物の進化みたいなことが「自然の中で起こること」というところにロマンを感じます。

さて、このたび、マルチカラーで存在するサファイアの中にある2色が組み合わされたお花のペンダントトップがなかなかの存在感ある大きめなので華やかで素敵だと入手致しました。

こちらは当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップに並びます。

暖色系と寒色系を組み合わせたようなオレンジとピンクの配色が個性的

色と色の組み合わせに、「あり/なし」は言い切れないところがあります。

よく考えると、暖色系、寒色系とグループが違うような2色がバイカラーになっていまして、それが逆に斬新です。

K18WG台のオレンジのサファイア/ピンクのサファイアの連結フラワーペンダントトップ。お花は直径12mm。

下のピンクはどちらかというと寒色系、上の暖色系のオレンジと並んで赤み寄りになっています。

細かい印象を実直に述べれば、上のオレンジ色に対しては、サーモンピンクのようなカラーを組み合わせることを思いつくのですが、同じサファイアであることを主軸に寒色系のピンクを合わせているところに奇抜さが出ています。

お洋服だと上下でこの組み合わせは違和感を強く感じますが、ジュエリーだと許容できてしまうところが不思議。

こうして違うカメラではよりオレンジに映ります。チェーンはK18WGの50cm。
3点セットコーデ:オレンジをペンダントだけにしたところが工夫点。ブレスやリングのストーンはすべてピンク。

あとがき

この度のようなフラワーモチーフのジュエリーは豊富です。

ただ、2色以上のこうした連結タイプなどは、今まで全く同じをあまり見たことが無く、どれもそれぞれの良さがあります。

そうしますと、フラワーモチーフだけでどんどんいろんなテイストが生まれ楽しくなります。

当レンタルジュエリーでもフラワーを多数ラインナップ致しました。

とはいえ、フラワーモチーフもリボンとかハートと同じようにひとくせあるモチーフなのです。

3つにまとめてセットにすることはとことんやりがいを感じるほどの難しさです。

こうした難しい役割を担うことがレンタルジュエリーにおいて私の仕事の1つ。

難しいクセのあるモチーフこそ実は魅力的だとも言えます。

よって、それをうまく活かせるよう良い組み合わせをたくさんご提案していきたいと思いますし、考案しながら学ばせていただいているのです(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

数多いリボンモチーフの中ではダントツ、動きの無い整然としたフォルムがしとやかさを感じるフォーマル向きなブラウンダイヤペンダント【475】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

リボンモチーフのペンダントトップは本当に多いです。

このリボンモチーフというのは、実はクセのあるデザインだと言えます。

よって他のジュエリーアイテムと組み合わせる時の困難があります。

リボン自体が独特のデザインであるところに、組み合わせにおいてもなかなか相手が見つけにくい。

そこで、ご提案させていただきたいのが、リボンモチーフが意外と「四角いアイテム」と合うということ。

丸よりも四角い感じと合うことが多いです。

リボン同士はの同時付けは全く同じ以外かえって難しく、別のデザインのリボン同士だと、2つのクセが混在しかっこよくありませんのでお勧めできません。

それよりも、主役であるリボンを中心に回りの他のジュエリーをリボンになじむようなフォルムで飾るところが全体としてまとまったすっきり感ある「粋:いき」になると考えております。

リボンモチーフが四角フォルムと相性が良いのは結び目の四角がリンクするから

ブラウンダイヤがテーパードカットでデザインされた整った形のリボン型ペンダントトップ。

ブローチっぽさがありますが、これがペンダントトップであるところが意外性があります。

横が3cmある結構なサイズ感。

リボンの真ん中の四角い部分はどのリボンにも共通する「結び目」。

これが四角との相性を作る唯一の部分だと思っています。

とにかく、今までいろんなジュエリーを見たり集めたりしているうちに、リボンモチーフにも多々出会うことがありまして、その時の組み合わせに悩みながら出した答えの1つです。

このダイヤモンドのカットがより四角っぽい形であることも、一層四角にリンクする部分が増えています。

チェーンはこのリボンの整然さを活かし、50-60cmがしとやかでお勧め。四角さと足並み揃うベネチアンで。
ブレスもボックスチェーンを採用。リングはほぼペンダントに同じブラウンダイヤのバケットカットボーダー。

今回は、ペンダントがリボンモチーフで、これを主役としてブレスやリングを合わせていきましたが、例えば、リボンがリングのモチーフになっている場合も同じように考えます。

リングを主役にして、ペンダントは普遍的な四角いフォルムでなじませるとリングのリボンが際立ち全体もすっきりとします。

とにかく、クセのあるモチーフを主役にしていく考え方が組み合わせを成功させるコツだと考えます。

あとがき

いろいろリボン型を見た中では、特に四角いモチーフと合わせやすいのがこの度の整った形のリボン。

しかし、アシンメトリーに片方のリボンが長く左右対象でなくても、真ん中の結び目のおかげで四角と合わせやすいのがリボンです。

じゃあ四角以外で何か合わないのか。。

これは一度考えてみていただきたいのですが、新たなデザインが生まれてしまって結局単純な形の中から探すことになるのです。

そうして四角が合うと行き着いています。

あくまでも1個人の考え方ですが(^_^;)。

書き手:ピクチャレスク

主張し過ぎない「しとやかさ」はサファイアとダイヤモンド半々デザインのおかげ、ネイビーカラーのお洋服にリンクするネックレスとなる【474】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

サファイアの青色は決して派手ではないのですが、高貴な感じがしますね。

サファイアには、トルマリンと同じように色の展開が豊富です。

その理由は、サファイアというネーミングを付けるルールにあります。

オレンジサファイア、イエローサファイア、ピンクサファイア。。

元は「コランダム」と呼ばれる透明の鉱物。

ここへ、その後の成分の混ざりで枝分かれするようにいろんなカラーのストーンが出来上がっていくのです。

その際に、元のコランダムから、赤になった方が「ルビー」、赤以外の色に関しては総称で「サファイア」と呼ぶことを定義づけられています。

よって、もしそう決められなかったら、いろんなストーンの名前が生まれていたかもしれません。

しかし、元の鉱物を軸にした考え方から他のストーンと同じように足並みをそろえた結果ということ。

これがサファイアがマルチカラーで多く拝見する理由です。

このたびは、典型的なネイビーカラーのサファイアが使われているネックスをご紹介したいと思います。

地金の色の効果

石の色が紺(サファイア)と透明(ダイヤモンド)の2色半々、台がイエローゴールドのショートネックレスのご紹介です。

ストーンのカットがマーキスカットと呼ばれる種みたいな尖った形も特徴。

ややクールに装えるジュエリーです。

K18YG台サファイア/ダイヤモンドネックレス:フルエタニティーな点が豪華。もっと近づいてみます。↓
サファイアとダイヤモンドが共にマーキスカットでとてもスタイリッシュです。幅は6cm程の控えめなもの。

この黄色い色のイエローゴールド(YG)が間に入る効果は大きいです。

サファイアの青は、使われる地金の台がK18YG、K18WG、PT850/900どれも平均的であるようですが、イエローゴールドが入ることで3色の色になってより華やかになっていると映ります。

個人的には、サファイアのダークな紺色に対してイエローゴールドが華やかさへの一歩を勧めてくれるような良きバランスをとってくれると思います。

3セットの組み合わせ:マーキスカットの種のようなモチーフがどのアイテムにも入ります。

あとがき

台のあるネックレスはダイヤモンドだけの場合もありますが、コーデの幅が広過ぎてオールマイティーです。

ただ、何でも合うとなるとかえって迷いも出てきますので、このたびのサファイアが入ることで合わせるお洋服のカラーが絞られて、その縛りがかえってお洋服の色を選びやすくしてくれるかもしれません。

ネイビーのサファイアとばっちりリンクする紺色のドレスやワンピースはやはり一番だと思います。

パープルやブルーの青味系統で選んでも良いのですが、コーデがすっきりと垢抜ける、つまり「粋:いき」になることを考えると新たな色をこれ以上使わない紺色1色のワンピースは最もお勧めしたいお洋服です。

とはいえ、黒コーデに合わないかというとこれもミステリアスで素敵になると思うのです。

白コーデにも合うと思います。

バイカラーになってはいますが、合うお洋服が無くて困るということはないと思いますので、使えるネックレスになってくれると思っています。

カラーストーン入りのジュエリーを選ぶ際には、使い道を想像して、お手持ちのワードローブに既にあるお洋服に1つでも合うアイテムを見つけると必ず出番が見込まれます。

常に、そのアイテムだけを見るのではなく、「想像/イメ―ジ」によってそのアイテムが存在する全体コーデを考えることが購入後のコスパが高まる秘訣だと思います(^-^)。

ピンクトルマリンに更なる優しさが生まれるフラワーステーションブレスを見ながらダイヤモンドの効果的な使われ方を愛でる【473】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」というレンタル事業をさせていただいております。

このたびは、文句なしに整った可愛さのあるフラワーブレスレットのご紹介です。

ピンクのストーンは豊富で、ピンクサファイア、ピンクトルマリン、クンツァイト、モルガナイトがどれも誕生石にラインナップされていてその名が知れているストーンです。

以前に、ルビーやサファイアがぎっしり集結した宝石をお写真で拝見したことがありましたが、単色の密集はパンチはありますが、濃度が濃すぎると言いますか、何か腑に落ちなかった記憶があります。

まるで赤い薔薇を程よくマイルドに調和させてくれるカスミソウのように、宝石もダイヤモンドの小さな粒がその役割を担ってくれることがあります。

ダイヤモンドを間に挟むことでうんと宝石が優しく美しくなるのです。

その効果が大変分かりやすく現れているようなこのたびのブレスレットです。

パヴェダイヤモンドの効果のすごさ

ダイヤモンドのデザインの使われ方の効果という見方をしてみます。

その見方から、このたびのブレスはとても効果を発揮していると思います。

ピンクトルマリンxダイヤのテニスブレス。K18WG台。

もし、ピンクトルマリンが、ぎっしりと並んでいたら。。

確かにピンクの色が濃く映りはっきりとはしますが、この方がダイヤモンドとのバイカラーによってマイルドになっています。

お花でいう薔薇の周りにあるカスミソウのようなダイヤモンドの役割を感じます。

ぼやけて目に映る交じり合った感じが主張が強くなくて好感。

ダイヤモンドが主役ももちろんありますが、こうした他の石の脇役のような役割もあるのだという新しい発見でした。

随分と質の高い脇役ですが(^_^;)。。

ピンクトルマリン自体がミステリアスなピンクであることも相まって良い雰囲気を出しているよう。
3点セット:こんな風にフラワーモチーフをリンクさせた3点。リングの真ん中は同じ六つ花の花柄です。

ペンダントトップの連結フラワーの上のピンクのストーンは、「モルガナイト」です。

「モルガナイト」はサーモンピンクのような色合いです。

やさしくて可愛いですね。

その下の濃グリーンのフラワーは、「グリーンダイオプサイト」。

宝石に使われるには、ややレアストーンです。

あとがき

お花もいろんな形がありますが、ピンクストーンとまあるい感じの小花のデザインがよく合っていると感じました。

フラワーモチーフは、ストーンの粒を並べて形作る特徴あるモチーフとしてはシンプルな方なのだと思います。

よってこの六つ花はベーシックであり、とてもたくさん見つかるかと思います。

多くあるからこそいろいろ見てしまい、どれもそれぞれの良さがありはまってしまいます。

ここまでドはまりしながらも、実は、私が付けることはありません。

レンタル事業用のお客様用なのです(^-^)。

よくあるデザインの中での差別化、ずっしり重みがある2ctダイヤモンドのサークル型ペンダントトップ【472】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ただ自分用にジュエリーを集めていただけの時代の2017年くらいまではダイヤモンドは色の無いストーンであると敬遠していた過去。

しかし、レンタルジュエリー開始の2020年夏以降、実際にお客様がレンタルをしてくださった中でのフィードバックから、ダイヤモンドが不動の人気のストーンであることを実感します。

どのみちもう、自分の装いの為にジュエリーを集めていくことはありません。

レンタルをご利用いただくお客様に受け入れられ喜ばれるストーンを選ぶとなるとダイヤモンドにも本気で目を向けていくことにしました。

今まであまり目を向けていなかった分知識薄な者がだんだんダイヤモンドの知識を徐々に増やしていきます。

1ctというのは基本的な定番のような石の分量です。

分量と書いてしまいましたが、正確には重さとなります。

1ct=0.2gがダイヤモンドの質量。

たくさんの粒が集まったものは全体でct数が表される

1粒物のダイヤモンドはあまり華やかさを感じないことと、個性を感じないことから今後もレンタル品に取り入れることは難しいと考えます。

それよりも、「メレダイヤ」とか「パヴェダイヤ」という小粒がぎっしりと敷き詰められてデザインされたタイプに目を向けています。

これらが集まった全体がカラット数で表されます。

1粒で1カラットなくても、集まって装飾をなした状態での1カラットの方が断然華やかです。

直径が1.5cmのサークル型ペンダントトップ。全体で2ctのものです。台はPT900。

同じパヴェタイプの1ctとの違いは、輝きの強度が増すことです。

誰が見ても目に映る主張のある2ct。

平凡なよくあるデザインだからこそ別のそういった箇所で差別化を付けるという工夫。

これが1ctであれば、違うデザインを選んでいたであろう2ctならではの収集の意味を込めます。

装いの幅が広がるデザインの普遍さ、水玉ワンピースにもグッド

上述の通り、この品物は丸いモチーフですので、フォルムに本来はクセがあります。

ただ、普遍的であること、ダイヤモンドのストーンが乗ることでそのラウンドラインを緩和します。

丸い柄である水玉ワンピースなどには相性が良いかと思います。

同じプラチナ同士で歩調を合わせ、PT850製のコイルチェーン60cmに通しました。
ボタニカルな3セット:ペンダントトップの柔軟さを活かし、ブレスとリングでボタニカルに寄せます。

このセットだけ眺めていても、自然の草原をイメージしてしまいそう。。

無地のお洋服にもその足りなさをこれらで補う役割が出来ればとその活躍ぶりを期待します。

あとがき

ダイヤモンドは、台をPT900と組み合わせることの方が18金よりも多いようです。

そして歴史もあり、決まって「しきたり」的にダイヤモンドに対してはプラチナ台を使うのだという考え方を貫いたお品が多いのです。

手で持ち上げた時のずっしりとした重みは、台の丈夫さと2ct分のダイヤモンドストーンの集まりのせい。

こうしてダイヤモンドを見る中で、昔は、K18YGの地金一辺倒であった事業者本人の好みも変化し、PT850チェーンの素敵さに目を向けるようになりました。

そういった意味でダイヤモンドがいろんな地金も平等に見ていくきっかけをくれました。

こんなアウトプットもお客様に今後お伝えしていきたいです(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

ペリドットが集まった尖った木の実のような抽象モチーフのペンダントトップの使い道の豊富さ【471】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

ここから約50投稿に渡り、この<ジュエリー>カテゴリーで、新しく出会ったアイテムをこのようにご紹介していくことをしてまいります。

自分のコレクションではなく、お客様のレンタル用の品物になります。

ご紹介の投稿をする中で、選んだ理由やエピソードなどをめいっぱいお伝えしたいと思います。

18金やプラチナ台の高級ジュエリーですので、美しいきらめきがお写真でもある程度伝わるかもしれません。

装いのヒントになったり、意外と気軽に身に付けられる日常の装いの小物にもなるのだという気さくさを合わせてお伝えできればと思います。

近寄りがた過ぎる超ハイジュエリーではなかなか出せない「抜け感」も当店のラインナップで身近な使えるアイテムを目指します。

どんな印象に感じられるかを思い浮かべながら楽しんでいってくださいませ(^-^)。

抽象的なデザインの万能さ

ペリドットのペンダントトップ。台はK18YGです。松ぼっくりのミニチュアみたいなフォルム。

裏面の台の形から見ると、しずく型のようなフォルムです。

このように18金の台に乗った天然石のカットデザインの影響もあり、ベースの台のイメージからはもっと膨らんで表現されています。

はっきりした丸型とか四角型では「クセ」も強くなり、これに合う、これにはちょっと合わないなどの不釣り合いが顕著。

それに比べると、こうした抽象的な形は比較的どんな柄のお洋服にでも、どんな分野のお洋服にでも違和感はありません。

そもそもペリドットの黄緑色がK18YGの台によく似合います。

形式的な言い方では、黄色とグリーンが類似色にあるからすっきりと安定して目に映るのですね。

あとは、アイデアとして、こうしたコンパクトなモチーフのペンダントトップを40cm程度のショート丈のチェーンで合わせがちなところを、ロングチェーンの採用で差別化をはかります。

80cmロングのチェーンに合わせたペリドットのペンダントトップ。

ギザギザした周囲に対して、角あずきのチェーンがマッチ。

3点セット:その他のジュエリーとの組み合わせを考えてみました。

ブレスレットはゴツゴツした様相のチェーン編み込みタイプのK18YG。

ペンダントトップのモチーフのゴツゴツ感とリンクします。

リングはマルチフラワー3連K18YG台。

暖色系のフラワーは黄緑のトップとカラーの相性が良いです。

地金は3点共共通に揃えてまとまりを強くします。

あとがき

ペンダント、ブレスレット、リングという3アイテムを1セットとして組み合わせを考えていくのがお仕事の役割。

こんな感じで、セット物に関しては、ジュエリー同士だけであらかじめ組み合わせを決めておきます。

単品物は、ペンダントの場合トップとチェーンのコンビだけで終了、また、ブレスやリングはそれぞれ1アイテムだけで1セットですが、それらも、他のアイテムとの組み合わせ可能なように配分よく意識的に集めていきます。

以上は、当レンタルジュエリーにおける事業者としての組み合わせのケースですが、この考え方は万人に共通で行けます。

おうちのワードローブにおかれましても、多忙の中バタバタしてジュエリーの組み合わせを考えるよりも、あらかじめ組んでおいて、お洋服にベストマッチな組み合わせをパッとセットごと選ぶという「時短」が実現できます。

もしかして、こちらで決めた組み合わせその通りがベストではないのかもしれません。

その辺りはフィードバックをいただき感じ取りながら入れ替えをしていくこともします。

もしくは、事業者の心境の変化も大切にし、入れ替えなどもあり得ます。

そうして、リフレッシュも時々はかるような見直しもしてまいります。

とにかく、使っていない時も眺めているだけでも幸せを感じるような素敵なジュエリーコーデを目指していきます(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

最初は何かの間違いかと思った、黄色いイメージのK18YGの種類の中にある白っぽい「青金:あおきん」の存在を初めて知った貴重なペンダントトップ【470】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先日も、宝石商の方と偶然お電話をする機会があり、その時の会話の中で、地金のお話が出ました。

大人気のホワイトゴールド、現在地金の中では首位のようで、プラチナを抜いた価値に価格が変動したそうです。

そのホワイトゴールドは「K18WG」と刻印されていることが多いです。

同じK18までは刻印が同じで、末尾が、YG、WGに分かれた方のWGがホワイトゴールドです。

このたび、思わずK18WGなのではないかと疑った不思議なK18YG台のペンダントトップのご紹介です。

この出会いがあったからこそK18YGの色の展開が複数あるという実態を知ることができました。

今までの浅い知識を少し掘ることができた貴重な経験です。

K18WGの正体は元はK18YGだったこと

ここ最近ありがたいことに新しい学びを得られています。

まず、K18WGの刻印のあるペンダントのカラーを写真でどうぞ↓。

K18WGの刻印のあるペンダント・・・誰が見てもK18WGとはっきりわかる色味です。銀色ですよね。

次に、K18YGの刻印のあるチェーンをどうぞ↓。

K18YG製のチェーン・・・誰が見てもK18YGとはっきりわかる色味です。 黄金色です。

じゃあK18YGの刻印があるこちらはどうでしょう↓。

K18YG(青金)の台のペンダントトップ:K18YGが正解です。一瞬18WGでは、と思ってしまう白っぽさ。

私が最初に出した答えはK18WG。

「K18WGのロジウムメッキがしていないものである」というその時の自分だけの判断でした。

実際は、「K18YGの色味が白っぽい展開のカラーのタイプ」だということが正解のよう。

いくら白っぽくても、K18WGとは全く違う黄色っぽさがあるのです。

手持ちのK18WGと比べてみても明らかに黄色っぽくはありまして、本当にK18YGだとは信じがたかったのが最初の印象です。

まず、K18という刻印は、割金25%の一般の18金と判断する「証」となります。

この色の薄さから、K18のもっと数字の低いK9(9金)、K5(5金)などとも考えがちですが、刻印のK18がその可能性を打ち消します。

色の違いを分かりやすく、3点を比べた写真をご用意しました。

YGとWGのちょうど真ん中っぽい色をしているのでとても難しかったです。

プロに聞くK18YGの豊富さ

結果的には、このお品は、間違いなくK18YGとのこと。

割金に銀が多く使われていることが原因。

そうして、このようなグリーンともベージュとも呼ぶような金色がK18の輝きを放つということです。

あくまで、金色の種類の1つなのです。

後の読書などで、いよいよ結論にたどり着きます。

この地金の正体は「青金:あおきん」。別の呼び名で「グリーンゴールド」とも。

純金の75%の残りの割金の25%の中に、20%(100%全体の比率での20%のこと)以上の大部分に「銀」を入れているイエローゴールド、青金というものがが存在していることを知りました。

別の言い方で、「青割り:あおわり」とも呼ぶようです。

どれだけチェーンのこのタイプを探してもやっと1つ見つかった程度。

装身具としてはあまり使われてこなかった地金の種類のようで、主に飾り物などに使われてきたよう。

とても貴重な学びでした。

K18には、①イエローゴールド②ホワイトゴールド③ピンクゴールド④グリーンゴールド(青金)⑤ブラウンゴールドなどと実は豊富なカラーバリエーションがあったのです。

①-③が一般的ですが、④はこのたび出会った色、⑤はピンクゴールドの更なる展開と呼べるような「銅」の存在があの色を作っているようです。

②のホワイトゴールドについての深堀:「K18WGの正体は、K18YGである」(専門家の生の会話より)

では、ここでk18WGのあの銀色についての謎解明です。

もともと銀色寄りになる割金(銀・パラジウム)を混ぜK18YGがまず完成。

そして、最後にとどめの「ロジウムメッキ」で完全な銀色へ仕上げます。

少しもイエローさを感じさせないプラチナにその勝負を挑む銀色です。

ということは、「WGの黄色い色寄りのお品」と私が行き着いた未熟者ならではの答えは、あながち完全に不正解でもないかもしれません。

また、こんな違った角度からの定義も浮かびますが、合っているのかなぁ(^_^;)。

「青金は、ロジウムメッキの無いホワイトゴールドにイコールである」と。

表面の宝石の柄をより引き立てる青金の台の効果

表面:K18YG台のダイヤモンドxオレンジサファイアの花柄ペンダントトップ。

半月型が個性的ですが、お花柄がかわいくオレンジの鮮やかな色が素敵。

ダイヤモンドがぎっしりの背景にお花柄です。

この際立つオレンジ色が合成ではないという証拠としては、この埋め込み方の手間。

「ここまで手間をかけて偽物を埋め込むのか」という理論が「天然の本物しかこんなことはしない」と導けるそう。

納得の鑑定ですね。リフォーム屋様に見てもらいました。

あとがき

ある意味興味深いお品に出会ったということです。

このような白っぽい色のK18YG台を見たことが今まで一度もありませんでした。

新品のオーダーでお願いしたチェーンがやけに黄色が薄いなあという過去の経験がありました。あれは、新品だからです。

古いお品は銅が入っている場合によく、オレンジ色になってくるぐらいの知識しかなかったので、割金が銀だけのカラーがあるということが新しい学びということになります。

そんなK18YGも存在するのです。

割金には入れる金属の決まりがないので、18金の色というのはある意味豊富でいろんな表情を作れるということ。

いろんな宝石に出会っていくと、附随する地金に関しても学ぶことは増えていきます。

今後、こうして知った新しい発見を<ジュエリー>カテでアウトプットしてまいりますので、またお立ち寄りくださいませ(^-^)。

書き手:ピクチャレスク