まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
サファイアには、色の展開がいろいろありますことをこれまでもご紹介してまいりました。
別のストーンであるトルマリンも色の展開が結構豊富な石なのです。
トルマリンのイメージは、グリーン、ピンク、黒など。
今回ご紹介しますのは、いずれでもないやや希少な黄色いトルマリンです。
グリーンにも近い、蛍光色のような「カナリートルマリン」です。
カナリートルマリンのみの使用されたリングが更にレア
「カナリートルマリン」は、言い換えれば、「イエロートルマリン」とも呼びます。
カナリアという鳥の黄色っぽさからの由来でそう呼ばれます。
これ1色のみを使ったリングは珍しいです。
ただ、これをどう合わせていくのかというのが難しいこと、面積がなかなか確保できないことから一瞬のお付き合いでした。
大粒はよほどでないと入手困難なのだと思います。
写真では、怪しいまでの蛍光色に映ってしまいますが、実際は。蛍光色といっても、もっと落ち着いたものになります。
あえて、この天然石のみだけを使ってこのリングを作られたこと、台を相性の良いK18YGの方にチョイスされたところに共感します。
カナリートルマリンがよりエキゾチックに引き立つのは台のカラーによるところも大きいかと。
あとがき
この度のカナリートルマリンに近いカラーのストーンを挙げてみます。
①クォーツ(黄緑色)、②ペリドット(黄緑色)、③ガーネット(原色グリーン)、④グリーントルマリン(ダークグリーン)、⑤グリーンダイオプサイト(ダークグリーン)、⑥シトリン(山吹色)、とこんな辺りです。
今まで実際に手にしたストーンばかりを挙げました。
多少黄色に寄ったり、グリーンに寄ったりですが、むしろこのたびのカナリートルマリンは難易度が高い色です。
お洋服で蛍光色気味のグリーンに何を合わせるかに悩むのと似ています。
それでも大ぶりなリングだったら何としてでも念を燃やしながら組み合わせを考えたかもしれません。
そこに至るにはデザインがやや普遍的だと感じました。
色が特殊だからデザインでバランスを取られているとも見えますが。。
とにかくせっかくのレアストーンをうまく解釈できなかったところにまだ未熟さがあるのかもしれません。
特に「大粒」「ビッグ」「ダイナミック」がキーワードのラインナップですのでそういった特徴が際立っていた方がレアなカラーであっても何でも易しいのです。