ここまでの「粋」なファッションアイコンはただ一人、めったに真似をしない私が真似た程の突き抜けたセンス【598】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

【589】の記事でも綴らせていただきましたが、「ケイト・モス」様のファッションがとても好きです。

このたびは、その熱い気持ちが1冊の本を手にすることになります。

「KATE MOSS STYLE:ANGELA BUTTOLPH 著・天野智美 訳」を拝読。

豊富な写真付きで、複数の記者様の言葉で書かれた文章も非常に面白い本。

【589】の記事では、読み始めたスタートの頃に、いち早く記事に綴りたく、本を読み始めの入り口にあたって本とは関係の無い切り口からお話させていただきました。

このたびは、実際に本を読み終わりましたので、本を読んだ上で改めて綴らせていただきたいと思います。

普遍的なTシャツも高級なドレスも「フラットな目」で見ている

「ケイト」様からはかなり遠い位置におりますので、スナップ写真をネットで見るだけの情報しかありませんでした。

よって、その素敵なドレスやワンピースがまさか古着であるとは知ることができませんでしたが、このたびの本でそれがクリアになりました。

もやっと、その時代を超越したようなデザインに感じてはいたものの、実際にも貴重な昔のお品物だったということ、これがとても意外でした。

「ケイト」様は、選ぶお洋服に対して、おそらく「フラットな目」でその優れた点を軸に見ておられると感じます。

かつての女優様がお召しになったという高級服も含まれるに違いないのですが、独自の表現でそのイメージを新しいものに生まれ変わらせている様子もうかがえます。

結局は、ステージ衣装級のお品であるドレスと普段着っぽいTシャツが平等にフラットに考えられているのです。

お洋服に優劣を作らない、エレガントなのかカジュアルなのかさえその別をフラットな目で見ていると思えます。

このことは「哲学」に通じることであり「メッセージ」なのです。

あとがき

そんな「ケイト・モス」様ですが、こんなジレンマ的な状況に違和感を感じました↓。

今までは、自分ならではの、他の人から抜きん出たファッションコーデをしてきてここまでに至りながら、その後の活躍で、ブランド「トップショップ」を通じて、同じ洋服をたくさんの人に届けるというビジネスに携われていたこと。

人とは違うファッションであるはずが、人と同じファッションを提供するお仕事をする。。

ここに、今までの良さである他の人よりも抜きんでる独自コーデをご提案をどうしていくのかという点です。

これは1意見に過ぎませんが、「スタイリスト」として独立した自分のポジションは常に持っていた方が今までの独自のコーデというものを持ち続けることができるのかもしれないと思いました。

余計なお世話でしかないのですが、「働き方の工夫」がキーワードであり、おそらくなのですがご本人が一番気づいていることではないかと思います。

商業はどうしても、多数の人に届けることでレバレッジを利かせて多くの利益を追求するという目的になってしまいがちです。

そうすると、根底の部分の独自のスタイルの提案がしにくいのではと思ったのです。

この点は、「マルタン・マルジェラ」様に通じるところがあります。

早くに引退されてしまったことの陰に、商業主義への失望と本来の自分の取り戻しがあったのではないかと映画「マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”」で感じた感想です。

今後も好きなファッションを続けていくためには、今までの独自の軸は必ず最後まで持っていてほしい、場合によってはその過程として、商業的な関係を断ち切ることも必要なのだと思いました。

今後も多くの「ケイトコーデ」を拝見したいです、ありがとうございます「ケイトモス」様(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

たった3点のみ、黒ベースで特化しながらそれぞれが別物の主張も入れ込む夏のお出かけワードローブ作り【597】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、2021年の夏用にと集めたお出かけ着3選をご紹介致します。

普段は仕事着としてジャージですので、ジャージそのままで出かけることもあり、ご飯を食べに行くとか、お出かけ専用と考え、ややドレスアップした3点となります。

ほんのたまになので3点でも多いのですが、今後も着ていけるような特に流行のない長く着ることができるアイテムを目指した3点になります。

今後のお洋服のあり方などのご提案になれば光栄でございます。

黒ベースのこだわりとそれでいて別物の奥行きある3通りとなりることをイメージした3選

①ワンピース(ノースリーブ):洗濯表示さえも無い、ブランド不明の黒の定番のIライン。着丈は100cm。

流行が大きく見られず、胸のヨークの切り替え、そして、いかにも定番の詰まったネックライン、切替以降の下側のリブのようなニット素材が素敵なお品。

写真で少し見にくいですが、下側はリブ使いのような素材で、高級感が感じられるものです。
②上下セット:サマーセーターはアクリルと麻のコンビ。デッドストックの日本製。パンツは「コムサモデル」。
トップスのアップ写真:襟に特徴があります。内側の比翼的な襟が上品で凝っています。
ボトムのアップ写真:テーパードであり、裾もダブルのきちんとした印象。グレンチェックも典型的な柄です。
③ワンピース:「セラビ」というブランド名、日本製。間に少し入るブルーのカラーが素敵。着丈100cm。

3選は、着まわしなどはできるものではありませんが、たった3通りしかなくても豊富に感じる「まやかし」みたいなものがあります。

その「まやかし」を紐解くと、黒ベースに特化していることがまずあげられます。

これがいろんなカラーの3点の場合そういった印象は持ちにくいものです。

そして、同じワンピースである2種をノースリーブと半袖の袖丈の違いで、黒無地と黒ベースの柄とで差別化。

細かい所で柄と無地の分量の配分の半分ずつの取り揃えにより、バランスがとれたラインナップになったと思います。

あとがき

やはり黒は靴やバッグと合わせやすく、少ない数持つ場合のワードローブにはお勧めです。

こうして見つけた3選においても苦労したことは、「クセのない普遍的なモデル探しの難しさ」です。

お洋服はある部分に流行が入り込んでいることも多く、プレーンないつの時代においても不変的な姿こそがが、かえってレアであったりもするのです。

アパレル業界がこれまでの「流行を中心とした洋服作り」からの見直しの時ではないかとつくづく感じております。

今、好ましく思う古着というのが、1980年代-1990年代初頭の頃の物が多く、反対に、2000年以降のファストファッションの台頭における時代のお洋服は、なかなか古着としての魅力を感じにくいものです。

その場の短いサイクルでの儲けを追求した商業主義の「つけ」のようなものが今古着の姿に見て取れると思っております。

どこかでアパレル業界が変な方向へ行ってしまった、古着から見てもその歴史の背景が垣間見られる部分があるのです。

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書き手:ピクチャレスク

人のコーデなど気にもしなかったのに釘付けになった人物がいる、おそらく伝説の「おしゃれアイコン」として語り継がれるだろう【589】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

洋服は、確かに高価なブランド服を重ねると華やかで良質ですが、やはり全体のバランス・雰囲気・かっこよさの表現である「コーデ」が物を言うと思います。

この方のファッションコーデを拝見すると毎回隅々まで見るほどの楽しさと工夫があるのです。

とにかく粋なのです。

その人物とは、「ケイト・モス」様です。

イギリス人のモデルさんです。

このたびは、私がここ数年注目して時々スナップ写真を覗かせていただいている「ケイト・モス」様について書かれた本を自ら探して一読致しました。

「KATE MOSS STYLE:ANGELA BUTTOLPH 著・天野智美 訳」です。

著者様は、ファッション関係の記者のようなお仕事をされている方。

抜群のモノトーンコーデに魅せられた2015年頃の自分への多大なる影響

ケイトモスさんの名前は1990年代初頭から有名だったと思います。

なんとなくの顔立ちなどを知っているのみでしたが、ここ数年前の2010年代に入ってからくらいでしょうか。

私が、今までより一層、ネットを見るようになったことがきっかけかもしれません。

今まで見ていたテレビを見なくなってきた頃です。

自ら見たいものを検索して写真を見たりするようになり、やれパリジェンヌの洋服はどうなのか、外国の街行く人のファッションはどんなものなのかと画像をあさります。

そんな中で、いろんなセレブの写真がゴシップ記事として挙げられているのを見ながら、ゴシップ内容はともかく、その時のファッションに目を向けるようになりました。

そんな中で、ケイトモスさんの写真が出てきました。

とてもたくさんの写真ですが、どれも「あっ」と思うようなショットで、じーっとその着こなしやアイテムに目を向けたくなるような強烈な何かがそこにはありました。

とにかく、粋(いき)でかっこいい着こなしをされていたのです。

そこには、何も語らずして何かを語っているように思えました。

そして、夢中でいろんな写真を見ながら、真似をし始めます。

では、どんなアイテムを真似したのかをアップしてみます。

①ロングペンダント

今まで、長さでいうと、40-60cmだったペンダントの世界観がぐっと広がりました。

90cm-100cmほどのロングネックレスも揺らしながら素敵に着けてみえたアクティブな装いを真似たのです。

どこのブランドかは分かりませんが、おそらくコスチュームジュエリーだと思います。

ロングチェーンの先端が房のように分かれて、その先にチャームが付いています。

これを見よう見まねで、シルバー925のチェーンをカットしたりしながら、似た感じのネックレスを作ってみました。

②ベストの使い方

ベストというのはもともとメンズのアイテム。

3ピースとして中に着るようなイメージのベストを、いろいろアレンジした着方をしてみえます。

1つに、なんと、前ボタンを閉めてそのままカットソーのように着るという方法。

型破りとは言え、すっきりしています。

足りない部分のネックの空間などには、大ぶりなゴールドカラーのショートチェーンネックレスを飾り、バランスをとります。

そのベストの色がグレーだったりするところもとても粋でした。

また、ワンピースの上にちょんとベストを羽織る着方。

これも新しい。

今度は前ボタンは開けてワンピースをエレガントなものから、少し崩れた違ったテイストのものに変えます。

③真っ黒コーデ

黒同士を思いっきり合わせるコーデ。

バッグも、パンプスも黒で、一見単一に見えがちな黒コーデも、素材の違いで凹凸感を出していたり、パンプスを裸足でヌーディーにはくということで肌が見える部分が、黒ずくめの中でポイントだったり。。

そして、黒のコーデの中に、私がこれまで苦手だった、ベルトのレンガ茶などを差し色で加えられていました。

ベルトと共に、靴やブーツを同じレンガ茶で合わせた攻めた差し色使いも。。

その他、いろいろあったりしますが、特にこの3つが私が今までの「ケイトコーデ」を見させていただいて、影響を受けた点です。

特に、①などは、現在の「本物志向のレンタルジュエリー」でも、70cm、80cm、のロングチェーンを多く取り入れ、親しみやすく活動的な装いを目指したのも間違いなく影響を受けているのでした。

あとがき

おしゃれしたり、洋服を着るということは、結局は自己表現であり、自分の考え方の主張だとも言えます。

自分らしい着方をしていくのは、言葉で自分の考えを語るのと同様に他人に伝えるメッセージとしてはとても重要なことだと思います。

「何でも良いからあるものを着ればよいのだ」という考え方の人であっても、その「何でも良いのだ」という考え方がこそが立派な意志表示なのです。

ただ、気を付けないと、「こだわりのない人間」と装いを通して判断されてしまうかもしれないことです。

そうしますと、洋服がいかに「大切な伝達手段」なのかということになりませんか。

「どうしても椿柄がほしい」、蓋が割れた大騒ぎのその後の素敵な椿柄の土鍋の変遷【586】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

最近、ふとした不注意で土鍋の蓋を割ってしまいました。

蓋そのものを落とすことには十分気を付けていたものの、下に置いておいた時に上から落ちてきたビンに当たって比較的柔らかい土鍋の蓋が砕けたのでした。

びんが当たってこんな風に砕けてしまいました。お気に入りの柄だった5年程使ってきた土鍋をあきらめます。

新しく購入した土鍋ももちろん椿柄、土鍋はそこに収納しているだけでもインテリアである

割れた椿柄の土鍋は8号でして、おそろいの6号も持っておりました。

新しく購入時に同じ物はないかと思ったのですが、見つからなかったです。

年月が経ちすぎてモデルチェンジがあったと思います。

なかなか同じお品というものは永遠ではないようです。

そんな中、椿柄を見つけて購入したのですが、まさかの誤購入。

なんと、もうすでに持っている同じサイズの6号を間違えて購入してしまったのです。

右が、サイズを間違えて購入した新しい土鍋。同じ6号サイズが2つ並んでしまいました。

元々土鍋はお米を炊く時に使っているので毎日の必需品。

6号だと吹きこぼれがあるので、ガスの穴が詰まります。

お米は吹きこぼれてこそ美味しい炊き方などともいわれていますが、そうは言われてもやはりガスの穴に対してはよくないです。

もっと余裕を持った8号サイズが適していると判断しています。

6号鍋だと蓋の周りに手ぬぐいを巻くことをしていた時期もありましたが、手ぬぐいが2個必要であるし、余計なアイテムをそろえることの煩わしさがありました。

よって、6号サイズはせいろとのコンビで蒸し器用に使っています。

今回蒸し器が1つ増えてしまいました(^_^;)。

6号と8号のサイズ感の違いが上手くイメージできずに、もともと使っていたのも8号だと意識していなかったので、間違えてしまったのです。

そして、この屈辱を晴らしていきます。

「清水焼」という素敵な花柄のもの。

これも椿の花ということで椿柄を引き継ぎます。

8号サイズの椿柄がマルチカラーの土鍋:。<企画・販売元>(株)熊谷聡商店様の京都のお店の商品。amazonにて。

申し分のない豪華さと美しさ、「京焼・清水焼」の部類のようです

土鍋は基本的には、蓋にデザインが入ることがほとんどです。

たかが「蓋」ながらとてもロマンあふれる世界が広がります。

今回の新調の土鍋は、IH対応です。

中敷きの穴の開いた陶器と、ステンレスの丸い底板が附随していました。

あとがき

さて、その後の新調の土鍋なのですが、とてもお伝えしにくいのですが、早い段階であの総柄の美しい蓋が割れました。

とても脆くて薄い蓋でした。

蓋だけの購入が可能だったモデル。もう1点藍色もあります。

実は、この茶色の無地の前に同じ藍色もこうにゅうしていましたが、これも割れました。

土鍋の蓋は割れやすいようで、割れたという話を他の人からも聞いたことがあります。

しかし、ここまで短期間で割れることの原因を考えたときに、あくまで予想ですが、洗剤を使うことをできるだけ避けた方が良いのではないかと思えて来ました。

洗剤が中に浸み込み、割れるきっかけの原因になることがあるのかなどと予想していますが、本当のことは分かりません。

それほど乱雑に扱ってはいませんが、今までは間違いなく洗剤で蓋も洗っていました。

白米を炊いた時ぐらいであれば、お湯で洗うだけに今はしています。

ということで、最初に割れてから、何度も蓋が変わった土鍋の変遷のお話でした(^_^;)。

単色→バイカラ→マルチカラーへの発展と共に高まった天然石ネックレスのお洋服に合う多色の融通性【585】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の【575】とい番号の記事でレンタルジュエリーのラインナップにはならなかった連の天然石のネックレスの数々をご紹介しました。

その中にサファイアのマルチストーンを取りこんで作ったネックレスとブレスがありました。

このたびは、マルチストーンで1点のみのネックレスを作るということが、ジュエリー同士に加えお洋服とのコーデにかなり融通の利く合わせやすさをもたらすというお話になります。

高級ラインの材料調達で出来上がった宝石寄りなマルチストーンネックレスとブレス

宝石質なカットであることから実際の価格は高価な材料だったのがこれらです↓。

左上から半時計回りに、カイヤナイト、アメジスト、アメジスト、シトリンです。

ここから、分量が不足気味のシトリン(黄色)を抜いたのがブレスのストーンの配分になりました。

オーバルカットで統一の透明感ある淡い数種類の天然石。

宝石にかなり寄ったもので、ひらぺったい楕円型をしています。

つなげて連にし、留め具はK18WGの、引き輪・ダルマ板・つぶし玉x2個を設置で完成です。

マルチストーンのショートネックレスとブレスレット:留め具はK18WG。
3点セット:なかなか相性の良い3点です。

マルチカラ案を考える以前では、自作していたものには、もっと色が寄っていたものが多数ありました↓。

おそらく昭和時代の素敵な2点のネックレスなのですが、重ね付けしてもややカラーの偏りがありました。

グリーンがニュージェイド、ピンクはモルガナイトです。

モルガナイトの珠のつなぎ目周辺は汚れで後にまっさらにお掃除しました。

その前の写真をとってしまい、ごめんなさい<m(__)m>。

1本ずつだとクセが強すぎると2本使いにしたものの、あまり劇的な使いやすさの効果には至らず。

次は、より宝石質な連ですが、これもほぼ同じことでした↓。

2連付け:ブルートパーズとピンクトパーズ。お洋服のコーデとしては結構色が偏ります。
以前のバイカラーネックレス:メロン色のプレナイトの間に入る濃い青緑色はフローライト。

こちらは、確かに色が入り込んだ1連にはなっているもののミックスして溶け合っているところまではいきません。

ここで「バイカラー」の限界を決めました。

一方、3色から始まる「マルチカラー」には装いに溶け込む融通性があると見ています。

とにかくいろんなお洋服に付け回ししたいネックレスを考える場合、マルチストーンで組むというご提案をさせていただきたいと思います。

あとがき

これまで自作のネックレスをたくさん見たり作ったりして、ベスト3に入るような使い道の良いネックレスは、「真珠」「オニキス」「マルチストーン」です。

1色なのにランクインの真珠やオニキスは、白と黒です。

結局1色だけなら、「カラーレス」なものがカラー1色よりも出番が多かったと感じています。

あくまでも一例としてのベスト3ですが、その中でマルチストーンもランクイン。

それほど何本もネックレスを色違いで持たなくてもたった1点のネックレスで十分なのではないでしょうか。

その時には是非、ワードローブのランナップに最も出番数の多い系統の色がそろった「マルチストーン」をたった1本でご検討してみて下さいませ(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

カジュアルなバッグの内装をエレガントに作る例、裏地にフクレタイプの凹凸感ある生地を使った楽しくてしょうがない内部構造【584】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、商品をご購入いただきました。

とても有難く、さらには以前ご購入いただいたことのある同じお客様のリピート購入ということで喜びも倍増です。

リピートしていただける喜びというのは大変大きいものです。

一度っきりでがっかりしてもう二度とここでは買うまいと心に決めるのかそれとも、また再度このお店がやはり良いなあと心でつぶやいていただけるのもすべて心の声。

リピート購入というのはその心の声を聞かずしてもそういった手ごたえがありますので、大変嬉しいのです。

お客様というのは、なかなかあえて言葉にして伝えるということをしないのかもしれません。

その心の内を読むことは難しいことですが、日々意識しています。

口には出さない何かというのが意外に大切なこと、ポイントであることが多いのではないかと思っております。

今までの仕様と雰囲気を変えた内部のポケットを完全立体型のポーチにしたという構造が受け入れられた

車のシートベルト(茶)をボーダーパッチワークにした...........3330

名付けて、「どこんじょパッチワーク」。

パッチワークをこれでもかというくらいめいいっぱいつなげて、大きな容量のバッグに仕立てたお品です。

このシートベルトも縫い代がないものの、1本1本縫い付けて何度ミシンを走らせたことか。

この地道な縫いの作業の賜物となります。

ただ、表向きがややスタイリッシュというか直線の柄なのでシンプルなものになります。

そこで、内側の裏地を渋いながらも凹凸感ある加工がしてあるフクレのような同じ茶色の生地で、世界観を出しています。

では、中を覗いてみましょう↓。

裏地:レザーエンボス、ポリエスエステル/100%。ポケットが側面にマジックテープで貼り付けてある作り。

とてもふんわり感があって、小さくなって思わず、この中へ飛び込みたくなるような立体ポケットは、実験的にこのバッグにだけ作ったものです。

「ポーチポケット」などと呼べそうなフォルムがはっきりしたところが魅力。

底にくっついたものなので、ポケット内に詰め込んでも大丈夫だと見ています。

ただ実験的なポケットなので、実際はどうなのかはユーザー様に委ねられるところです(^_^;)。

マジックテープで取り外せますので、今は壁にくっついていますがポーチ単独で使えます。

このポーチ自体もふんわり丸いタイプにして柔らかい雰囲気を演出。

よって、内側は表面に比べて意外性があり、結構エレガントなのです。

内側に貼られた裏地というのはある内側の空間を演出する背景のようなもの。

たかが裏地なのだから。。と思うのか、それとも内側に美しい世界を演出するのかということを考えて選んだ結果です。

裏地こそ楽しみが詰まる奥に隠された素敵なお部屋でありたいと、そう思うのです。

あとがき

今回は、お客様が一度目にご購入以来、ちょくちょく覗いてくださっているとお聞きして感激致しました。

商品に同封するこのしおりにも、そんなきっかけを作れたらと工夫したその後のHPへのご案内をこめたQRコードが印字。

本を読む際にお使いいただけるしおりとともに、時々思い出していただけたら幸いですね(^-^)。

ご購入、どうも、ありがとうございます。こうして、ご購入者様のもとへ飛び立ちました(^-^)。

18金の割金に決まって銀や銅が使われる理由を紐解く答えが、その採掘される自然体の周辺環境にある【582】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび「鉱物の博物学:松原聰/宮脇律郎/門馬綱一 著」を読み終わりました。

図鑑のようになっていて写真が大変豊富で現物をイメージしやすいです。

印象的な箇所は、金が自然の中から見つかって宝石の地金として作られていくにあたり、そのまさに発見の時の様子などがなかなか実際に目にすることが無いことで面白かったところです。

このたびは、貴金属に対する固定観念であり、「18金の割金に銀や銅がベーシックに使われる」ということの「理由」のようなことを探ります。

24金単独だけでギラギラと存在しているのではなく、銀や銅と混じるように一緒に存在することとジュエリーの姿が線でつながった

炭鉱の「ゴールドラッシュ」の時代のイメージとして、キラキラ光る金を山で掘り当てるシーンがあります。

実際の話というのはもっと現実的なもののようで、24金がギラギラと存在しているのではないのです。

多くが、コンビとして、銀や銅などと混ざり合って合金の状態で発見されるというのです。

最終的に、貴金属に合金として18金が出来上がっていくのですから、この発見される状態の合金というのが割金に銅や銀が使われるヒントというか、まさに答えとなります。

つまり、一緒に存在しているということにそもそも縁があったのです。

具体的に、その縁というのが、金とか銀は、もともと元素から成り立つ元素鉱物という種類のもの。

その原子配列というのは、銀、銅が同じであるので、それらと合金を作りやすいとのこと。

よってもともと縁ある素材同士だったということです。

発見される状態というのが、1つの状態だけではないようで、粒状、樹枝状、苔状など様々。

とてもバラエティーに富んだ姿で自然の中でひっそりとその姿を現しているのです。

あとがき

出来上がった宝石の美しさだけを見るだけにとどまらず、こうして、鉱物時代の姿を具体的にイメージできることは、ジュエリーを眺める深みが増します。

その定義や決め事だけが語られるジュエリーのあれこれに対しては、「なぜ」という疑問がある場合に、この度のような本がとてもありがたいです。

「そういうものなのだから。。」と機械的に覚えるよりも、この「理由の部分」を調べることこそ本当の学びが得られるポイントだと思っています(^-^)。

よくあるポイント制との差別化、お値引実行のゴールがすぐ目の前に。。3セット値引きをリアルタイムで実行というスタンス【578】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」というレンタルジュエリーの事業をさせていただいております。

お取引の中で、レンタル開始前のお支払いの際に「3セット値引」というものを設けています。

今回は、このお値引きを深堀りしまして、そのお値引きのタイミングが「今すぐ実行」であるリアルタイム値引きのタイプであることをご紹介致します。

「お値引」を受ける側の気持ちがどのくらいのものかを過去のエピソードで振り返る

お値引きは、いろいろな理由で実行されます。商品の不具合に関するお値引きも一般的です。

1つお値引きに関するエピソードをご紹介します。

私が購入者側だった時のものです。

ネット通販で購入した友人へのプレゼントのブランドの赤ちゃんのデニムパンツにキズがあって、素人でも少し分かる感じでした。

しかし、最後の1点であることと、キズ以外の魅力はたっぷりのお品だったので私の方からお値引きの交渉を持ちかけます。

そして、▲¥1,000OFFしていただいたことがあります。

全体おの値段から見ればそれほどの金額ではないにしろ、買い手としては、まっさらのお品よりも幾分か損害を被っているのに同じ金額を支払うことにためらいがあります。

そうしたことに応じていただいたお店だったのが最終的に好感が持てました。

こちらも無茶は禁物です。

ある程度常識の範囲内の交渉額を持ちかけて、わずかだけれども納得のいく値引きということでの成立だったと思います。

「高い金額を設定しておいて結果はそこそこな下回る結果の金額で落ち着く」、というような考え方は大胆過ぎ、反対に人間関係が崩れることがあるのです。

そんなに無茶苦茶な自分勝手な金額を提示しても、「あなたには売りたくはない」と思われてしまうリスクを孕みます。

そこはやはり事業者様のお立場も考慮せねばと思って、最初からそのまま値引きしてほしい金額¥1,000を言いました。

そんな感じの商品の不良や不具合に対するお値引きというのはあるものです。

次は、こうしたハプニングによる値引きではない、最初からの「サービス」として、自社の「売り」のようなことにもつながる特徴あるお値引きのご紹介です。

実際にレンタルジュエリーで行っているお値引きです。

「本物志向のレンタルジュエリー」の3セット値引きは、「今この瞬間」を大切にしている

今回のご紹介は、実際にレンタルジュエリーで行っています、「3セット値引き」というものです。

当レンタルジュエリーは数点のアイテムで1セットを組みます。

ネックレス、ブレス、リングを各1点ずつで合計が3アイテムで1セットの組合わせです。

その1セットで2週間レンタルにお値段を付けています。

これが、一度にまとめて3セットでも、時期をずらしての3セットを満たした場合でも、とにかく3セットを満たした時点で、3セット値引きが即適用となり、お支払い時にお値引きされた金額でレンタルできるというものです。

よく、ポイントというのがありますが、このポイントも組み込まれたもので、次回に保有する場合は、1/3ポイント、2/3ポイントなどとカウントして記録していきます。

ポイントは次回に使用可能などが一般的ですが、その場で使用可能というダイナミックな差別化があるのです。

このその場で適用の案というのは、その昔、山積みのバッグ売り場などで、「〇点で〇円お値引きだよー」、というバッグの催事場の店員のおじさんの掛け声からのヒントです。

催事場はその時限りですので、次回というものはなかなかありません。

そんな「一期一会」をリピートをしていただきやすいサービスへ落とし込んだものになります。

そして、一度レンタルをしていただいたセットは、必ずポイントにカウントされますので、今回のポイントを次回へ保有して、次回との合算で次回がまた、3セット値引きできやすくするものになります。

そうして、リピートもしていただきやすくしているのでございます。

あとがき

動画内の価格は、実際とは違いますのであしからず。。

ただ、「お得感」は買い物ではテーマにしているところでして、ここを追求した1つのアイデアです。

なかなか高級品であるジュエリーではこういったことを気軽にされてはいないので、特異な事業者になるのかもしれません。

とにかく裏切りはございません。

信じていただいて、楽しんでいただけるよう品物だけでなく内容もとことん充実させたくて始めたことです(^-^)。

紫色のストーンお探しなら。。想像以上に種類の多い天然石の中でアメジストの他にも影を潜めたニッチな存在がある【577】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この度読ませていただいております、「彫金-手づくりジュエリー-の技法と知識:秋山勝義・飯野一朗 著」から、ジュエリーについて知識を深めております。

ありがとうございます<m(__)m>。

このたびは、ジュエリーに使われるストーンの中では、有名で豊富な「アメジスト」の高貴さたっぷりの雰囲気を認めつつ、同じ紫色の他のストーンもあるということをお伝えしてまいります。

アメジスト以外の天然石が目立たない存在であったところへパワーストーンブームのおかげで知ることができた他の素敵なストーンのご紹介

紫色の天然石として有名なのは、アメジストです。地金のゴールドのカラーともシルバーのカラーとも組み合わせられているようで、出番の多い天然石です。

しかし、アメジストだけでなくて、パープル色の天然石は他にもまだあるのです。

1つはチャロアイト。

ストーンのレベルとしては普遍的と言われてはいたものの、ここ近年その価値が希少になったとの話を耳にしました。

一度くり抜きバングルでチャロアイトを手にしています。

チャロアイト(紫の部分):正式には、他のストーンも混じったマーブル状の混合の部分をくり抜いたもの。

なかなかチャロアイトのみでの採掘は難しいのか、こんな素敵なマーブルのミックスされたものをチャロアイトとして購入しました。

かえってこの方がマルチカラーのようで親しみやすいかもしれませんが、チャロアイトのみよりも価値は下がるのだと思います。

そして、このチャロアイトと似ているのですが、もっとレベルが高いと言われている「スギライト」です。

スギライトだと地金の18金と組み合わされていることも時々あり、ジュエリーの分野にも食い込んでいるようですが、ストーンはむき出しで、台がしっかり付いたタイプはあまり見たことがありません。

そして、「スティヒタイト」です。

お写真が残っていないのですが、一度手にしたことがあるという記憶だけをたどります。

台湾から輸入の「マクラメ」という紐に包まれたペンダントトップのビッグサイズのもので間違いなく2010年代前半頃に入手しました。

さらに、「レピドライト」というストーンもあります。

これがかなりピンク寄りになったペールカラーだと思います。

もしかして、この下の写真がレピドライトだったかな?ちょっと自信がないですが、一応載せておきます↓。

「レピドライト」じゃなかったらごめんなさい<m(__)m>。記憶ではそうだと思っていますが。。

ここまで来ると、パープルから色が少し離れていきますね。

上記の「チャロアイト」「スギライト」「スティヒタイト」「レピドライト」はおそらく名前もなかなか聞きなれず、横に並べて初めて色の微妙な違いや質感の違いが分かるかもしれません。

と、そこへ、よく知るアメジストを並べると、すでに5種もの紫寄りなストーンが見つかるのです。

あとがき

あとがき

ストーンが数えきれないほど多く存在していても、「貴石」「半貴石」などという区別がされて、地金と共にジュエリーに取り入れられるものはおなじみのものになっているように見えます。

ジュエリーになっていくには、強靭性に欠けていて柔らか過ぎるから、製造の途中で破損するリスクと無駄の回避から、ジュエリーになりにくいということもあるのかもしれません。

ただ、すべてのストーンが装えたらとても素敵なのに。。と思えて仕方がありません。

そうすると、比較的柔らかくても成り立つ、「連のネックレス」などの出番があるのかもしれません。

ただ、連になるにもある形に削る作業の段階は必ずありますので、その時に破損が起こりやすく、知られていない存在のままになることが多いのでしょう。

地球にある自然体の鉱物は「デリケート」なものも多いのだということですかね(^-^)。

レンタルジュエリーでは全面廃止の「連物のネックレス」は本当に価値が無いのか、鉱物本来の姿を美しく映し出す珠つなぎのネックレス作り【575】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

K18YG/WG/PG、PT900/850等の地金が中心の宝石+地金でできた、本格派のジュエリーです。

この本格派ジュエリーのラインナップが完全に実現したのが2022年のことでした。

それまでは、好みの真珠やパワーストーンのような天然石をつなげたネックレスなども多く取り入れていました。

ただ、その後のお客様からのフィードバックや手ごたえ、読み取ったところから多角的に検討し直し、思い切って連物をすべて廃止。

そしてパールもお手入れしにくい繊細過ぎる消耗品ということで価値が永久的ではないという理解から廃止。

残ったのが宝石と金属のコンビでできたものだけになりました。

こうして発展できたのも事業としてやってきたことゆえ。

もし自分で集めているだけのままであったらこのようなところへ行き着くことは無かったと思います。

よって、現在のラインナップは過去のスタート時の2020年夏よりもはるかにレベルアップしています。

どうぞ「本物志向のレンタルジュエリー」よろしくお願いします。

そうはいっても2015年前後の過去には自分で天然石をつなげてネックレスやブレスを作るほどの天然石好きであり、その美しさはこうして記事ではお伝えしていきたいと思いました。

ということで、このたびは、マルチカラーに配して作った連物の天然石ネックレスの自作をご紹介したいと思います。

球体の普遍性の解消、多面カットの宝石寄りなストーンのカットのデザインを選ぶという差別化

左:ローズクォーツ・アメジスト/真ん中:シトリン他のマルチストーン/右:カイヤナイト。

まず、一番左のローズクォーツ(桜色ピンク)とアメジスト(紫)とのコンビでステーションネックレスを作りました。

留め具のダルマ板、引き輪、つぶし玉はすべてステンレスです。

ショートネックレス:ピンクなどの色が好きな人は結構好まれる色味。
ツルリとした様相の物を集めた天然石:サファイア、サンストーン、ルチルクォーツ、マスカットジェイドなど。

粒の形がやや平凡ですが、ストーンはなかなか特徴ある集まりです。

個人的には赤茶色の球形をしたブレスの中に配置の「サンストーン」をとても好んでいます。

土やあずきのような色がエコロジーでとても魅力的に映ります。

すべてハンドメイドのネックレス:この中でも特に上質なのは、真ん中に埋もれるサファイアのマルチカラー。

真珠はビワ真珠です。

テリ、ツヤは非常に良いですが、形が美しくありません。とてもカジュアル過ぎますが、Tシャツなどに装うにはかえって軽やかで親しみやすいので出番はあるかと。

さて、もう一度先程の上のお写真に戻ります↓。

この真ん中のマルチサファイアと右のカイヤナイトを組み合わせてネックレスとブレスを作りました↓。

サファイア、アメジスト、シトリン、カイヤナイトのショートネックレス:留め具をK18WGに。
ブレスには不足の黄色が入りません。

同じブルー色が隣り合わせの箇所をじっくり見ていただくと、サファイアは青味がロイヤルブルーを含みます。

一方、大きい方のカイヤナイトはグリーンの海のような色を含みます。

同じブルー色でもじっくり見れば違いがある、これが天然石同士の種類の違いに通じます。

面白いですね。

リングはマルチサファイアのリボンデザインを。どんぴしゃカラーがマッチしています。

あとがき

「パワーストーンから宝石へ」というようなことがテーマになる自作の場面でした。

ただ、事業者目線では、パワーストーンはどれだけ頑張って自作しても、金属の18金やプラチナには到底かなわないというのが結論です。

厳しいですが、世の中のお目の高いユーザー様達は本物のジュエリーをお求めなのです。

そんなニーズを感じながら、いつまでも天然石をつなげたネックレスを作っていてどうなるのでしょう。

こうして、そのニーズ通りの立派な本物のジュエリーをとことん追求していく道に立ったのでした。

ただ、こうした自分で作ることの技術を教えてくれた友人、YouTubeで「宇宙一分かりやすい。。」というつぶし玉や留め具の設置の仕方を教えてくれたYouTuber様がいなければ自分で作ることさえできませんでした。

ありがとうございます<m(__)m>、そうしたステップがあってこそ自作ができたのです。

最後に、パワーストーンをつなげた気軽に作れる連物に関しての現在の解釈は、旅行などの紛失しやすいリスクにさらされたアクティブな場面では、とても有効です。

高級ジュエリーを持参するのではなく、もう一度同じ物を再現が可能なパワーストーン自作ジュエリーの出番は大いにあると思います(^-^)。