有名ブランドジュエリーの中にも「レアもの」が存在、少しニッチなモデルで差別化のジュエリー集め【699】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

人気のジュエリーブランド「ティファニー」のシルバージュエリーが「みんなが持っているジュエリー」として有名なのではないでしょうか。

それでは、反対に「あまりみんなが持っていないジュエリー」というところを注視してみたいと思います。

広く知られているジュエリーブランドにも多数のモデルがあります。

みんなが持っているモデルではないレアモデルを持つことによって、かえってブランドにとらわれずに付けられる自由度が増すことや差別化になると思うのです。

このたびは、あえて同じ「ティファニー」製の中から「あまりみんなが持っていない」1点のリングをご紹介したいと思います。

名前は、「クラウンオブハート」整ったハートが特徴あるハートの形状の中では逆に新鮮

「クラウンオブハート」というリングです。

私も全く知りませんでした。「パロマピカソ」様がデザイナーのモデルです。

「クラウンオブハート」:「ティファニー」製。925。12.5号。
クセのない透かしハートが向きによって柄を形作った素敵な幅広リングです。

いかにも「ティファニー」っぽさというものがなく反対に新鮮味と価値を感じました。

みんなが持っているハートのリングに比べると実にニッチな存在だと思います。

このようにして、そのブランドの中では有名で知れ渡ったモデルを選ばず、陰にひっそりとあったというようなモデルの選択がかえって差別化になります。

「素敵なリング、それはどこの?」「〇〇のだよ」「意外♪」などと、ブランド名を後から知るような会話の場面を想像します。

あとがき

価値観については様々です。

特に古物を好み1点物に慣れた者は、ぱっと見てこのブランドだと分かるデザインが象徴的なモデルではないものをあえて好む傾向があるかもしれません(私がそうです)。

パッと見て象徴的ではないお品なのですが、よく見るとブランドの刻印が見つかるというお品が好感度が高く感じることがあります。

ブランドジュエリーにロゴマークが入ったようなコスチュームジュエリーは、ジュエリー同士の組み合わせの際に、マークが別のもの同士が近づくと違和感があるという変なパワーが働いてしまいます。

よってロゴ同士は同時付けの際には気を付けねばならなく、同じブランドでそろえるところへどうしても向かっていきます。

それはブランド様が狙うところだとは思うのですが、とは言え付けるのはユーザーなのです。

上手く組み合わせるという権限がユーザーにはあるというこに対してもっと自由であるべきです。

ロゴだけではなく、象徴的な形状もそのブランドをイメージさせることがあります。

この度のリングはそういった意味では確かに分かる人には「ティファニー」製だと分かるのですが、他のジュエリーとの馴染みの融通性がある点が良いと思った点です(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

<経理>発送という作業が無い取引、レンタルの「延長料金」の「売上」を計上するタイミング【698】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

商品自体が物品の場合というのは、会計における決まりにより、「出荷基準」「引渡基準」「検収基準」の3つがあります。

一応事業形態の特性に見合った基準を選択できるという融通があります。

しかしながら、それはあくまでも物販の場合ということで、例えば、ダウンロードによるソフトのアプリケーションなど発送が無い場合があります。

そして、レンタル事業も、新規レンタルの場合は物品を発送しますが、そのままお客様のお手元にあるまま延長の場合は発送自体の行為がないのです。

こういった場合の売上基準たるものがいつなのかということです。

当ブログ記事の投稿日2021.08.18のものを、その約3年後である2024.05.18に「手直し」をさせていただいております現在は、「延長」自体を廃止致ししておりまして、も今後も「延長」は盛り込まない意向です。

その廃止とこの度の事が関係は直接はないのですが、延長が新規からの続行であることであいまいになっていることが少し関連しています。

現在「延長」は廃止後ですので、当ブログ記事を残すのかどうかということを検討したのですが、過去には実際やっていましたし、ひょっとしてご参考にはなるかと掲載を「リライト」しながら続行することに決めました。

この延長の形態も全く同じではないかもしれませんが、よく考えてみれば、延長自体がそのままお手持ちのままレンタルを続行であることは、大きく見れば全く同じだと思いました。

あくまで、運営側の判断で正当なやり方であるとジャッジしてやってきたことでございますし、元の物品を発送する基準に沿った考え方をしています。

もし腑に落ちていただければ参考にしてみてくださいませ。

ネット情報で参考にさせていただいたのが、不動産の賃貸業の「使用収益開始基準」、延長開始日と同日を延長の「売上計上日」とした

ジュエリーなので、ほんの小さなサイズではありますが、マンションを賃貸する不動産屋さんと似た部分があると勝手に感じました(ごめんなさい不動産屋様<m(__)m>)。

レンタルという意味では、お品のサイズは違えど考え方は同じで合点がいくのです。

ジュエリーなどのレンタルの例がネットでは見つからなかったので、不動産屋様の形態を参考にさせていただいたわけです。

土地・建物の不動産業で採用される、「使用収益開始基準」というのがあります。

これは、商品を使用し始める時点ということになります。

厳密には、収益開始の基準なので、販売先が実際に収益を得られるスタートの時ということなので、ぴったり完全一致で当てはまるということではないですが、これを引用させていただきました<m(__)m>。

戻りますが、当picturesqueの延長開始日もしっかりと日にちがあらかじめ決められていますので、延長のお代金もその前日を期日として、ご入金後その翌日から延長期間に入っていました。

この延長期間の最初の日であるスタート日、この日を売上基準としたのでした。

そうして、「レンタル延長料明細書」という延長レンタル期間の合計金額の入った書類がエビデンスとして売上計上、<前受金-売上>を計上しました。

あとがき

今後、こういった「発送」といった作業が無い事業というものをされる方も増えてくるかもしれません。

実は、「共有型のハンドメイドバッグ」の事業者でもありまして、「ダウンロード型コンテンツ」も販売を企画しています。

ダウンロード型こそ発送が最初から最後まで無い事業形態になります。

よって、開始するにあたり、このことを考える時が来ると思います。

ブログを書いて下さっています税理士様などには、このようなまだネットに情報の見つからない記事のアップなどを是非お願いしたくお助けいただければと思っています<m(__)m>。

春のお花畑の世界観をイメージした、難易度が非常に高いフラワージュエリーの組み合わせを成功させるコツがあります【697】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

3点の別アイテムジュエリーを1セットにまとめるコーディネートをあらかじめ完了し、セットごとのラインナップでよりお洋服に短時間で合わせやすい世界観を1つにまとめたご提供が特徴です。

その1セットを組み合わせるお仕事が主な役目。

このたびは、難易度が高いフラワーの組み合わせを完成。

フラワーモチーフ1つでもいろんな形がありますが、違う形のフラワー同士ではなかなか相性が悪いのはフラワーという形のクセの強さが原因にあると思っております。

よって、ぴったりというほどのベストマッチを寄せ集めることになりました。

どんな感じでマッチしているのかを興味深くご覧いただければと思います。

フラワーが難しい理由、ぴったりと形が合わなければうるさい集まりになってしまうから

3点セット(前案):六つ花タイプのフラワーがペンダントトップとリングで完全一致。

これが、少しでも違うともう全体がまとまらなくなりごちゃごちゃしてしまいますので、それぞれのジュエリーがぴったり息が合うことがいかに奇跡的なことなのかということです。

ブレスレットもラウンドチェーンで、ペンダントのラウンドチェーンとリンク。

そしてすべてのフラワーの真ん丸ともリンクしています。

〇ペンダント:六つ花の直径は1cm強。台はK18WG。ダイヤモンドは0.52ct。チェーンはK18WGの60cm。

ここで登場のペンダントトップがよくあるようで実は簡単には見つからないということが分かりました。

よく見ますと、作りが立体的なのです。

7パーツの1つをよく見ると、細かいフラワーになっていることにお気づきでしょうか。

このペンダントトップがそれほど大きくないのに立体感がある理由は、この作りです。

細かいお花が7つ集まって1つのお花になっている構造なのでした。

より、丸いお花というフォルムを強調する構造なのだと思います。

〇ブレスレット:K18WGラウンドチェーン。ペンダントとチェーンの種類がお揃い。
〇リング:K18WG台。お花がチェーン繋ぎで少し動き、はめ心地が指にフィット。透明はダイヤモンド。15.5号。

サファイアのマルチカラーリングがすごく優しいカラーです。

特にカラーを際立たせて目立たせていない製造の仕方にとても好感が持てます。

あとがき

お花の難しさは、いろんな形があるからです。

丸いこの度のようなお花に対して、類似の5つ花だと少しの事ですが雰囲気が変わりカジュアルになります。

そして、尖った花びらのお花などは全くの別のフォルムとなっていきます。

お花の他には、ハートも同じ。

すごく単純な形なのに、縦に細長かったり横にぷっくりふくよかだったりとバラエティー豊かです。

おそらく、ハイブランド様がそういったクセのあるモチーフはすべて目を付けて一度は取り入れていると思うのです。

そして、ハイブランド様が象徴的なモチーフを演出することにより、更に模倣品が出ていき数が増えていくようなイメージです。

このたびは、長い期間悩みましたが、悩む期間の分の貴重な学びが得られましたので、こうして綴らせていただきました。

実は、その後当ブログ記事を手直しさせていただいております2024.05.18時点では、3点セットのペンダントが別のネックレスに変わっています。

ここへ掲載したかったのですが、現在一部をリフォーム中にてまた別の機会にご紹介したいと思います。

やはり、ジュエリーのセットも改良や変遷がございます。

変化することの面白さとしてご理解いただければと思います(^-^)。

<経理>「買掛金」と「未払金」の元帳残高のテレコ防止、クレジット引落日の科目選択間違いチェックのための「消込:けしこみ」とは。。【696】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前の記事番号【676】では、事業における経費で購入したクレジットカードが1ヶ月後に引き落とされる当日にする仕訳をご紹介しました。

【676】の記事では、行き付きたいゴールが帳簿の中の元帳の「普通預金」の残高と実際の引き落ちた銀行のネットバンキングの預金残高との金額の完全一致でした。

しかしながら、金額が合っていれば正しい計上をしたのかというと、そうではない落とし穴があります。

あくまでも、金額が合うということはお金にまつわる科目、「普通預金」の資産の科目が合致したことを確認したに過ぎないのです。

科目の中には、「〇〇金」と呼ばれるものが複数あります。

この「〇〇金」という、こちらもお金にまつわるような科目、この意味を簡単にまとめるならば、「一時的な科目」ということができます。

「近いうちにお支払いするものですよ」というメモ書きのような科目であり、メモ書きが複数になることで複雑化した覚えきれないほどの購入履歴の多くを一度に把握できる「科目」の役割がより有効になるのです。

このことは、いずれ、最終的なストーリーの結末として、「〇〇金」の取消仕訳が適切に行われ、残高から消えていくということが望ましいのです。

ここでは、「売掛金」「買掛金」「未払金」を主に例に挙げますが、この3科目は、3大消込科目と呼ぶような、件数の多くなる少し複雑な明細であることが多いものです。

注意の編み目をくぐり抜けるかのように存在している間違いを「消込:けしこみ」によって解決する

実際に経験した、「信じられないんですけど!?」などと思うような想像していなかったミスや、気が付かない無意識の間違いをいくつかご紹介したいと思います。

複数回ずつミスした部分なので、きっと間違いやすかったり、そもそもここにその間違い易さの原因があるなどのお話をさせていただきます。

主に、下記の3つが頻繁に起こっていたミスでした。

経理事務を15年近く会社でお世話になりまして、個人事業主の事業活動の1年の中で3-4件です。

②買掛金と未払金の科目間違い・・・これが一番多いです。費用発生時は正しく科目を使い分けても、1ヶ月後のクレカ引落日に別の科目を使ってしまうというケース。

①二重計上・・・同じ件を2度計上してしまう(証憑が複数存在する場合などを日ずれで計上していた)。

③クレカ引落日に、事業用を事業外にしてしまった・・・アナログでもデジタルでも言えるのですが、事業用への「ふせん」の付け忘れにより、引落日に「ふせん」を拾い忘れて事業外かのように見落とされたまま進んでしまう。

この3つばかり。

買掛金や未払金の残高が不一致の主な原因(体験の記録より)。

当ブログ記事は、2022年1月1日スタートの「電子帳簿保存法」以前の紙ベース時代の2021.08.16に記事を投稿しておりまして、その後2024年5月18日に過去のブログ記事の手直しの最中でございます。

その期間にあったデジタル化のおかげで、①は減りました。

②も事業の中でパターンが出来上がり、慣れてほとんどなくなりました。

③はデジタルになっても、デジタルの「ふせん」を付け忘れることがあり、途中までは事業外のような勘違いのまま進むのですが、最終的に「この購入先は事業なのではないか」と疑うことで、「ふせん」の付け忘れが発覚し気づくようになりました。

これもパターン化した事業の流れによりある程度慣れたことで解決しましたが、今後は分かりませんし、「あれ?」という疑いは大切です。

次に、具体的な「消込:けしこみ」のやり方をご紹介したいと思います↓。

「消込:けしこみ」とは、「〇〇金」の反対仕訳(取消)を計上した時にその金額と以前の仕訳の同じ金額とで打ち消し合い、「〇〇金」を残高から消していく作業

こうした間違いが発生している事実を確かめて、本決算までの間に修正するという目的で、「消込:けしこみ」というものがあります。

消込は、「〇〇金」と呼ばれるものはすべて可能な作業です。

その理由は、必ず抹消する相手が事前の計上の中に見つかるからです。

帳簿を印刷。「買掛金」の発生時、消滅時の2つの仕訳を打ち消し合う作業。貸方・借方が必ず打ち消し合うもの。

個人事業主では、シンプルなので、マーカーをひたすら引いて、トランプの神経衰弱のように数字だけ見て短い時間でチェックできるものです。

もう少し具体的には、買掛金の場合、発生時に、<1,000 材料仕入-買掛金 1,000>と仕訳していたものを、クレカ引落日に消滅の仕訳の、<1,000 買掛金-普通預金 1,000>の仕訳をすることで、買掛金が対角線状に打ち消し合うことになり、買掛金自体の金額が消滅していきます。

その残高こそが、現時点でいうところの、仕入れたけれどもまだ引落がされていない状態の金額と一致するのです。

それが、本当に合っている帳簿に出来上がっているのかで仕訳が正しく行われたことを導けます。

このチェックで変に前の物が残っていたりすることが、ご説明いたしました上の①②③であることが多い間違えをしているということになります。

おそらく、帳簿の中の残った金額を拾って足し算しても末尾の残高に一致しないと思います。

その場合、勘定科目の「買掛金」「未払金」を使い間違えている可能性があると予測できます。

完全に電子帳簿保存をしている2024年現在でさえも、「消込」に関しましては、上の写真のようにそれぞれの元帳をアウトプットしてマーカーを使ってやっています。

ただ、紙ベーススタイルでやり続けてはいますが、消込に関しても会計ソフトに消込機能などないのにもかかわらずソフトを使って出来る方法を考えてみました↓。

紙を印刷せずに「消込:けしこみ」的なチェックをする方法が見つかった

現代のペーパレスの時代に、この印刷してマーカーで消込をするという作業に、いかに用紙を多く使うのかということが無駄が多く納得できないかもしれません。

「消込」は紙ベースではありますが、「裏紙:うらがみ」を使用しています。

消込は保管しておく必要はないので、チェック後は捨てています。

そうすると紙に印刷せずにできるチェック方法はないものかと考え付いたチェック方が1つあります。

それをご紹介したいと思います。

経理ソフトがあってのベースとなりますので、経理ソフトのお力をお借りします。

「マネーフォワードクラウド」さんにお世話になっています、ありがとうございます<m(__)m>。

総勘定元帳の画面ではなく、仕訳の画面のまま、「摘要」という空欄に、「買掛金」の場合だと仕入れたお店の名前を入力し、検索します。

もちろんベースとしては、当初の計上時に摘要欄に正確にお店の名前を入れてある必要があります。

そうすると、何度かリピートするお店であっても、そのお店にまつわる、材料仕入-買掛金という買掛金発生時の仕訳と、クレカが引落される日の、買掛金-普通預金という仕訳の2つが必ず左右反対側に位置しながらペアで存在しています。

この時の相手科目がちゃんと同じになっているかで、②がチェックできます。

そして、そもそもこの検索の結果に載ってくるのかどうかで、発生時のソフトへの入力の漏れがないかのチェックもできます。

当然①の二重計上、③の事業用にちゃんと計上したかも分かるのです。

こういった摘要の検索の使い方は、ある意味ピンポイントであり、会社でいう経理部門の細かな何枚にもわたる帳簿の明細を見ていくよりも、個人事業主らしいシンプルなチェック方法だと考えます。

ただ、それでも、月末あたりには、残高の一致を調べることをするのは必要なのではないかと思います。

その残高の一致の時に必ず合うように導ける補助的な作業に過ぎないのかもしれませんが。。

あとがき

人間というのは、間違う生き物です。何一つ正確にはできないものなのです。

そこは高を括ってはならない部分、AI様の方が確実にお仕事をこなします。

消込も、AIがとって代わってやっていくれる時代がいずれ来るだろうと思います。

そうは言っても、基本的に、「消込」自体の意味、なぜ「消込」が必要なのかは、AIが軌道に乗って、無知なまま頼っていけてしまうその前に、今現在としては根本から理解するチャンスだと言えます(^-^)。

レアなデザインを独自にアレンジ、綺麗な年代物のあこや真珠を3連ブレスに仕立てていただいた【695】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「こんな感じのジュエリーのデザインがあればなあ」という思い浮かべたアイテムが本気でほしい時、自分がデザイン者となる方法があります。

自作のイメージ図と共に宝石屋様との相談で凝った独自のデザインが詳細に実現。

「オーダーメイドジュエリー」と呼べるものになるでしょう。

とはいえ高額なものであり、滅多にできることではないもの。

このたびは、もっと気軽に思いを実現する方法をご紹介衣致します。

リフォームがてらデザイン性の込んだアレンジの領域でリフォーム屋様にお願いする案です。

実際にあこや真珠の古いネックレスからのアレンジでリフォーム屋様に仕立てていただきました3連ブレスレットをご紹介したいと思います。

既製品であこや真珠の3連ブレスレットは大変レアです。

こうした既製品には見られないデザインを考案するとメリットが大きいと言えるアレンジという視点でご覧くださいませ。

古い時代のあこや真珠のネックレス自体が見つからない、メインアイテムにはなかなかなりにくいブレスレットに力を入れてみた

まず、あこや真珠自体がここ近年入手しにくくなっています。

理想のデザインは、珠の整った照りツヤの良い良質な3連のブレス。

シルバークラスプが素敵で、珠のサイズもそこそこなボリューム感がほしいと探した結果見つからなかったブレスレット、リフォームによるアレンジへと踏み切りました。

あこや真珠の3連ブレス:一番外側がピンク系。内側2連は、どちらかというとグリーン系。6-7mmの珠サイズ。

3連になるのですから、1珠ずつはそれほど特徴あるサイズではなくてもOK。

ここからの引用で、ベビーパールの3連も素敵です。

リフォーム屋様は物理的なことをご存知ですので、素人では同じ長さにしてしまうであろう3連に長さの違いを入れてうまく腕に沿うように作られるのです。

おまけ:ステンレス製のフィガロタッセルネックレスの自主アレンジ

タッセルロングペンダント:ステンレス製です。これは自主アレンジしたものになります。

ここへ他のチャームも付けていきますので第一段階のアレンジになりますが、長さの段差で立体感を出したタッセルはもっと増やしても良いですし、この度実際にやろうとしている先にカラーストーンのチャームを付けることもアイデアです。

待ちのチャームはすべて925。フィガロチェーンという透かしだからこそチャーム付けが可能なのです。

こういったロングの70cm以上の長さは、更にペンダント先が下に下がり、80cmにも及びます。

とてもカジュアルな動きをし、ジュエリーの雰囲気の可能性が広がります。

あとがき

古物はそのままでは古いイメージが払拭できないこともしばしば。

いったん受け入れて、考案しアレンジすることで新しいテイストが生まれる可能性を秘めますし、実験的な試みもお買い得であるがゆえに可能。

こうしたことをこれまで幾度となくやってまいりました。

そのおかげで古着ライフが板に付き、新品のファッションアイテムを売っているお店に足を一歩踏み入れることさえなくなったという異常さ。

そんな中からお伝えできることの1つとしてこのたびジュエリーの分野で古い品物からのアレンジをご紹介致しました。

全く同じではなくても、何か1アレンジ加えて新しい姿に変わるということに引用して見てくださいませ(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

貴金属ジュエリーなのかコスチュームジュエリーなのかで使い分ける木製ジュエリーボックスの形状の違い【694】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

2020年スタート時点では、いろんな地金が混在し、コスチュームジュエリーも加えた2021年。

ジュエリーのタイプが追加されたり、廃止されたりすることで変わってきた木製のジュエリーボックスの姿の違いの変遷をご紹介したいと思います。

変わらないスタンスが、「木製」ということ。

天然木で美しくできたジュエリーボックスに入れたい良質なジュエリーという姿が望む姿だったからです。

コスチュームジュエリー採用の期間にはチェスト型の深い引き出しが有効、その後の高級地金+宝石の特化のジュエリーでは深さよりも豊富な部屋数

以前にジュエリーボックスの中の姿に関しましては、【633】で記事をアップさせていただいております。

このたびは、外から見た木製ジュエリーボックスのタイプがジュエリーの変遷によってどんな風に移り変わってきたのかをお届けしたいと思います。

そもそも、ジュエリーボックスを置く、素敵な棚は【159】の記事でご紹介させていただきました、「Najico:ナジコ」という商品名の昭和時代の木製棚を利用。

昭和の良きお品物であり、現在は廃版とのこと。

貴重な日本製の歴史的な家具の1つだという印象です。

ジュエリーボックスの木の色は、基本的に茶色なのですが、ベージュ、キャラメル茶、カーキ茶、赤茶、チョコ茶など木の塗装の色がバラエティーに富んで多種の茶色が展開。

木製ジュエリーボックスの多種。主に引き出しの深さに違いがあります。コスチュームジュエリーは深い方。

まず、2020年レンタルジュエリー開始当初は品数が非常に多く、シルバー925や真珠も多数ラインナップに配置。

よって、ボリューム感のある真珠や、大ぶりなシルバー925ジュエリーなどをゆったりと収納するため、深い引出しの出番が必要でした。

その時に利用させていただいたのが3段ミニチェストのタイプです。

もしかして、昭和の実家などに小物入れとして使われてきた当たり前にそこにあるようなミニ棚がこんなタイプだったかもしれません。

その後2021年には、ハイブランドコスチュームジュエリーのラインナップが加わります。

ハイブランドコスチュームジュエリーもボリュームが大きく、深さと面積が必要でしたので、奥行きのあるミニチェストなどが活躍。

ジュエリーもそうなのですが、インテリアの面からも随分こういったミニチェストの素敵さを知ることができましたし、たくさんの素晴らしい入れ物がこんなに展開が豊富にあるのだということに感動。

別の面でも随分楽しみながら勉強になりました。

その後ですが、2022年に、真珠さえもフィードバックの手ごたえを感じず、そして何よりも自らが納得できずにすべて廃止。

真珠のお手入れの難しさの限界と18金やプラチナの地金との優劣の差も大きな原因です。

確かに真珠は素晴らしいですし大変好んでいるのですが、実際はレンタルジュエリーでは価値を見てもらえませんでした。

これが厳しい実態というものなのです。

そして、消耗が見込まれてしまうハイブランドコスチュームジュエリーも、貴金属との優劣においては、「負ける」とみなしALL廃止。

とは言え、ハイブランドコスチュームジュエリーこそ個人的には好むものでしたのでこちらも大変残念ですが、そこが事業なのです。

そして、2022年、完全に「高級地金+宝石」に特化したラインナップを徹底していきました。

そうしますと、これまでの深さのあるミニチェストタイプは場所を取り過ぎて合わなくなっていったのです。

コスチュームジュエリーや真珠ジュエリー廃止と共に木製ミニチェストタイプのジュエリーボックスも廃止。

その後ブログ記事の手直しをしております2024.05.17現在では出来るだけ引き出しの段の数の多い1点で数多く収納できるタイプのジュエリーボックスに厳選です。

ただ、中身の使い方は、前述の別記事【633】の通り、仕切りを外せるものは外し、ゆったりと1部屋を広く使った3点1セットを同じお部屋へセット収納という収納に至っております。

あとがき

とにかく変化が多い事業の中のでの動きがありまして、ずっと一定ではないのです。

変化こそ良いことだと前向きにとらえ、結果現在が一番の姿であるという状態を意識しています。

細かなこうした収納に関しては特に何でもないこととせず重要視しています。

整理整頓こそその後の行く末を作っていくほどの大切なことだと考えております(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ハイブランド様の存在位置、「コングロマリット傘下」なのか「独立系メゾン」なのかという見方【693】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「共有型のハンドメイドバッグ」「本物志向のレンタルジュエリー」という2つの事業の事業者です。

これまで幾冊かのファッション史などを拝読の中で、必ず登場の「シャネル」ブランドの創始者「ガブリエル・シャネル(通称「ココ・シャネル」様の存在感は相当たるものです。

マーケティングの読みに関しては、かなり長けていた人物であるという印象を持ちまして、ブログ記事の【231】でご紹介させていただきましたこともございます。

「シャネルの戦略:長沢伸也 編著/杉本香七 著」を拝読。

「ガブリエル・シャネル」様が創業し、100年以上にも渡り存続のハイブランド様の事業としての見方が書かれた本です。

小規模事業者にはヒントをいただけ、勇気をいただけるような内容でした。

このたびは、目まぐるしい変革もありながら存続の2021年、そしてその後のブログ記事の手直しで書き加えリライトの2024年現在で見直した文章でもって今後の動向を見守り思うところをまとめたいと思います。

ハイブランド様同士の競争の厳しさの現状、「シャネル」ブランドが現在も「独立系メゾン」として存続の背景

現在、たとえ名の知れた伝統あるブランド様も熾烈な競争の最中におられます。

今後の生き残りをかけて。。ということになります。

その生き残りには、2つの道が残されていると言われています。

1つは、「コングロマリット」と呼ばれる、異業種が1つの同じグループの傘下に入り、グループの一員として位置付くこと。

それくらいもう自社のみの基盤では存続できないところまで来たのです。

もう1つは、これまでと同じように自社の名前そのものが会社名のような「独立系メゾン」と呼ばれる存在で継続していくこと。

いずれにしても、険しいことには変わりなく、その内部は他グループからのデザイナー様の獲得競争などとても忙しく大変な状況のよう。

「シャネル」様の位置付けは、どちらかと言うとレアな「独立系メゾン」です。

ただ、この位置付けもたやすいものではなく、今後は、もしかしてコングロマリットの方からのお誘い、自社の見の力での存続ということが決定付けられている意味では険しい道のりなのです。

同じように他の老舗ブランドで現在独立形態をとっているところも今後は分からないと言われています。

それほどに、1社だけでハイブランドを存続していくことが難しくなっている現状なのです。

実は、この本自体が少し前のもので、この本出版以降から現在までにもかなり変化しています。

コングロマリットは複数。「LVMH」が有名どころですが、各ハイブランド様はどこかに属しているという見方。

こうして見てみますと、「独立系メゾン」の注目度や決心の硬さがうかがえます。

庶民的に広がる数多くのブランド様とは対極にあるラグジュアリーさをキープすることこそが揺るがすことができない基盤です。

どちらかというと「攻めた」ことが難しく、「守る」というようなスタンスに感じられますのもこういった事情なのでしょう。

「シャネル」様がこれまで「独立系メゾン」で存続してこれた理由

他のハイブランド様が、「〇〇の御用達:ごようたし」からスタートしたという経緯がほとんどの中では「シャネル」様は特殊。

短い期間で一気に名も知れぬ帽子屋様からの飛躍、そのビジネスの手腕は創業者「ガブリエル・シャネル」にあるとともに、オーナー様が安定の「超資産家」であったからということも大きいです。

シャネル様の靴屋バッグやお洋服は高額と言えどもアパレル品。

おそらく主力のビジネスとはなっているわけではないのかもしれません。

それでも基盤の経営者の余裕から1つの「アイコン」のような形で知名度を上げる役割は「シャネル」ブランド自体にあると見ています。

ハイブランド様がこぞって「香水事業」に乗り出してきたわけですが、なぜ香水?というというところも、利益率の高さのある香水事業で他をカバーするような事情がありました。

ファッションのイメージが強いハイブランド様も本当は余裕などない現状、ビジネス存続の為には、利益率の高い商品という点を遥かに超えた、ブランディングの存在自体の位置付け、「コングロマリット」の構造がやむを得ないといった見方です。

あとがき

随分これまでのハイブランド様に対して華やかな面だけを見ていたかに気づくことになります。

ハイブランド様さえ苦戦の時。

どの事業者様も規模関係なくファッション業は大変なのです。

そう考えると、絶対的存在であらねばならない不自由さと反対にある自由さは小さな事業者ができる大きなメリットなのではないかと思えてきました。

小規模事業者がハイブランド様から学ぶことは、「模倣品」「コピー」という表面的なデザインの真似事では決してなく、むしろ、徹底した研究や良質な品物を作るための影のたゆまぬ努力をする姿勢という点であるべきだと思います。

照れて隠しておられるるだけで、ハイブランド様はた日々ゆまぬ努力をされておられたのです。

シャネル様の「独立系メゾン」型がフィットしているのは、上場していないことで良い姿を常に見せねばならないという縛りがないことにもあるようです。

たゆまぬ努力をする地道な作業を思いっきり自由にやって行けるメリットをお持ちなのです。

この点は、非常に強味だということができます。

そうしますと、出来る限り今のままで行きたいところなのでしょうが、「存続」こそ一番に大切でもあり、それを考えると常に考えながらということなのでしょう。

お品物の良さ、創業者の「真似されることは広まるということだからプラスに考える」という広いマーケットをイメージしたスタンスにはとても共感できます。

他のハイブランド様も「コングロマリット」に属してはいるものの、今後も決して楽な道のりではないと思われます。

一庶民としまして思うことは、せっかく老舗としてここまで庶民までに広まったハイブランド様の認知度なのですから、現在の「富裕層のみの品物」というスタンスではなく、多くの人に「夢」をいただけるような品物を。。と希望するところです(^-^)。

本真珠とフェイクパールを見分ける確実な2つの視点、「重さ」「質感」で分かります【692】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

以前はラインナップにも随分多くの真珠のセットがございました。

ただ、その後の見直しで「高級地金+宝石」のみの特化ということへ徹底。

真珠はすべて廃止に至りました。

ただ、真珠は人気のジュエリーアイテムであり、好んで私物としては大いに付けて利用させていただいているのです。

ただ、古き良きお品である真珠ネックレスも2010年近辺を境に、より入手しにくくなったと思います。

新品ではなく古い物だけを見てまいりましたので、この分野で考えると真ん丸の「あこや真珠」と呼ばれるアイテムは、2020年代では簡単には見つからなくなりました。

新品は製造減や価格アップということでより入手しにくくなったということでしょうか。

もしかして、購買のスタンスの「あこやの中古品集め」を真珠好きの方が同じようにこぞってやっていたのかもしれません。

とにかく品薄といった印象になってしまいました。

「あこや真珠」というのは、冠婚葬祭に定番のジュエリーですし、誰もが1点は持つアイテムではないでしょうか。

かつては女性専用のアイテムから、令和では男性もいよいよ真珠ネックレスを付ける時がやってきました。

少し大げさかもしれませんが、まるで携帯電話のような存在の一人1点というアイテムはなかなか世の中にはありません。

そんな貴重な真珠ネックレスの「真贋:しんがん」を見抜くということも大切であり、このたびは「本物」と「偽物」を見分ける手段を2つの視点でご紹介。

多角的な見方があるものの、これが確実といった2つの視点をお伝えします

本真珠の見分け方につきましては、真珠をお取り扱いされているプロの宝石商の方々がたくさん投稿されていると思います。

そのいくつかの見分け方のコツの中には、こうだと本真珠の可能性が高いというものもあれば、確実であるというのが混在しています。

そこで、宝石鑑定の資格などを一切持っていないながら、ただ真珠が好きでたくさんの真珠を見て持ってきた経験を含めて、決定的になった2視点のみをお伝えします。

こちらの下の写真、実は本真珠ではないブレスレットになります。

購入させていただいた販売者様も全く分からないということで事前情報はありません。

自分の目で見て判断することになりましたので、大変貴重な機会をいただいたということになります。

デザイン性が凝ったパールブレス:最終的な判断は本真珠ではないということ。貝パールの可能性はあります。

まず1点は「重さ」。

同じくらいのボリュームの本真珠と比べてはるかに軽いです。

比べなかったとしても、手に載せるとずっしりとした重量感が本真珠にはあるものです。

そのイメージからすると随分軽いということを感じました。

ただ、このブレス、かなりその辺りがよく考えられています。

重さをアップするためなのか不明ですが、クラスプのパールの飾りの数が8個もあります。

このことは裏を返せば、本真珠にはせいぜい1粒を真ん中に飾る程度の飾りであるということ。

ただ、それは可能性の範囲内なので、今回の決めての2点には入りません。

そして2点目です。

真珠をこすり合わせた時や触った表面の、ざらざら感や引っ掛かり、これがあるのが本真珠だということ。

このブレスは、ツルツルでしたが、手持ちの本真珠はどれもこれとは異なるざらざら感、引っかかり感がしっかり感じられました。

ということで、①重みがあることと②こすり合わせたときのざらざら感や引っかか感があるという2点が確実性の高い決め手だと考えます。

よく見分けるポイントの中に出てくる、「SILVERの刻印がクラスプにある」というのは、あてにはなりませんでした。

このブレスにはしっかりと刻印があったからです。

その他よく言われている決め手は、「珠の穴のくり抜き具合が、綺麗にくり抜かれている方が本真珠、割れたりいびつだったりするのが偽物」とのこと。

これは、すべての穴がいびつだったりヒビが入っていたりしたのが見られました。

しかし、比べる相手の本真珠の方が、ぎゅっとしっかりとつなげて間にクッションも入っていたので無理矢理引っ張ることをしたくなくて、比べておりません。

よって、今回③には入れませんでしたが、これもおそらく大きな決め手になるかと思います。

②のこすり合わせや表面の感触も強くやり過ぎるとキズの原因なので、優しくお願いします。

ソフトにこするだけで分かります。

あとがき

と、こんな感じで、鑑定士でもないですが、この2点は確実に見分けられる点だと思った本真珠の見抜き方をご紹介致しました。

本当は、このブレスも本真珠であれば嬉しいところですが、そもそもこの様相(クラスプに8個ものパールが付けてあることの行き過ぎた装飾に対して)で本真珠である可能性は薄いということが見抜けます。

このフェイクパールのブレスは、実は、珠の糸が切れていますので、自分でつなぎ直して、コスチュームジュエリーのように、自分使いをしていこうかと思います。

今まで、真珠が好きで、とにかく本真珠ということで本真珠ばかりを見てきました。

そうすると、見分け方という点では反対に疎かったと思うのです。

やはり、その反対のフェイクパールも手にしてみて、見比べてその違いがどの点なのかなどを研究したことが一切なかったので、本真珠を持ちながら見分ける力はなかったのです。

今回模造品を手にしたことは、かえってとても良き学び。

これを機会に今後はしっかり見分けていけそうです。

そして、フェイクパールであっても、今回のようにすぐに本真珠ではないと見抜けないほどの良い作りの物も多いということも同時に感動したこと。

ちゃんとシルバークラスプが立派に据えられて、オシャレ度も高い。

珠の間に糸の結び目も丁寧に入れられて手間がかけられたイミテーションなのです。

ということで、コスチュームジュエリーと言えども、良い作りであるというところは見どころであると思いましたし、コスチュームジュエリーに興味を深めるきっかけにもなったのです。

素材が天然であればそれは良いお品なのだという判断が、いかに薄っぺらな見方に過ぎなかったのかということを考えさせられるこのたびの貴重な機会でした。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

2種の黒色エコバッグの素材の違いが歴然、プレーンとパイルの違いはより素材の違いの深堀りになった【691】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2種の黒生地で2点のエコバッグが完成致しました。

同じ黒色でそろえることで、その他の違いが際立つことになりますのが素材の面。

どうしてもその素材の違いに目を向けるようになるのです。

良き素材の深堀りとなるこの度の黒色同時製作の完成品をじっくりとご覧くださいませ。

単純な構造でありながらしっかりと作った一重仕立ては十分な貫禄があるエコバッグとなっていった

今回から、ステッチの数を1本増やしましたことで、緻密な縫いが実現。

こんな風に4本のステッチをいかに等間隔に仕上げるかが課題。3本を4本にしたことで間隔が狭まり支柱が強固に。
4本ステッチへの変更はここにも効果を発揮しています。やはり3本の時より強固で、美しいものになりました。
生地は、生地名や混率が不明ですが、左はタオルのようなパイル地、右はオックスフォード。

パイル地は、柔らかくてカジュアルな雰囲気があります。

一方オックスフォードは、スーツの中に着るメンズシャツにも多いエレガントなツヤ感がある素材。

やはり同じエコバッグに仕立てても良い意味での硬い雰囲気が出ました。

素材の違いによってもこんなにテイストが展開できるものだと実感しました。

お洋服のワードローブで、わずかな素材の違いで黒ばかりを着られる方の例を拝見したことがあります。

おそらく素材の違いを楽しみ、最強の黒色を軸としたいワードローブ作りだとお見受けします。

さて、バッグの容量はかなりのものです。バスタオルを4本ご用意しましても、まだまだ余裕が↓。。

これらはバスタオル。まとめて縦に4点を積み上げて収納してみました↓。
<サイズ>縦39cmx横35cmxマチ18cm。バスタオル4本を入れてもまだ上の方が余ります。

これだけの容量があるのですが、ある程度たためますので、出張時のサブバッグ・たくさんの食料品のお買い物目的・上着入れ・温泉バッグ、さらには一泊旅行も可能ではないかと。

エコバッグという言葉に縛られて、安くて質の悪い品物をお手軽に短時間で作ってしまうのは、あまりにやったことのわずかな労力でさえも無駄だと感じます。

その後の長い目で見たバッグの可能性を夢見ながら、じっくりとかけるところで手間と時間をかけていくという製作が腑に落ちます。

その1つに、ピンタックの4つ角のステッチがありまして、これがあると上品な雰囲気が出ます。

バッグが整然とするものであることでシーンが増えていくと予想します。

あとがき

このたび製作の2点「切餅:きりもち」デザインにはさらにこだわりがありまして、長い支柱を1本仕立てで継ぎ目を作っていないという点です。

用尺が145cm以上要しますので、今回も幅が150cmの生地です。

縦に取ると生地が余り、2点作ろうと考える方向に行き1点物ではなくなります。

よって、横に支柱のパーツを裁断するので、巾がダブル幅の物でないといけないのです。

この145cm以上の幅の生地の分野は、インテリア・カーテン地の分野になります。

ここから生地をチョイスするわけです。

かわいいプリント生地などは110cm巾あたりのものがほとんどなので自然とインテリア地特有の大人っぽい生地をチョイスすることになりました。

ただ、その後作り手側の気持ちになってみますと、どんな幅の生地でも作れるように仕様を変えるという考えに至ります。

そうすることでこの長い支柱のバッグが作りやすくなるからです。

後に取っ手の途中で継ぎ目を入れ、短いパーツで大丈夫なように型紙を変更。

その継ぎ目を隠すタブをスタイリッシュに縫い付けるモデルへ変更しています↓。

後にこれが完成型となっていきます。継ぎ目はうまく隠され隠したタブがかえってトレードマークに。。

完成型に至る前には、このたびのような変遷があったことがとても大切。

この段階を踏まずに完成型に行き着くことは無かったでしょう。

当ブログ記事は、当初の2021.08.12からおよそ3年後の2024.05.16にブログ記事の「手直し」の一環の中の順番で「リライト」したものになります。

とはいえ、まだまだ変な言葉使いや誤字脱字は、更に手直しをかけていくのですが、こうして、3年も経過すると随分小さな事業の中でも発展が見られました。

これは大変貴重な例だと思っていただければと思うのですが、同じことをずっとやっていく中で必ずわずかばかりの発展があるということ。

事業とはそういったものなのではないかとじわじわと実感しております。

そういった意味でもこの記事の手直しの1年の2024年が非常に大切な年であると感じています。

もっと早めに手直しできれば良かったのですが、日々の活動に追われこんなに遅くになってしまいました。

随分曖昧な表現だったり分かりにくい表現などで読みにくい点が申し訳なかったです。

2024年末をもって、記事すべてがすっきりと手直し完了の予定を組みまして現在徐々に実行中です。

是非今後とも、今後もブログ記事にお立ち寄りいただければ光栄でございます(^-^)。

<経理>決算書における「在庫を持つ」「在庫を持たない」の区別は、「仕入」という科目を使ったかどうかである【690】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく、「在庫を持たない事業がリスクが小さい」ということを提唱されているようです。

この「在庫を持つ」「在庫を持たない」というのが実際の「決算書」の中ではどんな形でそれが表現されるのか、それは「仕入」という科目です。

当然ながら、実際には迷うことがあって行き着いたレンタル業についてのエピソードをご紹介。

そして、更に「在庫を持たない事業」とはどんなものなのなのか、「在庫持たずして事業が成り立っていくのか」ということも考えてみたいと思います。

在庫を持った証は「仕入」という科目を使って計上したことにイコールと見ることができる

年末の最終日、12月31日が個人事業主では、確定申告の1つの区切りの締めの日となり、バタバタ大掃除などで多忙の中、ひっそりと締め切られる重要な日となります。

その翌日からは、年明けのおめでたい日のお正月ではあるのですが、これも、早めに棚卸をして、分からなくなってしまわないうちに、残った在庫をカウントする作業が始まります。

この売れ残った商品をカウントする棚卸作業というものには、ハンドメイドバッグの例ですと、まずは「バッグ」そのものをカウント、そし材料である「生地と附属類」もカウントするのです。

レンタルジュエリー業では、「ジュエリー」をカウントしています。

随分幾種類かの在庫があるわけですが、特に「自社製造品」の場合は、①製品②材料の2つが主にあり、棚卸資産表も便利に使いやすいのが①②を分けた使い方です。

そして、レンタル業では③としてさらに別の棚卸資産表としています。

その①-③の合算が決算書の数字に掲載されますが、細かいこれらの合計となっていることは自社がしっかり管理する部分になります。

具体的には、「原価」で数値をアップしていきますので、材料である生地や附属は購入時の計上してある仕入-買掛金もしくは、仕入-現金などというような仕訳の、「仕入」金額から減った分の残りの分相当の金額を算出。

アップというのは、表にしていって最終的に合計金額を出す表、「棚卸資産表」の自作を指しています。

製品になったバッグは、「原価」でアップ。この材料が残る前の使った部分の積み残が原価の金額に一致です。

「原価表」という1点の製品ごとの小さな表の合計金額が引っ張られて「棚卸資産表」の1項目にアップされていきます。

ここには、実際に製造してミシンでせっせと縫った「加工賃」なるものは入りません。

実際に費用がかかっていないものは入らないという考え方が会計としては正解。

あくまでも事実としてレシートや領収書、納品書が存在している外注などのエビデンスが存在する加工賃のみがここへ入ります。

よく謳われることがある、「自作は加工賃ゼロだから安く仕上がる」にはこうした実態の前向きな表現。

せっかくの労働が原価には入れ込まない残念な実態なのか、それともお得にご提供できる1つの姿なのか。。

ということで、「在庫なのだ」という証は、「仕入」という科目を使った計上をしているものかどうか、それに伴い、年末締めで棚卸作業をしたものなのか、ということが「在庫を持っている状態ということの証」となります。

レンタル業の棚卸はある、宝石のレンタル事業も「在庫を持つ事業」だと結論付けた

レンタル業というのが、1つの事業、「貴金属のレンタルジュエリー」が該当。

特に消耗がほぼ無いとみなされるレンタル業に該当。

レンタル品の考え方はこうです↓。

「商品そのものの販売であろうがレンタルであろうが、商品を仕入れたときは「仕入」の科目を使うものであるということ。

これは、実際に「税務署」様にお電話でお問合せしてお聞きした貴重なご回答ですが、「棚卸在庫になる」というのが答えです。

仕入を一度どっさりと計上して、後に、売上が多数出るという日付の結びつきが一定でないアンバランスではありますが、仕入と売上は関連付いたものになるのです。

ネットの記事でこんな記事を拝見しことで最初間違った計上をしばらく続けていました↓。

「レンタル品は消耗品費でよい」と。

それを信じて、「消耗品費」を使って首をかしげながらも購入品を計上していた当初。

少々腑に落ちず、確定申告の最中に「税務署」様にお聞きして、「仕入」を使うとご回答いただいたことが本当に助かりました。

間違えて1年分まるっと「消耗品費」で計上していて、申告の際にお聞きして全部計上を訂正することで間に合いました。

もしかして、勘違いにより間違ったことを記載していたらご指摘いただきたいですが、ネットで記事や発信を投稿する責任としてこれは本当に良くないことだと思います。

それを信じて間違えてしまうのですから。。

とはいえ、何か腑に落ちなくて「税務署」様へ聞いたこともその行動としてはグッドだったのです。

もし、このような消耗のほとんどない高級地金のレンタルジュエリーのケースではない消耗するタイプのメッキやコスチュームジュエリーの場合はどうなのか。

そして、ジュエリー以外のレンタル品の場合のお洋服などのレンタルはどうなるのか。

これらの疑問は、もしかして価値が落ちる計上が加わるのかもしれません。

きちんと「税務署」様へ早めにお聞きすることをお勧めします。

ネットにはほとんどレンタル業者が仕訳する例や情報がありません。

会計ソフト会社様も明確な説明までは控えるということで、「税務署」様への自主的な問合せを促しておられると見ています。

ただ、これは思うこと、「レンタルを主とする事業である以上、購入時に「仕入」科目を使わずしてそもそも事業にならないではないか」という考え方。

そうすると、今思うのは、どんな価格の仕入であっても、CD1枚でも本1冊でもレンタル事業の商品として購入したのであれば、「仕入」であるということ。

過去に拝見したネットの記事がいかに、自分がレンタルする側との混同であるような「消耗品費」はかなり「ずれた」回答であったと思えてきます。

あとがき

以前に、いつかのブログでアップした時に書いたことがあります。

在庫を持たなくてよいから「予約販売」という形態が必要な数作れば良いというメリット。

これは、あくまで、外注依頼をする側の立場から見た場合です。

その外注先様は、きっと、材料の在庫を持っていて、注文を聞いた時にはすぐに用意できる体制でないとスピーディーに事業が成り立たないと思います。

そうすると、業界問わず一連の川上から川下の流れを一度に見たときにどこかで在庫を持った状態の業者様がおられるというのが、物販の実態だと思うのです。

予約販売が近年「無駄がない」という意味で推奨されているのも、最初から製品に作り上げてしまって売れ残るよりも無駄は無いからです。

余計な物を作らないという点では、在庫を持たないということに一定の貢献があります。

ただ、在庫というのは、材料と商品と2つあり、その商品の部分を減らすというところにスポットを当てているに過ぎません。

しかし、必要な物しか作らないことに伴って、材料の前持った調達が減るのかどうかです。

そんなことはないのではないでしょうか。

必要な物だけを作るというスタンスに伴って、材料に関しても一緒に工夫をしなければ全体としては無駄の完全排除には至らない、販売の立場の者だけがリスクを逃れたに過ぎないことになりませんか。

ということで、「在庫を持たない事業」というのはミクロの見方であり、「在庫をおさえられる事業」などという言い方が一番業界全体を俯瞰した見方のような気がします。