グレー色の多色展開の飛びぬけた豊富さ、小物を追加しやすいのもその優しいカラーの加減のおかげ【829】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ数年お洋服にちょくちょく取り入れてきた色、グレー。

その昔は、「ねずみ色」がグレーだと思い込んで、顔映りも良くないからと敬遠していたものです。

グレーの素敵さを教えてくれたのは、「アルマーニ」様の豊富なグレーイッシュカラーの展開でした。

本当のことは分かりませんが、グレーに対しての誇りや、すごく素敵な融通の利く色であることのご提案のようにも感じています。

そういった意味では、少なくとも一人(私)のお洋服ライフの考え方をも変えた「アルマーニ」様の説得力に対して、ものすごいパワーを感じました。

黒コーデを重んじてはいますが、黒よりもマイルドで張りつめた感じが和らぐという点がとても優れた色であるとグレーに対して考えるようになっていきました。

このたびは、お手持ちのお洋服の中に登場しているグレーと照らし合わせていただきながら、一口にグレーと言えどもいかに豊富な展開があるのかをご用意しました「グレーのパレット」でご覧いただきたいと思います。

グレーはねずみ色だけではなかった驚き、「○○グレー」が複数あることに気づいた

ということで、早速7種のカラーをご紹介。

すべてグレーと呼ぶ色になります。

それぞれの呼び名もできるだけ一般にもそう呼ばれることがあるというネーミングをもって、それぞれの微妙な違いを区分けしてみました↓。

7種のグレー:よくあるチャコールグレーは左から3つ目を濃くしたものに近いです。

こんな感じで、「GIMP」ソフトにお世話になりながら、「エクセル」図形のパレットに出してみました。

さて、左から順に1-7までの色に名前を付けてみました。

1)グレージュ・・・よくお洋服で登場しているようです。ベージュが半分くらい入っていて、ベージュとグレーとの狭間にいるような色です。

2)シルバーグレー・・・よくラメがかったお洋服で使われる、ぼやけた感じがラメによって華やかになるみたい。

3)ねずみ色・・・この色が子供の頃のクレパス、絵の具、絵本などの経験から始まって私たちに根付いたグレーのイメージの色ではないでしょうか。チャコールグレーはこれをそのまま濃くしたもので、この色そのものもそう呼ばれることもしばしば。

4)グリーングレー・・・ここからは、日本人離れしたような色とも言いましょうか、。この色だけ見ていると分かりにくいですが、他のグレーと比べると明らかにグリーンがかっているのです。

5)ブルーグレー・・・この色も濃淡ありますが、今回は濃いめでパレットに出してみました。ネイビーとも違う、やはりグレーなのです。ねずみ色の3)を基準に考えると青味がかっています。

6)モカグレー・・・この色は昔持っていた「バーバリー」製のライナー付きチェスターコートを思い出します。中に黒色を着たりもしましたが、茶色も非常に合わせやすかったです。3)のねずみ色に赤みが増して、優しいエレガントな方向へ行くのです。

7)カーキグレー・・・最後です。この色は、茶色を基準にした時にも濃い方の色でこの色が出てくると思われ、かぶります。木の幹のような色がエコロジー。黒の一歩手前のチャコールグレーとはやはり違う、茶色やグリーンが混じった感じです。

とこのような多くの展開がグレーにはあることを解説致しました。

「アルマーニ」様は、お洋服の展開において、この色のどれをも採用しておられると思います。

今まで数多くのニットを拝見した中にこれらすべてがあったからです。

あとがき

色でメッセージを伝えるということは、とても素敵なメッセージの伝え方だと思います。

燃えるような情熱の「赤」が想像しやすいところです。

先日当ホームページ内の「アイキャッチ画像」を変更していた時に、今までの「写真」から「イラスト系」に変えてみました。

その時にびっくりしましたのが、選ぶ色がどうしても「ペール」に寄るという性質のようなものを自分で知ったことです。

「曖昧」「中間色」という素敵さが間違いなくグレーにはあると思います。

コントラストが効き過ぎる「真っ白な真珠のネックレス」の装いも、お洋服が中間色だとよく馴染むのです。

グレーは、「煙」「灰」「墓石」「鉄」「鼠」「大砲」のようなイメージだったところから、赤味にも青味にも茶色味にも分かれていく非常に可能性を秘めた美しいカラーだと思えてくるのです(^-^)。

強い色から離れた中間カラーのデニムコーデ、トップスの柔らかく優しい雰囲気の古着サマーセーターがエレガントなデニムコーデの重要素【828】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

かつての「カジュアル」を象徴していたジーンズコーデの何十年という大きなゆったりとしたブームが収束の様子。

それでもあのデニム素材の特殊さ・良さは今後も定番の素材として残っていくと思いますし、これまでとは真逆のエレガントな感じで新しい取り入れ方が受け入れられていくと思います。

ここ最近は、古着の中で、ハイブランドのデニムに注目するようになりました。

すべて古着でのお洋服の購入ですが、特にお気に入りのブランドデニムは、「フェンディ」様と「アルマーニ」様です。

材料として選ばれた素材がそもそも良質です。

そして、本来のジーンズの作りをそのまま継承しながらも出来上がりがエレガントという不思議さ。

ラインや細部のステッチの丁寧さ、尖り過ぎないしとやかなポケットデザインなどの多数のエレガントさの集結でその姿を作っているのだと見ています。

このたびは、「アルマーニ」製の2点のブラックとブルーのデニムパンツを選択。

せっかくのエレガント寄りにデザインされたジーンズのテイストをより高めるようなトップスを、サマーセーターで選ぶご紹介をしたいと思います。

「黒ベースとの相性の良いブラックデニム」「ジーンズらしさも残したライトブルーデニム」それぞれを軸としたサマーセーターコーデ

左:「アルマーニ・コレツィオーニ」右:「エンポリオアルマーニ」。いずれのカラーもデニムらしい味わい。

では、この2点の好ましい相手として選んだサマーセーターです↓。

ブラックデニム用:「ジョルジオアルマーニ」製。グレージュ。細かい透かし編み柄が華やかです。

特に「ジョルジオアルマーニ」製では、「ハイゲージセーター」も多く見られ、重みがずっしりとして重厚感あるお品物です。

なかなか現在では軽いタイプが多いセーター類、こうしたハイゲージタイプは貴重だと思います。

ライトブルーデニム用:「アルマーニコレツィオーニ」製。七分袖のセーター。グリーンがかったグレー色です。

難しい色を購入したもんだ。。最初はそう思いました。

そこで、この色に合わせたボトムを探すという方向へ出ます。

そんな時に、合うのではないかとひらめいたのが、ライトブルージーンズでした。

実は、先にセーターがもうあったところへ後からライトブルーデニムを足したのが真実だったのでした↓。

着回しということもよく言われますが、そうはいっても「一番」があるはずで、こんな風に分けたセットに。

お気付きかと思いますが、全体的にグレイッシュな組み合わせとなりました。

グレーは見方によってはアクセントが足りないと感じるかもしれません。

その時こそ、ベルト・靴・バッグ・ジュエリーなどの「スパイス」的存在のアイテムの出番なのです。

グレーに注目していくと、それ1つだけではなく、コーデが複数の集まりの効果で威力を発揮することを特によく実感できます。

あとがき

当ブログ記事は、2021.12.12が当初の投稿日。

その後およそ3年後の2024.07.01に「手直し」の順番の計画を実行の現在です。

こうした、デニムパンツ(ジーンズ)にサマーセーターを合わせる組み合わせは、現在の2024年でもやっています。

このブログを綴りながら、新しいYouTube投稿のアイデアを思いつきました。

当記事のブラックの方は引き続き現在も持ち備えておりまして、その他別のライトブルージーンズとミドルブルージーンズという中間のネイビーカラーも登場した3点で夏のデニムコーデのご紹介を考えました。

近くYouTubeに投稿した翌日にはブログ記事にも同じ【番号】綴られますが、現在【1400】が最新の中、空き枠の【799】で予定しています。

もし、この記事をご覧くださった折りには【799】へも是非(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

極寒の冬には前身を完全に閉じるのがあったかい、未使用品古着のボタン無しボレロ風前開きカーディガンからセーターへの縫い留めリフォーム【827】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着は完全ではない何らかの事情があるものも多く、だからこそ残っているのだと納得することがあります。

ここをもう少し。。など、現状のままでは十分ではない点があるからこそ、リフォームの出番です。

少しのことながら、手を加えることで満足する「心地」が生まれればということを願いながら、このたび実際に行いましたリフォーム例をご紹介したいと思います。

前身が開きっぱなしのボレロ風カーディーガンを寒い季節の最中(さなか)に着用できるよう、セーターに変えていくリフォームを図解でお伝えしたいと思います。

現物はブランド様への「著作権」への考慮で写真の掲載をやめさせていただきましたので図解のみです<m(__)m>。

ボタン付きのカーディガンでも応用可能、前開きを縫い閉じるリフォームで着用時の暖かさを実現したい

このたびのカーディガンは少し特殊なデザインでした。

本当に羽織るだけのボレロ風なカーディガン。

ボタンホール1つ付いていないという特殊なものだったのでした。

それでも素材が毛混のあったかいもので紅色。

この温かさは、「羽織るだけ」の季節には暖か過ぎるバランスの悪さもあったのです。

そうして、「羽織る」出番よりも「着込む」という出番の方がこの素材の場合は現実的には多いと考え、リフォームを決意したのでした。

before:デフォルトはこんな感じでボレロのようなVネックの深い、羽織るタイプのカーディガン。丈は50cm。

ボレロと言っても、丈は50cmあるので、そこにポテンシャルを感じました。

そして、前身を重ねて縫い閉じをするアイデアを思いつきます↓。

このように重ねて、ステッチで固定。セーターの色に合わせて馴染み溶け込むような糸の色を選びました。

上になる方の見頃の端の裏側に伸び止めテープ9mmの「平」を貼りました。そのテープに縫い付けがかかるようにステッチしていきました。

一番上の横ステッチは固定目的、合計3本のステッチを入れたのでした。

応用としては、グログランテープのようなリボンテープを用意して、その裏に伸び止めテープを貼ってグログランテープが表に少し顔を出してしまっても良いデザインにしてしまうと気軽にできるかもしれません。

伸び止めテープは1枚仕立てでやりましたが、わずかにうねりが残っています。

何なら2枚重ねでやるべきだったとも言えます。

何も貼らないと確実にうねりが出るかと思います。

過去に伸び止めテープをうねり解消目的で3枚重ねでやっと効果が出た事例もありました。

ニットを侮ってはいけません、せっかくの目立つラインなので伸び止めテープの利用価値は大いにあると思います。

after:完成です。正面から見たときにステッチの線がわずかにボックス状に映る感じが実際です。

ステッチする位置も、ニットの編み目の太い線に隠れるような位置を選んだりすることで浮くものにならない工夫もできると思います。

ということで、ちょっとした作業ではありましたが、着心地は非常に良くなりました。

元の羽織るだけのアイテムだとダランとしてしまって使い勝手が悪いですし、敬遠して着用機会が無かったと思います。

真冬の「セーター」というアイテムの素晴らしさを改めて再認識できたリフォームでした。

あとがき

この度のアイテムは、レアな、ボレロ風でボタン1つ付いていないものではありましたが、ボタン付きのカーディガンなども可能な作業だと思います。

その時にボタンは完全にデザインだけということになりますが、ボタンを取り外し、ホールをグログランテープなどで覆うということも更なるアレンジのアイデアです。

結局のところ、目指すべきゴールは、「心地良さ」ということになるのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

遠目に映るジュエリーの姿に影響する「フォルム」、四角い形ですべてをリンクさせた組み合わせ方の同時付けの効果【826】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

理由ははっきりと分からないのですが、とにかく「四角い」アイテムを好みます。

インテリアの箱好き、ベルト好き、バッグ好き、いろんな「四角」が集まることがとても整然としていてその「すっきり感」に惹き付けられているのだと思います。

このたびは、「四角」という形に注目し、ジュエリーの3点セットを四角で集めた遠目の効果というお話をさせていただきたいと思います。

四角い形のものを集める中で揃った四角いコスチュームジュエリーが遠目の「影」に映る時、その素敵さは人間の素敵さとして映る

ペンダントチェーンのフィガロのステンレス以外すべてメッキ。メッキとは意外なほどのスタイリッシュさ。

四角いモチーフは、クールな雰囲気が出やすいと思います。

ブレスが1980年代のコスチュームジュエリーブランドで有名な「Monet:モネ」製ですが、それ以外はすべて特にブランドは無いです。

そうしたことよりも、「形」に注目しておしゃれ度を高めようという工夫の1つです。

高級な18金やプラチナと美しい宝石で成り立ったジュエリーとはまた違う分野のジュエリー。

こうしたタイプのジュエリーにも役割があると見ています。

その1つが旅行などのアクティブなシーンです。

本物ジュエリーを旅行に付けて行った時に想定する不安や心配事を解消。

せっかく集めたジュエリーなのでメッキであれど失くしたくはないのですが、高級な品物を遠出に持ち歩くことははるかに危険を伴うことが予想されます。

あとがき

このたびご紹介の四角いメッキジュエリーは、私物。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございまして、「高級地金+宝石」に特化したレベルの高いジュエリーがラインナップのすべてに並びます。

そんな一方で私物がメッキということの意味をご理解いただければと思うのですが、「すべての本物をお客様に。。」ということをモットーとしているからです。

メッキジュエリーであれば、お客様が購入することで入手しやすいので、役割があるとすれば、そういった付け方・集め方のご紹介であるとこのたびその役割を担った次第でございます。

「形」に注目する他には、「カラー」や「素材」もございまして、3つの基本的な「リンク」であると考えています。

ジュエリー1点では成し遂げられないことを、複数の組み合わせで実現、それぞれの良さが互いに引き立つのもジュエリーが集まってこそだと考えます。

当たり前すぎて隠れがちな「同じ」という概念。

これが集まった時に「粋」を作ることがあるのです。

四角いロングペンダントと共に、四角いリングやブレスがリンクして、活動的に歩くその姿も「粋」だと感じさせます。

一人の人間をも作る要素でもあるジュエリーは、なかなか重要な存在なのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

1点しかない古着それぞれに隠れた着用の可能性、①ウエストのタックやダーツの豊富さ②ラインを変えられるワタリ③股上の分量を調節できる深さ【825】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着ライフを送りまして、かれこれ15年程。

ワードローブのアイテム全てが「古着」で埋め尽くされます。

もうお店で新品のお洋服を購入しないというスタイルになり随分久しいです。

古着は、それ1点しかありませんので、サイズが合うかどうかの面では、能動的にこちらから合わせていくという姿勢を持って挑んでいます。

そうしたスタイルの中で、「リフォーム」への挑戦も並行してあったと思います。

もう少しウエストサイズが大きければ。。などの満たされていない部分をリフォームによって着用可能にしていくことです。

可能な場合、たくさんの中から本当にお気に入りをチョイスできるという幸せな瞬間へたどり着きやすくなると思います。

最もメジャーなパンツやスカートの「裾上げ」は、周知なのでこのたびは省きました3ケースをご紹介したいと思います。

リフォームすれば着用できる可能性を秘めた素敵な古着アイテムを見つけるための3つの着目点

では、3ケースの1ケース目です。

①ウエストのサイズアップ/ダウン・・・ダーツやタックが豊富なものは、広げる/狭めるの両方が可能。

これは、過去に実際に作業をさせていただきました。

当記事では【207】の記事でアップさせていただいております。

その時のタイトスカートもタックとダーツがコンビになって、しかも前も後ろも左右に入り、合計4ヶ所x2つずつという豊富なモデルでした。

ダーツやタックで作られた丸みとか立体感も活かしつつ、少しずつつまんだ部分を浅くすると、ゆうに5cm以上はサイズアップ可能でした。

ここまで豊富ではなくても、ダーツやタックが左右に1つずつ入っているだけでも可能性が見えてきます。

ここに着目して古着を選んでみてくださいませ。

では、次2ケース目です↓。

2)パンツラインの変更・・・ベルボトムからテーパード寄りへの変更が可能。

2つ目は、パンツラインの変更です。

2010年代後半にテーパードが流行したかと思えば、その後逆とも言えるワイドのガウチョが流行。

ものすごい大ブームというわけではないにしろ、このように洋服というものはどうしても流行を入れていかないといけないような構造があるのです。

流行には随分振り回されてしまい、マイペースなお洋服の着方が出来ない窮屈さも感じます。

そういった流行の歴史を俯瞰して、非常に大きなくくりで全体を見た時に、「不変的なライン」を選びます。

実際に作業しましたのは、デニムの「ベルボトム気味」なパンツを「ややテーパード気味」というラインへ変更しました。

ベルボトムのままでは、1970年代とか1990年代後半のブームがありましたので、かつての過去の流行を彷彿とさせるような古いイメージのラインは変えたかったのです。

かといって、2010年代の「テーパード」に真正面から。。というのももう古い感じがしてしまうのです。

目で見て変化が分かる範囲ながら、できるだけどの時代でもこの先の未来でも、違和感のないラインはどんなラインなのか。。ということをよく考えました。

せっかくお直ししたのだから今後末永くはいていけるようにと思うと、ここで流行を色濃く入れていかない方がかえって良い判断であると考えます。

最後3ケース目です↓。

3)デニムなどの股上の深さの変更・・・股下の長さも影響することもありますが、股上は深くも浅くも可能。

自主体験は、股上が35cm以上もあるハイブランドパンツの古着(未使用品のまっさら)、ウエストが狭いこともあり、当時流行の浅めにしたことでした。

ウエストを広げたことを兼ねていたので当然効果はあったのですが、その後、再び股上深めが流行の2020年代になりました。

プロのリフォーム屋様のお話では、深い股上を浅くするも深くするもデフォルトの美しいラインにはかなわないとのこと。

よほどでなければそのままを受け入れるという選択も忘れないようにしたいものです。

あとがき

ここ最近は、自分では綺麗にはできない限界があるものは、迷わずリフォーム屋様にお願いすることにしています。

せっかく古着をお得に購入したのにリフォーム代が高額についてしまうことで古着を選択しないのか。。ということについては、悩むところです。

外注リフォームも結果「永久的」な品物になった、極端ながら「一生着ていけるものになった」というほどの結果になれば、コスパは良いです。

やや高額についたとしても、着やすく生まれ変わった「価値」が非常に大きいです。

想像以上にリフォーム屋様の腕前は確かなものです。

このような素晴らしい手仕事の日本人がおられることへ尊敬の念を抱かずにはいられない程の出来上がりです。

話し合いの結果、リフォームを躊躇したにしても、一緒にどうしたらよくなるのかを考えていただいた意味がきっとあります(^-^)。

古着ならではの気さくさ、三つ折りステッチをしても大丈夫な裏無しスラックスの支障のない裾上げ【824】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着ライフを送りまして、もう15年以上が経過。

1点物に慣れ過ぎて、ずらりと同じ商品がサイズ別に並んだお店に入ることにためらいを感じるほどに。。

1点しかないものを受け入れることが当たり前になっているために、サイズを自由に選ぶ時の同じ品物が配列した様子が何となく違った世界に感じます。

これは価値観ですので、反対に1点物しかない古着市場は合うものが無いと考えてしまう新品主義の嗜好ももちろんあると思います。

ただ、そこそこハイブランドの「アルマーニ」に特化した古着でワードローブを肥やしている拘りも楽しいところがあり、新品で購入しなくても十分古着でも高級であり綺麗なのです。

このたびは、古着で購入の際に付きまとうことがある、「リフォーム」に注目。

せっかくコスパ良く入手の古着は、自分でお直しできれば嬉しいものです。

よくやっています、特に裏無しのパンツの三つ折りステッチ始末のミシンがけのご紹介です。

スラックスなのにタブーだと思われがちですが、モデルをよく見ながら判断をし、かなりスラックス寄りなタイプでも三つ折りステッチをして何ら問題がありません。

ご参考になれば幸いでございます。

どれも「アルマーニ」の古着、もともとスラックス調のモデルの多いブランドならではのエレガントさは裾の始末など何のその

スラックスと聞くと、こんな始末が基本だと思います↓。

ロックミシンも使いながら、1つ折りして、手まつりです。

これはやや時間がかかり、丈夫であるとは言えませんが、高級感が確かにキープされますので、品物のテイストによってはこの方法で行うこともあります。

可能ならミシンをかけていく方法が迅速であり、素材やデザインによって、三つ折りミシンステッチもやっています。

手まつりよりも気軽で丈夫です。

左右いずれもスラックスですが、いずれも三つ折りステッチ。左は裾を長くしたケース、右は裾上げのケース。

左(シルバーグレー無地:「ジョルジオアルマーニ」製)は丈が短かったので、めいっぱい裾の縫い代を使い、最低限の1cmくらいの幅で三つ折りステッチをしました。

右(ベージュ千鳥:「アルマーニコレツィオーニ」製)は、丈が長かったので少しカットして短くしたバージョン。

この場合はもっと三つ折りの幅がたっぷりしていても良いと2cmくらいで。

下に貼りますYouTube動画の内容は、この度の記事と違う品物のお話ですこと、どうぞご了承下さいませ<m(__)m>。

当時の2021年から約3年後の2024年現在のブログの「手直し」の順番でして、この記事を今一度綴り直しております。

その後の2024年最近の裾上げの例としてこの度の記事に2点のパンツを例に掲載させていただいたのでした<m(__)m>。

あとがき

「アルマーニ」様のすごさは、カジュアルなのにエレガントに作られているところです。

かつては、「医師」であった「ジョルジオ・アルマーニ」様。

体を美しく見せるデザインが、他の型紙の作り方と随分違っているように感じます。

例えば、中綿のジャケットには、袖に2か所の立体的になるダーツステッチが入るのです↓。

ファッションの歴史に間違いなく名を残していくデザイナー様だと思います。

多くのブランドの中でこの「アルマーニ」様の古着に特化するまでの絞り込みの理由は、「ラインの美しさ」です。

レディース物の古着で特に優れていると感じる1980年代辺りの「ジョルジオアルマーニ」製は、今でも特に注目しています(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

本物と見間違うほどの宝石質な「偽物」リング、なぜコスチュームジュエリーの中ではレベルが高いと感じるのか【823】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者でございます。

この、キャッチフレーズは、「高級地金+宝石」に特化しているところからレベルの高さを目指すスタンスの表明です。

レンタル事業の中で、お客様のフィードバックを感じ取りながら高めていったレベルです。

その反面、私物ジュエリーには大いに「偽物」ジュエリーをたくさん取り入れています。

これこそが、人生を仕事に捧げる姿勢でありまして、「お客様に本物をすべてご利用いただいた証(あかし)」なのです。

この「偽物」とか「イミテーション」と一括りにされる分野がありますが、その中でも特に作りの良い、本物にとても似たお品があります。

それが「合成石」を使ったジュエリーです。

ダイヤモンド界隈では、「モアッサナイト(モアサナイト)ダイヤモンド」や「シンセティックダイヤモンド」などと呼ばれるダイヤモンドがあり、聞こえの良い素敵なネーミングですが、単純には、「本物ではありません、人工の工業製品です」という意味です。

なぜ、合成石には、本物みたいな名前が付いているのかの理由、化学構造を同じにすることでよりそっくりになるという物理的効果を利用している

よく、「合成ルビー」「合成エメラルド」などという言い方を聞きますが、初耳の当初は何か図々しさのようなものを感じたものでした。

合成なのに天然石みたいな名前で気を引こうとしているのでは。。そう思ったのです。

しかし、それはある意味正しい表現の仕方だと分かるようになります。

「合成」という言葉には想像以上の深みがあったのです。

この定義は、「天然のストーンの成分に等しい化学構造を真似て同じ構造を人工的に作った状態」を表すというもの。

そう考えると作りとしてはなかなか優れた品物であると言わざるを得ません。

例えば、こちらをご覧いただければと思います↓。

合成ルビーと合成ホワイトトパーズのリング。この写真を見て「偽物だ」とはっきり言える人はプロ。

ものすごく本物っぽい作りに見えますね。

ただ、これを実際目の前で見ると、「綺麗だけど、うーん、これは偽物でしょう」と分かることもあります。

天然はもっと引き締まったような小粒の構造であり、繊細さがあるのも天然で作られた本物の特徴です。

このダイナミックな大ぶりさも合成ならではの出来、合成の製造のされ方そものが開き直っているスタンスなどとさえ思えてくるのです。

このように、天然に近いような様相にもなるこのストーンの内部が、実は、化学組織を全く同じくしてあるからこの様相なのであるということが重要ポイント。

そして、さらにもっと近づくために、台をきちんと使い手間のかかった仕立てをされたお品となればもっと似てきます。

そういった意味でこのリングは、きわめて宝石寄りな「偽物」だと表現できるかもしれません。

時々、合成石製であっても「宝石」と呼ばれることも、実はこの内部の化学構造の緻密さを称えたものだと見ることができます。

そう考えますと、プラスチックやただの金属だけのコスチュームジュエリーに比べれば、実は合成石の「偽物」はレベルがより高いという見方ができます。

が、しかし、これも「偽物」分野の中でのレベルなのです。

天然である「本物」とは雲泥の差であることは言うまでもありません。

あとがき

「本物」「偽物」と一口に言っても、偽物分野にも随分レベルがあったということがご理解いただけたかと思います。

こういった今回ご紹介のような合成石のジュエリーは、せっかくなので、シーンを選んで使っていくと良さそうです。

気が散漫になりがちな混沌とした旅行先などのシーンなどでは、合成であることが逆に「心持ち」が安心だったりしますので、楽しい旅行に気持ちが集中できるのです。

人の目には「本物」に映るかもしれないですが、自分だけが「偽物」と知っているということの効果がより出るシーンです。

「本物」だけでも都合が悪いこともあることを「偽物」が上手くカバーしてくれるシーンががこうして実際にはあります。

では、今一度冒頭に戻りますが、当「本物志向のレンタルジュエリー」では、個人の収集ではなかなか入手しないようなモデルを選んでいまして、「レンタル」自体の価値を高めています。

これまで、長い年月をかけて、「ハイブランドコスチュームジュエリー」と「無名の本物ジュエリー」を天秤にかけ、はっきりとした答えを出しました。

正直な心の中から出た答えです↓。

自然な姿そのままが人を魅了する「本物ジュエリー」には「ブランディングある偽物ジュエリー」はかなわないと。

事業者単位ではなかなか実現しにくい「リメイク」、著作権を遵守しながら可能な個人の範囲にこの文化を広げる「ノウハウの伝達」の役割【822】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「リメイク」はなかなか事業者ができることではありません。

なぜなら、元ある品物に手を加え商品にして対価を得たり、その手法を実際の既製品を具体的に利用してリメイクする手法を教えて対価を得ることもいずれも「著作権の侵害」に該当する/該当する部分があると判断しています。

過去に書物で拝読の、自社在庫の自主リメイク的なことを、関係する著作者に了解を得ながら行っている事業者様なのかな。。と思う会社様の事業活動がありましたが、現在では廃業されているようです。

リメイク品のお写真の様子から、おそらく在庫を何とか活かすところから始まったような気がしました。

本来、「あっ」と驚く程意外な物へ変化することこそ面白いのであって、分野の違う品物に生まれ変わる極端さが面白かったりするものです。

現実は、他社様が製作したものを解体して作り変え、それを二次利用することは、禁止であり、一度完成した品物というのは、容易に商業利用が難しいのです。

認められている自分だけのリメイクの範囲を超えたことがどう可能になるのかをずっと考えてまいりました。

現在行き着いているところは、やり方の「図解による解説」のみです。

実際にやってみたリメイクをその手法と記録とともに「図のみ」で伝達することです。

当然、ブランド名などは出てきませんし、写真も掲載無しの自作の絵図とノウハウのみです。

「リメイク」は個人単位の領域を出ることができないものだということです。

よって、引き続き、そのノウハウのご紹介は続けていきたいのですが、そもそもリメイクをしたいと思ったきっかけをこのたびはお話したいと思います。

着ない洋服の売り先がどうしても見つからなかった時、捨てることなく素敵なカラーと柄を活かし、自前バッグに作り直した

ワードローブを入れ替えし、今後のお洋服の志向を変えてみたことがありました。

ブティックのようなところに並んでいたであろう味わい深い古着ワンピースが勢ぞろいしたようなラインナップ。

ところが、着る機会を得ず、気持ちの変化も訪れ手放すことになってしまったのでした。

見ているだけで飽きてしまったケースで、そういった集め方に対しても反省したところです。

気に入ってくださる他の方もいらっしゃるではないかとサイトに出品したり、買取店舗に持って行ったりしました。

それでも引き取り手にめぐまれなかった傷みがひどかった部分があるようなアイテムが実際にもったいなく残ってしまったのでした。

このたび、その捨てるにはとてももったいない面積の広いワンピースを中心に、3アイテムを使って自分使いのリュックを作ってみようと、裁断をしたところです。

「リメイク」しておりますので、どんなお品物だったのかも、掲載することはできません。

ちなみにですが、その品質表示を見て、実際にお電話をする確認もしております。

「リメイクし、別の物に作り変え販売しても良いのか」の答えは、「不可」でした。

当然「著作権を行使」というスタンスのご返答をいただきましたが、ここまで実際に聞くことをしての答えをもって、本当の著作者の意向を知ることができるのです。

これが非常にまめな作業ですので、ほとんどが「可能性」で判断されていることも多いと思われます。

バッグの本体は、ニットのカラフルなワンピース。

そして、バッグの裏地は、ボルドーカラーのパンツ。

長さが必要なショルダーは、別の黒のジャージ素材のパンツから。

以上、この3アイテムに活躍してもらいました。

あとがき

「リメイク」はとても夢のある文化だと思っています。

著作者様にご理解いただきたいのは、素材・テイストなどに魅力があったからこそ手間をかけた作業で別の形にして使いたくなったという「気持ち」です。

考えてみれば、ファッションに「飽き」がある以上、その姿のままであることが永久ということこそ希なのではないかと。

それだけ、1つの製造が100%受け入れられ続けることが難しいことだということであり、違った姿への変更ということは元の製造業者様の叡智も混じるということで、複数の人のアイデアが詰まるものになるのだと思うのです。

「リメイク」という概念はとても素敵な活動なのではないでしょうか(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

日常に転がる当たり前からビジネスが生まれる、同じコトやモノ、ヒトをも違った角度から眺めるための先入観や固定観念の除外【821】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事業へのヒントに出会えればと、図書館で借りるスタイルの読書ライフの中で、マーケティング方面の本を時々取り入れます。

このたび「サイレントニーズ:ヤン・チップチェイス/サイモン・スタインハルト 著/福田篤人 訳」を拝読。

「行動観察:デザインリサーチ」のお仕事をされている著者様による本です。

マーケティング探究の1つで、人間の行動の特性などの研究のような分野。

日常の当然のように成り立っている部分を自分の視点であらためてとらえ直し、「なぜ」ということを追求していく人間の行動観察の分野を調査するというお仕事。。これを「デザインリサーチ」と呼ぶのです。

内容はなかなかのぎっしりと詰まった海外を渡り歩いた著者様ならではの豊富な実体験が本の厚みに表れます。

お客様は決してはっきりとした言葉で分かりやすく伝えてくれるわけではない、ほとんどが事業者側の「読み取り力」なのではないか

ここからは、自らのアウトプットになります↓。

「フィードバック」という言葉がありまして、実際に商品をご利用いただいた感想のようなものです。

レビューに記載された文字通りの言葉をいただけることも1つの「フィードバック」に違いないのですが、こうも思うのです↓。

むしろ、本当の気持ちは、心の奥にあるままで半分も伝え切れていないものなのではないかということです。

レビューの言葉そのものの裏にある気持ちこそが本当のフィードバックなのだと思います。

また、言葉には出さずしても、メールでのやりとりの中での「雰囲気」みたいなものもフィードバックにイコールと言うほどに重視するべきではないかと思っております。

実際にそうして「本物志向のレンタルジュエリー」をその名にふさわしい「本格派」に近づけていったのですから。。

決して、「このネックレスはレベルが低いから替えてほしい」などとはお客様は一言も言っていません。

にもかかわらず、そのような声が聞こえたかのような「感じ」を「物言わぬフィードバック」として受け取ったのです。

あとがき

いくつかの「顧客満足度」の要素のようなものがこの本の中に挙げられていましたが、その中にやはりありました、「信頼」という言葉です。

この言葉がとても好きで、会社員時代からずっと重視してまいりました。

日常のあらゆる事象の中でこの言葉の重要性があちこちうごめいていることを実感しています。

そう考えると、日常生活の何気ない1つ1つが整っていることも、事業のより良い方向に間違いなくつながってくるのだと思います、「日々の過ごし方こそ、事業活動の姿に表れる」ということです(^-^)。

学生さんの制服用の生地のグレーで作ったエコバッグがとてもエレガントな仕上がりだった、内部も美しくなるように見直したいステッチの混み具合の解消【820】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近お洋服の持ち方を今一度見直しました。

これまでも<コーデ>というブログのカテゴリーの中ではたびたびご紹介して、こだわりのある渾身チョイスということで、少なく選りすぐった古着の洋服選びをご提案してきました。

そのような中でも「飽き」というものがどうしても生まれてしまいます。

ひどい時には一度も着用せずにということもしばしば。。

この「飽き」ということが非常にハンドメイドバッグ作りでもテーマになります。

ややお話がそれましたが、飽きずに使っていただけると良いという思いも入るシンプルな定番バッグをテーマにして制服のブレザーなどに使われる目的の生地で作ったバッグをご紹介したいと思います。

表面が素敵なら内部の仕立ても綺麗にしたいという思いから見直していく三つ折りステッチのやり方の変更

当ブログ記事は、当初2021.12.04投稿でいたが、そのおよそ3年後の2024.06.28現在「手直し」の順番です。

今年2024年1年間は、過去のブログ記事を1日3記事ずつ手直し、これまでの約1,400記事をすべて見直していく目標を立てました。

現在は目標をパーフェクトに実行してきておりまして、上半期が終了を迎えるところです。

この年月の経過とともに、当時の2021.12.04当時の仕様変更から、この三つ折りのやり方がもっと見直され、更なる改良に至っています。

そんな背景もございまして、変更が利かないYouTube動画は、2021年での改良の案で終わっているところをどうぞご了承いただきたいと思います<m(__)m>。

その代わり、当ブログ記事は修正が可能ですので、その後の更なる最新の手法でもっと発展したやり方に変わったところをご一読いただくことができます。

混乱させてしまわぬよう、出来る限りその変遷も綴りながら最新のアウトプットでまとめるスタンスで解説していきたいと思います<m(__)m>。

昔のやり方:端から2.5cmを地縫い、続いて1.25cmずつの三つ折りで最後に縫い閉じのステッチをかけます。

結構長い間このやり方でやってきたのですが、問題もあったのでした↓。

たまたま綺麗にステッチが重なったケース。こんな風に綺麗に重なることは希、ほとんどが次のようになります↓。
一度目の地縫いのステッチと三つ折りの縫い閉じのステッチが2本離れたりくっついたりと混沌とした状態。

2021年当時の解決策(前案):地縫いをせずに突然三つ折りをするやり方

では、どうしたら、二重線が二本きちんと重なるのか。。2021年の時点で答えが1つ出ました。

「地縫いをせずに、2枚を重ねて三つ折りし、その縫い閉じのステッチをすることで強度を同じにしながらステッチをぴったりと重ねる」というやり方です。

ということで後で貼ります動画はこのやり方をご紹介したものになります。

ただ、その後まだまだ問題が残りました。

「全ての生地に対してオールマイティーではない、対応できない生地もある」ということです。

例えばほつれやすい生地などは三つ折りする時点で困難であったり、厚手の生地は三つ折りの時点でずれてしまうのでした。

2024年の解決策(後案):最初に2枚を重ねて端から5-7mmをステッチで固定し、引き続き三つ折りステッチというやり方

生地の種類が替わりすみません。2.5cmの印は付けるもののまずは端から5-7mmをステッチで固定。
引き続き、三つ折りステッチで完成。最初の縫いが固定されたおかげで生地同士がずれにくくなりました。

ということで、現在はここに着地しています。

丈夫にするなら、縫い閉じのステッチを二重にすれば、この場合はよほどでない限り、一度目のステッチをなぞれば良いのでずれることはありませんので整然と仕上がるのです。

完成した制服地のエコバッグのエレガントさがこの上ない

切餅:縦39cmx横35cmxマチ18cm。中厚程度なので支柱や取っ手がしっかりしています。
<使用生地:グレー>エステルツイル、ポリエステル/100%、日本製。
スーツみたいできちんとした印象です。こんな色のグレーの無地のバッグはなかなかレアです。

あとがき

グレー色、とても渋くてカッコイイです。

黒よりも甘いので親しみやすく、非常に「瀟洒:しょうしゃ」です。

黒をすでに持っている場合にもう1つのモノトーンカラーとしてご検討いただける可能性があります。

この度のこの生地は、それほど高額な生地ではなく@¥1,000以内/mでした。

この生地を見て思い浮かべるのが、「尾州ウール」です。

この作りは、すでにサブバッグやエコバッグの領域は越えていますので、メインバッグの表地にお洋服に使われることが多いような高級スーツ生地にポテンシャルを感じています(^-^)。