3つの共通事項①注文服②ロングワンピース③凹凸感ある素材。。という夏場の古着ワンピース集め、ノーブランドがハイブランドに肩を並べる時【1056】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年の2月の引っ越し後というのは、本当に信じられない程様々な変化が起こっています、引っ越しは人生においては非常に大きなイベント事なのだとあらためて実感しています。

そんな中の1つ、ワードローブが以前と随分変わりまして、よりある分野に拘ったものになっていきました。

普段はジャージを仕事着として着用していまして(個人事業主で自宅兼事務所でお仕事をしています)、少し外出する時もその恰好のままです。

よってラック150cm幅1本のみにお出かけ着をかけています(伸びるニットタイプはすべて木製チェストに収納しています)。

その中にワンピースが入っていまして、このたびは夏場用の半袖のワンピースを3選ということでご紹介します。

その3選に共通する3つのことがありまして、①オーダーメイドである②ロングワンピースである③凹凸感ある素材であるというもの。

この共通事項こそが、反対にワードローブを豊富に見せてくれるトリックのようなもの。

バラバラよりも、はるかにお洋服に対して拘りを表現することができて、豊かなテイストを生み出す不思議をお伝えできればと思います。

古着の中から選びすぐった究極のロングワンピース3選は3点を超える存在感があり、ワードローブを豊かにした

もともと、「アルマーニ」様の古着で集めていたお洋服ですが、ワンピースに関してはもっと抜け感を出したいと思うようになりました。

アルマーニ様のワンピースはきちんとしているので、ビジネスライクだったからです。

それも良さではあるので過去には何度も拝着していますし、大変良質さがありました。

ただ、抜けた感じも非常に大切であり、それをワンピースでワードローブの中に持っていきたいという決断によって決まったことです。

共通事項は、そもそも①オーダーメイドであること②ロングワンピースであること③凹凸感ある魅力的な素材であることの3つを共通に集めるという特化の仕方です。

①グレーのちりめんワンピース:ちりめんの畝が魅力。超シンプルな形ながら見頃の切り替えがスタイリッシュ。

ベーシックな灰色とシンプルな形、スパイス的なジュエリーやバッグや靴などの小物の出番の可能性を生み出します。

大花柄の黒ベースxパープルのちりめんワンピース:襟のスクエアが特徴。お花柄としてはややカジュアル。

柄のカジュアルさは、反対のテイストの静謐さを持った小物使いでバランスをとっていきます。

ダークブラウンベースのジャガード花柄ワンピース:素材だけ見ていても美術品のような抜群の美しさです。

どれもすべて注文服なので、ブランドタグなど付いていないのです。

きちんと手まつりで丁寧に仕立ててある部分などが見られ、そういった細かい箇所、表からは見えない部分であっても、量産品とは一線を画します。

どうでしょう、このような価値は、ハイブランド様の何十万円という価格のお洋服に良き勝負を挑むのではないかと思えて仕方がありません。

あとがき

当ブログ記事は2022.07.30に最初の投稿をしまして、そのおよそ2年後の2024.09.11にブログ記事の「手直し」の順番で当記事を最初のタイトルから書き直してまいりました。

2024年現在でもこのスタンスは続行中。

この3つのワンピースの中では、右下の薔薇の焦げ茶だけが健在。

今後手放さないような選び方を最初にするということも、この2022年にはまだできていなかったことでして、2024年現在では今後も永久に着用していきたいラインナップにまとまってまいりました。

現在ではあまり購入し直すことがありませんでして、お洋服に対する「流行」「手放す」ということからかなり遠ざかった状態になりました。

今後は、すべての方々が、お洋服をもっと貴重な品物として考えねばなりません。

丁寧に本当に心から素敵だと思った1点のみを渾身の選択で選ぶという姿勢です。

これまでもったいなくすぐ飽きたりして手放してきたお洋服がいかに気持ちが薄い購入の仕方をしていたかということを知ります。

ずっと手放さないでクローゼットの中に有り続けるという姿が、最初の購入の選択の正解を教えてくれるのだと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

たかが整理整頓などと侮るなかれ、整理整頓こそ「今後の方針」なる重要なイベントであることをその後の心境や状況の変化が証明してくれた【1055】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

掃除とか整理整頓が近年どんどん好きになっていまして、当ブログ内の<コーデ>というカテの中でも過去にいくつか整理整頓の記事をアップさせていただきました。

整理整頓をすることが多い機会というのは、1つに年末があります。

一区切りを1年としたときに良いタイミングであり、大掃除を兼ねて整理整頓をするということが多いかと思います。

それ以外でも、何となく気が向いた時というのも大切で、一見何の節目でもないような感じがする時です。

どこかで変化をする時に、暦(こよみ)に囚われないリフレッシュや心機一転の気持ちの表れを感じた瞬間、こちらの方が能動的でありむしろ重要度が高いと思います。

このたびは、そのような瞬間後に行動しました整理整頓の風景を一例としてお伝えしたいと思います。

仕事のアイテム、個人のアイテム関係なくすべての関わる身の回りすべてに関してです。

1年の中では下半期に入った時点で感じた心境の変化を大切に、「整理整頓」をすることで今後の決意を新たにリフレッシュした

ほんのここ最近の整理整頓例です。

ハンドメイドバッグの生地に関しては、2019年-2021年までの間で、特に2020年の初めの1月調達の物がほとんど保管したままの状態にありました。

今年2022年は在庫をすべて製品化することを目標にしましたが、もう、ここへ来て下半期ですので、その生地の消化が大きくは見込めなくなりました。

よって、今一度整理整頓をしつつ、生地でハンドメイドをする方へのご提供ということへ舵を切りました。

今年の初めは残りをすべて製作していこうと思っていましたが、途中で状況も変わり、最初の15-20点程だけ製作をして残りは生地のままです。

どれくらいでしょうまだ100種近くあります。

今後行っていきたいハンドメイドバッグの活動が、こういったハンドメイドをする人向けの共有になること、生地をご提案するということも1つそのお仕事に入ってくるのだと後から気付きました。

お仕事以外では、生地の整理整頓のここ最近の7月よりもっと前の5月頃にお洋服の整理整頓をしています。

すべてを古着でそろえ、ブランドにもこだわって、ある1つのブランド「アルマーニ」様の古着に特化したワードローブへ。

そしてワンピースはすべてオーダーメイド品に特化。

それに伴い、靴も決まってきます。

靴もすべて1足として新品を購入しないのです。

インドネシアのパンダンという水草である天然素材を茶色に染めた編み込み(イントレチャート)のインテリアボックスへ丁寧に1足ずつ収納しています。

あとがき

整理整頓のその後というのはやはり新しいことが起こったり、今までとは違う変化が間違いなくありました。

気持ちを切り替えたい時、ふとそう感じた時にこそその気持ちに素直に従いリフレッシュするためには、「整理整頓」が素晴らしい効果を上げてくれます。

「運気」という目に見えないものがあるということですが、それを作るのも結局は自分の決意あってのこと。

まず、誰もが行動の第一歩を踏み出せることで困難なことではありません。

これがゴールではなく始まりのエンジンとして今まで動かしたことも無かった部分を動かし、位置を替え、本当に必要な物かを見直し、本当に必要な方へお譲りすることでつながる人間同士の関係など少なくとも事が動いていくことでしょう。

きっかけはこんな些細なところから生まれると思っています。

結局は、そのきっかけを生み出しているので、いかに心を閉ざさず思いついたインスピレーションやひらめきに対してオープンにしている素直な気持ちを常に置いているのかということなのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

綿100%は特に注意、ふんわり収納しても重なれば折り跡が「焼け」になる、生地の長期保管を見込む収納方法は「棒に巻く」ことが一番【1054】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よくブログ記事でもお話していますが、ハンドメイド製作において、生地選びは重要でありその年ならではの一度きりの生地も少なくありません。

よって、どうしても先を見越して保管しておくということが多くなります。

多くの生地が多品種小ロットで販売されているところを、さらにミシン活動をする一人一人が細かくカットしていただいた購入生地を長期保管するのです。

前もって調達して保管しておく際に、1年半ほどでたたみじわが付いてしまった例が実際にありました。

その素材はどんな混率のものであったか、またどのように保管するべきだったのかなどを実際のリアルな写真をご紹介しながら顧み、実際に対策した例と共に、今後同じような生地を調達される方への一助となればと思います。

引出しに入れているからといって焼けないことは決してない、ふんわりも重なれば線が付きやすくなり陽の光も入る

引出しの中に収納生地のたたみ線の跡:真ん中に焼けたような跡。原因は「日光」と「湿気」でしょうか。

2つの生地は左が綿/100%と右がナイロン/100%。

こういったいわゆる使いやすい生地=折りやすい、アイロンでも跡が付きやすいような製作がしやすい生地こそが「折り跡」や「焼け」が起こるリスクある生地というパラドックスがあります。

それは硬いからでもあり、この性質が折り跡の原因になっていくと思われます。

ここでご紹介できるとすれば、たたみ線の箇所に跡出来やすい素材は、

・デニム

・帆布

・綿/100%の生地全般

・ナイロン/100%のハードな生地

このような辺りの生地の種類です。

特にバッグ製作で多くの方が材料に選ばれる生地そのものです。

上の2枚の写真もちゃんと大きな引出しのようなところにふんわりとたたんで保管していたつもりでしたが、結果はこの状態となってしまいました。

畳んだ場合は半年以内に使用をする心がけも大切です。

折り線が付かないよう前持って対策する生地の保管の仕方は、棒に巻くこと

すべての生地ではなくても、折り線が付きやすい生地のみこうして棒に巻いて日光の当たらない場所に立てます。

棒は生地屋様に1本その都度いただくとか、資材屋様にも棒は売っていますので、巻いて保管ということが対策になります。

ただ、綿/100%は特に、棒に巻いても「焼け」や「色褪せ」が縁の方から起こってくることがありますので日光を遮る場所の徹底を。

量産の工場ではこうしたことの管理体制はかなり徹底されていると思います。

量産用の原反はこんな風に寝かせて奥行きの広い棚に保管がアパレル業の生地卸商の倉庫の実際の風景でした。

あとがき

基本的には必要な分のみを調達し長期保管をしないそもそもの「企画のスタイル」にこのことをちゃんと考慮して取り入れていくということです。

そうしますと、「量産」というのは非常にリスクある形態であり、短い時間でたくさんを作り上げる重労働も伴いますので、少しずつを丁寧に早めに完成させていく方がすべての体勢が整っていると言えます。

「そもそも経年変化のある生地を選ばないバッグ作り」というのも1つのスタンスです。

実際に、上の2点の写真以外は、ほとんどが何年もそのままの状態で保管出来ていましたので、もともと綿/100%を滅多に使っていなかったことも幸いしていた面もありました。

それでも、綿100%やナイロン100%にはバッグの材料としての可能性は大いにありますので、このたびのお話がお役に立てれば大変光栄でございます(^-^)。

ハンドメイドバッグのポケットを独学した者の軌跡、基本的な本からの学び→独自の考え方の注入→説得力のあるデザインの完成【1053】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび2冊の本を拝読。

「ポケットの基礎の基礎:水野佳子 著」と、「きれいに縫うための基礎知識:水野佳子 著」です。

同じ著者様が、なぜにポケットを別枠の本にされたのかということを考えますと、ポケットの種類の豊富さと奥深さがある証、そしてポケットを重視されているその考え方も含むものだと感じました。

ほぼ独学でポケット、その他の作業でバッグ製作を15年以上やってきましたが、技術をある程度得た今、振り返るようなことも兼ねながら読ませていたのでした。

本もいろいろで、これという基本ベースではなく、それぞれ独自の手法も示されているかもしれませんが、「基礎」という言葉の強調が心のフックに引っかかったのでした。

昔ながらの良き伝統を受け継いだ最もシンプルかつ基本的な手法という点では一読をお勧めしたい本です。

そして、このたびハンドメイドバッグに取り入れていた部分と照らし合わせることもしてみました。

多種のポケットのデザインの中でも、大きく「貼り付け型」か「袋型」の2種に大別できるそれぞれのデザインと役割の違いを改めて本から学び直した

ポケットの本として1冊になるほどですので、いかに多くのポケットがあるのだろうかということです。

洋服に使われるデザインを基本に書かれた本で、実際お洋服のポケットこそが豊富な展開をしているのです。

そうして、最終的に行き着いたポケットのデザインは、なんと1つのみ。

型玉縁風の隠しポケットにフラップをコンビにしたポケット、このデザインのみへ行き着いています。

フラップポケット:フラップはセキュリティー性とデザイン性の両方を高めます。
隠しポケット:張り付けるより容量が増える点が優れた機能、そしてスタイリッシュなデザイン性の高さも特徴。

これらは、この本の中では、全く同じようにデザインされているわけではありませんでした。

上のフラップは下の片玉縁などとコンビでコートなどの蓋になっていました。

そして、見よう見まねで独学したものは、ラッピング布に加えて口布が加えられ、基本の作り方としては非常に複雑でした。

口布に当たる部分ってどこなんだろうと思いましたが、おそらく袋と一体化しているので、口布としてはパーツが無いのです。

その代わり、延長布と呼ばれる謎のパーツがあり、これは独自のもの。

ポケットの中を覗き見た時の入り口周辺もすっきりと美しく見えるためには、途中で継ぎ目を作ることで工夫した現在のデザインです。

もとは、スーツなどの玉縁の部分の作業の途中まで(切り込みのY字を入れる辺りまで)がほぼ同じで、その続きの後半が変わってきます。

こういった感じで良いと思っています。

あとがき

今まで独学的にやってきたことが、「基礎の基礎」と呼ばれるやり方と比べるとどんな違いがあるのかを見てみた回になります。

重なる部分もあり、新しい学びもありでしたが、結局は1つだけのポケットのデザインに行き着いたのも事実です。

1つ1つの箇所を製作していく時に、些細なことながら「なぜその幅にしたのか」「なぜその形にしたのか」がきちんと理由として存在しているという品物が、素晴らしい物であると思います。

なるべくして、その姿になったお品というものには哲学が込められますので、シンプルで美しいお品になっていくものです(^-^)。

過去製作の裏面を使用したファンシーツイード生地、今度は表面を使用してビッグな巾着袋を製作の見た目の違いの比較【1052】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2時間程の時間を使いまして、裏地付きの巾着袋を製作しました。

インテリア巾着袋(中)というサイズで完成。

お着替えが入れられるようなゆったりとしたサイズ、ある意味大きい分類になるかもしれません。

過去に製作のトートバッグ製作の時にはあえて、裏面を使用し、柄が出過ぎないようにしていました。

というのも、パステルカラーが華やかな全体柄だったからで、あっさりとしてこちらも美しかったのです↓。

過去製作の同じ生地の裏面使い。ツイードの糸の出方が抑えられた裏面。背景のツヤは裏面ならではです。

その残りがこの度の巾着袋の製作で生地消化となりました。

このたびは、本来の表面を使って製作し、過去の見た感じとの比較に焦点を当ててみました。

ジャガードだけじゃなかった、ツイードも裏面と表面のどちらを使うかの選択で随分違った印象になる興味深い比較

生地そのもののパステルマルチカラーが感じが良くて素敵なのですが、更に表面・裏面のどちらを使うのかの使い方でも随分違った印象になることがこのたびの本来の表面での製作で分かりました。

<サイズ>縦35cmx横30/47cm×マチ20cm。ミドルサイズの(中)になります。美しいツイードです♪。

これまで見たファンシーツイードの中ではダントツに美しいものでした↓。

ファンシー、ポリエステル/35%、ビスコース/31%、アクリル/16%、綿/9%、ナイロン/9%、イタリア製。
<裏地:黒>先染めストライプベロアニット、ポリエステル/100%、日本製。
こんな感じで使用していない時は畳んで大切に収納可能。
ループエンドを付けたかったのですが、ゴールドがこの生地に合わないと判断。シルバー色がよくマッチします。

ループエンドはシルバーカラー待ちとなりました、全体が青味のマルチカラーには銀色が相性が良いのです。

反対に、暖色系の黄色やオレンジで成り立つマルチカラーには金色がマッチすることが多いです。

とはいえ、本来青味のパープルカラー中心なら、ゴールドが高貴に映えることもありますので、幅広い視点を持って附属品も選択していくと「センスの良い」バッグになっていくと思います。

あとがき

こうした比較ができたのも、実のところ長年製作を続けてきたこと、そして、最初の当ブログ記事の投稿の2022.07.21からおよそ2年後の2024.09.10にブログ記事の「手直し」でこの記事をタイトルから決め直しましたことがあります。

この活動で、離れた年月だった2019年製と2022年製の3年の差の製作品が興味深く比較ができました。

今から思えば、2022年完成時にもできたはずなのに、当時このアイデアが浮かばなかったことを、現在の2024年のブログ手直し活動でフォローできた成果だと思います。

こうして、過去の記事も、またとない生地で製作したバッグであることから記録に残したいということで消さずに残しています。

こうしてブログを「リライト」することでいつまでもご参考になるような内容になればと時々見直していきます(^-^)。

宝石にまつわる神話のようなストーリーを知った今、神秘的な地球の軌跡の証を重んじ、しとやかにゆったりとした気持ちで向き合うことにした【1051】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

ジュエリーを扱う立場としまして、宝石のことをしっかりと知るために、時々宝石にまつわる本を読ませていただくことがあります。

このたび1冊の本を拝読、「宝石物語:岩田裕子 著」です。

かつて貴族の宝飾品であった宝石にまつわる事実を中心に、やや盛られて言い伝えられた部分も含むストーリーを興味深く読ませていただきました。

フィクション的な部分もありながら、実在の歴史上の人物ばかりのストーリーであり、逸話としてジュエリーが様々な人間の人生に伴ってきたという見方では十分リアルです。

いつまでも永久に持ち続けることができる品物だからこそ、振り返った時のその存在感や過去の出来事の真実を知る唯一の手掛かりなるものであったとも言えるのです。

宝石のパワー、この世を作る地球を含む宇宙からの戒めや教訓を伝えるほどのものなのではないか

物語としては、宝石のパワーが人の人生を狂わせたような「ホープのダイヤモンド」のストーリーが有名です。

ここまで複数の持ち主を転々とした宝石はなかなかない、多くの所有者があり、どの持ち主も不幸の末路を迎えているようなのです。

特にパワーの強いカラット数の高いダイヤモンドだからこそのストーリーでありますが、宝石自体よりもむしろ、その宝石の価値に翻弄され、心が揺さぶられた人間の愚かな姿であるとも言えます。

現在は博物館という望ましい場所で佇んでいるようです、誰の手にも渡らない状態に行き着いたのでしょう。

キラキラ美しい宝石を前にしてどこか心が動揺し、揺さぶられるのも、そのあまりの美しさゆえ仕方がないのかもしれません。

しかし、こうも思うのです。

そういった煌びやかなお品を前にした時にこそ、優雅に落ち着いた気持ちでゆったりと接することが望ましいと思いました。

決して貪欲にならず周りに翻弄され過ぎない自分の軸を大切にしなければ不幸が起こるといような戒めを過去の宝石のストーリーから学んだわけですから。

急いで慌てて身に着けるのではない、ゆっくりと時間を使いながら、気持ちを落ち着かせた身に着ける瞬間をむかえたいものです。

例えば、収納1つにしても、ゆったりと宝石が喜んでリラックスするような収納の仕方というのもあるもので、宝石が喜ぶような向き合い方というものがあるのではないかと思っています。

せっかく価値ある綺麗さを放ってくれているのですから、私達はそのお返しとして、丁寧に、穏やかに接してあげることが大切ではないかと。。

あとがき

奇跡的に掘り出された地金と美しいストーン、決して当たり前ではないことが重なった宝石だからこそ希少価値が高いのです。

そして、研磨という透明感ある美しい磨きをかけてくれた宝石製造者様である人間の叡智にもありがとうの気持ちを持ちたいものです。

決して自分が発見できるものでもなく、多くの人の力がないと美しいお品を目にすることさえできなかったわけですから。

貪欲になるあまり忘れがちなこと、それは決して当たり前ではなかった奇跡があっての今現在への「感謝」の気持ちです(^-^)。

ハンドメイドの製作で「ステッチの省略」を決して惜しむべきではない、見えない底力として本来重要な箇所である【1050】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の【1047】の記事ではスピーディーに仕上げるコツをお伝えしました。

今度はその逆のようではあるけれども、スピーディーながらも、これはやるべきではないということを注意点として実体験からお伝えしたいと思います。

一番良くない考え方は、手間を省いて品物を不完全な仕上がりにしてしまうことです。

タブーというほどのこの行為が量産ではよくされていることに非常にがっかりしています。

そのようなお品物は本来広まるべきではないのに矛盾を感じる点ですので、是非ご一読くださればと思います。

スピーディーであっても綺麗に仕上がっていなければならないところが「技術」である

1つは超高速みたいに、急ぎ過ぎることです。

ミシンがけも車が高速道路を走る時のように周りの景色が散漫になりがちです。

そうしますと縫い目のきめ細やかさや正確さがそがれることがあります。

一定のスピーディーさもあるのだけれど、やはり根本には綺麗に仕上げることがベースにあります。

そして、もう1つ、丈夫になっているステッチの箇所の省略です。

ファストファッションに見られる構造の中には、いかにその過程の一部の省略の効果でスピードを上げるかというのがあるようです。

以前読ませていただいた「ファストファッション」という本の中に興味深いお話がありました。

「消費者のお手元に届いた安価な洋服のステッチがほろほろと外れてくることがあるが、そのお値段ならば仕方がないと思える、むしろ、このお値段ならこの縫製で十分である」という感想。

それほどに、その出来上がりに惑わされて当たり前になってしまっているのです。

いかに、ファストファッション態勢で製造されたお品が消費者に良いお品選びを妥協させてしまっているのかという闇のようなものを感じたものです。

本当にそれでよいのでしょうか。

本来お品はしっかりと作られるべきではないのかというところは重視している点です。

そして、その良いお品をご購入者様にもご披露してご理解いただきたいということです。

ということで、良い作りの一部になっているような部分を省略するべきではないというのが2点目になります。

あとがき

まずは、販売価格の前に、綺麗にしっかり作ることがなければ、長い目で見て将来の実りは無いのではないかと思っています。

一時的な盛り上がりとか流行に乗るなどというのは、長い年月から見ればほんの一瞬の光のようだと思います。

地道ではあるのですが、今までやってきたことを0に戻すなどということがないよう、すべての事が活かされるような希望があります。

丁寧な作りをベースに保ちながら、それでいて素早く完成できることこそ「技術力」なのです(^-^)。

ここにきて中古ハイブランドバッグが高騰、30年もののポケット内、ぺたんこ紙を入れたくっつき防止策【1049】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近中古ハイブランドバッグの価値が上がって行っているようです。

なぜなんだろう、独断で思い浮かんだことを書きますと、

・いよいよブランドバッグの過去のものはなかなかの経年になってきた?

・過去のデザイナー様の活躍時のお品がやはり良いと見直された?

・SDGs の高まりとともに、過去のお品を掘り出す動き?

こんなことを思い浮かべました。

このたび、過去の古いハイブランドバッグの価値が高まったと聞いて、持っている(持っているだけで使っていません)バッグのあることが気になりました。

それは、内ポケットのくっつき部分です。

おそらく内部も本革のように見えるのですが、それでもレザーはネタつきをかんじることがあります。

今後も末永く持ち続けるためにポケット内にある対策をしました。

良質なバッグもポケット内のネタ付きは起こり得る、起こっていない時期から折りたたんだ新聞紙(しんぶんがみ)をポケットに入れ間に取り入るくっつき防止策

このたびポケット内のくっつき対策をするバッグ:「シャネル」製のハンドバッグ。キャビアスキンタイプ。
背にも使い勝手の良いポケットがありますので、こちらも対策します。

廃版になったと聞き、いずれと思っていたのを少々焦って中古品で購入したのが、15年程前です。

当時は、¥100,000弱くらいで購入したと思ったのですが、現在は約3倍-5倍くらいです。

モデルとしてはその購入の15年前の時点ですでに中古だったわけで、1990年代-2000年辺りのモデルだと思われます。

このお品の良さを語るとすれば、容量の大きさがとても十分であるということ。

これがくっつき防止対策です↓。

まず、背のポケットへこうして新聞紙(しんぶんがみ)をていねいにふんわりたたんだものを入れます。

印刷されていない新しい用紙で、古新聞との違いがを区別します。

印刷されていない方が薄い色のバッグにはもしもの色映りに関して安心ですが、印刷は虫除けにもなるとのことで、どちらがどうとは言えません。

レアな方の印刷していない方は「amazon」様で購入できます。

あまりボリュームある畳み方だと膨らんで変な型崩れを起こしてしまいますので、ポケットに仕切りを入れる意味だけの薄さで良いです。

内側にはなんと2部屋ポケットがありましたので、それぞれ対策しました。

布は劣化やネタ付きは大丈夫だと思いますが、この際なので同じように対策をしておきました。

あとがき

収集好きな者は持っていても使わないものも多いのです。

だからこそ、むしろよく使うものよりも注意した方がよいのです。

保管しているだけで使わないのになぜ所有しているのかということですが。。

それは私にも分からないことでした。

コレクター的な一面があり、集めて持っていることが心を満たすのです。

このたびのハンドバッグのようなモデルは、ニッチなデザインのもので、発売当時はひっそりと目立たない存在であったと思うのです。

かえってそういったモデルの方が、何十年と経過した時に、昔の流行を思い起こさせることなど無いので、反対に新鮮である印象さえ受けるものです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ハンドメイドバッグに取り入れてきた花柄、更に小分けの種類の違う3つの呼び名を事典から探した【1048】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく図書館を利用させていただく読書ライフをしていますが、このたびは珍しく、購入しました本です。

「衣服・布地の柄がわかる事典:一見輝彦・八木和子 著」を拝読。

ふらりと「amazon」様で見つけてしまったお品。なんと¥6。

読み手によっては、本の価値は値段を越えたところにあるのだと感じます。

プリントの柄が大変豊富な生地分野ではありますが、ちゃんとその名前があるということで、気になる手持ちの生地と照らし合わせを夢見て、ワクワクしていたのです。

このたびは、この本から学んだ知識をもとに、2つの謎を解いてみたいと思うのです。

①ボタニカル柄とフローラル柄の違いはどこなのか②よく見かける特徴ある花柄の名前の答え。。とこの2つです。

目的をもって事典を活用させていただくという本との向き合い方の一例です。

①フローラルとボタニカルの違いはどこにあるのだろうか

左:フローラル、中:ボタニカル、右:唐花(からはな)。

特に分類しなくとも、全体としてお花が描かれたプリントであれば、それは花柄であり、フローラル柄であるわけですが、何かの時に区別が必要なこともある時に固有の名前は役立つもの。

フローラルというのは、例を挙げるとリバティプリントがここに属するようです。

ああいったお花の部分だけ主にスポットが当たって、繰り返しの柄になっているところが特徴。

細かい話が、少し葉っぱや茎の部分も描かれてもフローラルに属するようで、ここが見極めが難しい所です。

なぜかというと、真ん中の茎や葉っぱやつぼみも描かれたものがボタニカルという名前だからです。

真ん中の手持ち生地はこの本の中のボタニカル柄と非常に似ていました。

フローラルなのかボタニカルなのかは分別が難しいこともあるかもしれません。

独自にまとめた、覚えやすい定義のようなものはこうです↓。

・フローラル:お花の部分にスポットが当たった繰り返しの花柄。

・ボタニカル:自然の景色をそのまま映し出したようなお花が自然の中で咲いている様子を描いたような花柄。

こんな感じで見分けていけそうです。

②中国から奈良時代に伝わったとされる「唐花:からはな」柄は空想上のデザイン

一番右:「唐花:からはな」と呼ばれる柄。現実離れした空想的な要素のある花柄です。

一番右は、すでに奈良時代に中国から伝わっていた柄のようです。

なかなかエキゾチックな柄です。

この花の名前が「唐花:からはな」と呼ぶなどとは知りませんでしたので、今までの謎が解けたようで非常に嬉しかったです。

インテリアアイテムでよく見かけるお花です。

ちなみに、写真のものはネパール製。

今回ご紹介以外にも、もっと多くの花柄名が実はあるみたいで、例えば、枝部分を中心に描かれた「スプリッグ(小枝)」柄というのもよく見かける柄だと思います。

そのスプリッグ柄も、ボタニカルとの区別が難しいことがあると思います。

とにかく小枝柄はしっかりと小枝部分が描かれているものになるので、そういったところが見分けのジャッジにポイントとして思い浮かべると良いです。

とはいえ、境界線は曖昧ですので実物を見れば見るほど迷うこともありますが、この区分けを引き出しに持ち、予想を立てることまでできれば十分ではないでしょうか。

あとがき

アパレル業界・ファッション関係のお仕事に携わっている方は、こういった事典は役に立つと思います。

現に、こうしてブログに投稿する時に、この事典を何度見直したことかというほどです。

生地は本当に難しいと専門の人でも思われるようですので、プリント柄に特化したものであることもとても有難い本です。

かなり昔の本でも色褪せない不変さが大変読み応えありです。

ちなみに、もう1つ、これぞアパレル業界の人は結構お持ちであるメジャーな本だと思いますのが、「服地の基本がわかるテキスタイル事典:閏間正雄 監修」という本。

いずれも「事典」という種類です。

こちらも非常に面白く、名前の由来にも触れられストーリー性のあるような事典というギャップが魅力で親しまれているのだと解釈しています(^-^)。

一番動かす部分でありジュエリーの損傷の可能性が高まる場所「指先」に付けるリング、PT900よりもK18WGの方が硬いことを念頭に台を選ぶ【1046】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

このたびは、レンタルジュエリー事業者の日々の学びの中から、購入時の迷った時の選択として、地金の強度の違いが判断材料になる可能性を鑑み、強度の違いにスポットを当ててみます。

当然ながら硬い方が強度があるという考え方は正解なのですが、デザイン性やコンビの宝石の嗜好など強度だけを考えて選ぶことはほとんどありません。

よって、このたび、同じシルバーカラーの台のK18WGとPT900の強度の比較で、もしジュエリー選びの際に究極の迷いがあった時には、「引き出し」の中の良き1事項として持っていたい知識をお伝えしたいと思います。

ゴールドカラーよりもシルバーカラーがお好みの場合に有効、K18WG台のリングはPT900台のリングよりも「硬い」という知識

同じシルバーカラーの台なら強度はK18WGの方が高いです。PT900は変形しやすく円の形が崩れたりすることも。

実はリングというアイテムは、ジュエリーに一番圧力がかかりやすいと言えます。

ペンダントやネックレスは首に、ブレスレットは腕にということと比較すると指先のリングは非常に動きのある場所なのです。

そんな中で求められることが地金の強度。

本物と呼ばれる貴金属の18金やプラチナというのは地金自体が硬度が低く柔らかい素材であることがまずベースにあります。

それを強固にしていこうと、割金なるものが考え出され、K24である純金やPT1000である純プラチナではない数値で表すことになったのです。

通常、K18YG・K18WG・PT900・PT850がアイテムの刻印に頻繁に見られるものになります。

刻印でK24やPT1000のものは、本来指輪には望ましくないものです。

しかし、レア度もあり国の文化によっては、24金がジュエリーの主流である国もあります(インドが該当すると思います)。

ただ、動きの少ない首や腕でも、チェーンとなりますと「引っ張り」という動きがありますので、18金という75%の金の割合におさえることがジュエリーとしては主流なのです。

このたびは、リングを見ますので、同じシルバーカラーのK18WGとPT900とを比較しますと、片方のK18WG台の方が強度があり変形しにくいというプラチナとの差があります。

こうしてご説明のみでは信じがたいかもしれませんが、過去に透かしリングのプラチナ台のリングが透かしの繊細な部分が早くも使用中に割れてきた事実をこの目で確認。

逆の考え方としましては、PT900台のリングは透かしなどはひかえるとよい、透かしを選ぶならK18WGの方が良いということになります。

なぜ、リングの台にはPT850ではなくてPT900がほとんどなのかということに関してはまた別の記事で綴ってまいります。

実際の所、チェーンはPT850が主流、リングやペンダントトップなどのどっしりと大きな塊はPT900が主流です。

ただ、こんな特殊なものもありますので、決めつけるのもいけません↓。

リボンリングの後ろ姿:K18YGがリボンの部分、リングの部分はなんとPT950です。

PT950というものもリングに存在しているのだと、このお品物で知りました。

見た目だけでは決して分かりませんので、最初のぱっと見の時の刻印の情報が非常に大切であると言えます。

お店での購入に迷い際には、「刻印はどうなっていますか」などの刻印のお話に触れると良いと思います。

ほとんどは、お店の方が確認のために見て下さると思いますが。。

あとがき

同じシルバーカラーで比較するためにこのたびはK18YGは登場していませんが、同じ18金ですので、PT900のリングに比較してこちらもK18YGが同様に丈夫です。

よほどの地金に拘りが無ければ、おおまかにゴールドなのかシルバーなのかという色で選択することを最初にスタートしていかれるとスムーズではないでしょうか。

もう1つ素敵なエピソードをお伝えして締めくくりたいと思います。

K18PGもここ近年ファンの多い地金です。

割金の25%の中の銅の割合が大きいため銅色になっています。

30代後半くらいの来客の男性がスーツに付けられていたことを会社員次代に拝見して、すごく感じが良かったです。

プレーンなデザインでしたが、ピンクゴールド色というだけで個性もさりげなく演出といった感じでした(^-^)。