あまりじっくり見ないような内側も素敵にお仕立て、モノトーンのコントラスト効果をマチのラッピングに配した小花柄の巾着袋【1106】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去の生地在庫を一掃する目的で、比較的短い時間で製作可能な「インテリア収納袋」を製作中。

外出用のバッグとの大きな違いは、「ポケットの有無」。

いかにポケット製作に時間を要するのかということを改めて実感します。

在庫一掃の製作では、生地の最大限の面積を利用する目的がありポケットの分の面積までは残っていないのです。

このたびは、そんな背景とも少し違う、製作途中だったマチ付きリュックの内袋用パーツをそのまま使い続行した形です。

製作途中の「半製品」を活かすことでマチにラッピングが必要になった、表地とのコントラスト効果が美しい内部が充実の巾着袋へ

裏地内部に表地のラッピングが映えるコントラスト効果が美しい。特殊なケースだったからこそ得られた風景。

こちらも「インテリア収納袋」の仕様では一貫した裏地付きです。

巾着袋は通常表地と裏地の合体の時に完全に内部に縫い代が隠されますのでマチのラッピングなど本来は必要ないのです。

しかし、この度のケースは途中の半製品を利用したもので、マチの縫い代は表へ飛び出す形にいったんしておいて、裏地の縫い代に挟み込む仕様の裏地の内部に巾着袋を設置するモデルの半製品だったのです。

イメージしにくいとは思いますが、外へ飛び出した形の場合は、内部の巾着袋の外側が黒で内側が小花柄と逆だったのが当初の組み合わせでした。

解体せずにそのまま続行するにはラッピング布を追加したやり方がスムーズだったのでした。

よって、ひっくり返して縫い代を内部に向けながらもラッピングで覆う必要があったのです。

こうしたモノトーンは第3の色は入れないことこそ美しいものです。

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/36cmxマチ15cm。ひもも黒で説得力アップ。
<表地:白x黒小花柄>花柄レーヨンプリント、レーヨン/100%、日本製
<裏地:黒>生地名不明、混率不明(おそらくポリエステル/100%)、原産国不明(おそらく日本製)。

生地も薄手であれば弱いということはなく、薄くても丈夫な生地というものがあるものです。

主に4種、①厚手で丈夫②厚手でゆるい③薄手で繊細④薄手で丈夫など、少なくとも4種の違いがあります。

表地のレーヨン生地も、薄手のとろみのようなイメージですが、実際はイメージよりもしっかりしていました。

そして、がさっとした感じの質感が裏地の黒とと相性が良かったのでした。

その後なのですが、正面の赤丸の中にフラワーアップリケの白黒を縦に2個装飾として追加致しました。

少し柄が単調なので、ワンポイント的に正面にアップリケを付けて視線を集めるのが目的です。

アップリケを正面の真ん中に設置することで、「説得力」のようなものが増します。

その他、ぼやけた曖昧な柄なども、対極のはっきりしたモチーフを飾ることで同じような効果が出ます。

「飾り」なのに「機能」も持ったというところが非常に興味深く面白いところです。

あとがき

ここ近年、モノトーンや白に注目しています。

モノトーンは非常にシンプルなのですがそのような環境の中でいかに別のテイストを製作者が出していくかなどの研究のようなことをさせていただいております。

確かに生地の柄が魅力的であり、カラーが素敵な配色である元の素材にあやかることも悪くはないのですが、そこから製造者が独自に生み出す別のものが入れ込めることが本当の「作る」ということではないかと思うのです(^-^)。

ハイブランド服・洋菓子・料理・ガラス・陶器、衣食住すべてがフランスの文化に根付いた理由、人の一生ではやりきれない継承の重要性【1105】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「フランスのブランド美学:鳥取絹子 著」を拝読。

有名ブランド様の多くがフランス生まれ、芸術・文化はずっと長きにわたって継承されています。

ファッションもいまだに老舗ブランド様の大半がフランス中心のヨーロッパにあるところも大変興味深い点あり、1つのことを成し遂げ継続していくことのヒントがあるのではないかと思うのです。

このたびの本は、フランス生まれの「老舗ブランド」様が集結して紹介された本。

有名どころのお名前の会社様の数々が確認できるところも楽しいです。

人の一生では到底成し遂げられないことを上手に次の長い世代へうまく継承する態勢・考え方をこのたびは綴ってまいりたいと思います。

事業を後世へ引き継ぐ「継承」あってこその「老舗」、人の一生では成し得ないことでも「魂」が受け継がれる

驚いたのは、「住」の章で登場のガラス製品や陶器製品の老舗ブランド様がいかに多いかということでした。

ほとんど存じ上げなかったのですが、世界中には知れ渡ってはいなくても立派な老舗であるメーカー様も多かったことに驚きました。

こうしてこの本を読んでみて、1つ素晴らしい点に気付くでしょう。

1世代だけでは成し得ることが難しいことを、後継者への上手いバトンタッチによってその継続を託すということをされていることです。

その引継ぎのすばらしさも、今でも健在であることの結果です。

会社創業者一族の名声などは二の次で、とにかく事業を末永く継続していくことだけを目標にした、後継者を社員の中から抜擢したブランド様などもありました。

「同族の中にはふさわしいと思える人が見つからなかった」とのことなのです。

シンプルに「継続」ということだけを「魂」の領域までにも及び執念を燃やしながら強く心に思ってきたのだと思いました。

結果そういったジャッジが今の存続を作ったとも言えると思います。

100年以上にもわたり継続していくこということは簡単なことではないのです。

あれもこれも欲を出すのではなく、シンプルに「絶やさない」ということだけをポイントに置いているということが究極です。

こうした伝統のブランド様達が気が遠くなるほどの長い年月をかけて築いてきたものは、たった数年の者が簡単に成し遂げるものでは到底ないわけです。

長い長いこれまでの過去の功労者達の成し遂げた1つ1つの精神や意気込みなどの集まりの総合が「今」であるということでしょう。

一人の一生涯を含む短い年月では到底無し遂げることなどできないことが、後に他の追従を許さない貴重な宝になっているのです。

きっとそうなるための細かい1つ1つのことを日々きちんとこなしてきた結果だと思います。

こういったことから「今」を全力で行動することの大切さを改めて感じ、そのようにしていこうと決意したのでした。

あとがき

当ブログ記事は、当初の2022.09.23の投稿からおよそ2年後の2024.09.28にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直してまいりました。

特にここ近年人の一生がいかにはかなく短いものであるかを思うことがあります。

一生かかってもできないようなことを挑戦するのが無駄なことなのか、それとも結果にめぐまれなくても次の世代では花咲くかもしれない良ききっかけになった一生であったのかということ。

地道な活動は決して無駄ではないことを証明してくれている老舗の集まりの本だったと思います。

短い時間で成果を上げることが出来ればそれは大変望ましいことではありますが、それを目的にしてしまっては「永続的」という実り方は難しいと思います。

世の中で「楽をして〇〇。。」などの謳い文句が溢れますが、その対極にあることこそが真実なのではないかと自分なりに読み解いています。

無地の前面にワンポイント的なアップリケを配置、花びらとつぼみパーツを縫い代で隠し込んで縫い付ける、独自に考案可能なお花デザイン【1104】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまでハンドメイドバッグ製作をしてまいりました中で、無地のハンドメイドバッグの表面に時々アップリケを縫い付けることがありました。

縫い付けはすべてミシンで行うところが特徴です。

アップリケに関しては独学の我流、縫い代を1cm程度で内側に折ってミシンで縫い付けるという単純な方法です。

短い時間でまるで絵を描いていくようで、その過程に関しても非常に楽しいものです。

このたびは、小花柄でお花モチーフという入れ子式のようなアップリケをやってみました。

型紙用紙の四角パーツを利用して、斜めに削りながらアップリケパーツを考案していった、咲いたお花と咲きかけのお花をそれぞれ表現

咲いたお花デザイン(バッグの前面パーツに設置):1枚1枚パーツの裏側には接着芯が貼ってあります。

本体生地の裏面にはハード薄芯を当てて、生地を傷めないように行います。

この中には、正方形のパーツのサイズ違い・両端のつぼみを模したパーツ・正方形の折り方を変形したパーツなどが含まれます。

そのような姿がこの裏面のステッチに浮き出ているのではないでしょうか。

最初は大きな1枚のハード薄芯を当て、待ち針で隅っこを固定して、ステッチ後、余分を切り落とします。

ところどころの結び目は、1パーツずつミシンの始めと終わりを区切っているということです。

咲きかけのお花デザイン(バッグの後ろ面パーツに設置):後ろ面は、咲きかけの薔薇とつぼみです。
こちらもパーツは小さいですが、表面と同じことをしました。

あとがき

お花を作るためのパッチワークの生地自体がお花柄というところに洒落を利かせてみたのですが。。

こういったものは、デザインが無限です。

自由なので、自分の好きなように考えていけることが無限の可能性を秘めます。

ただ1つ縛りがあるとすれば、縫い代を見せないようにするには、三角形やひし形が難しく、三角形以上の四角形から始まる多角形の長さを変えた変形型が1パーツに自然になるという実体験からの情報があります。

実は、隠れていますが、お花の真ん中は、四角形のパーツが配置、少しだけ見えています。

スタート地点は、お花の真ん中の四角パーツからが毎回です。

パッチワークはどうしても子供っぽくなりがち、これをいかに大人っぽくするかも勝負のしどころ、是非トライしてみてくださいませ。

素材をツヤのあるもので選んだりクールなデザインの幾何柄的パーツを考案したりして、雰囲気を変えていくこともでき、アップリケは独自のアイデアの実現がしやすい装飾だと言えると思います(^-^)。

巾着袋のちょっとした発展、共布ベルトを付けて、お部屋から外使いへショルダーバッグとして完成の巾着型の可能性【1103】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

前回の記事【1102】では、巾着袋をナップサックへと発展させた製作品をご紹介致しました。

このたびは、別のアイテムであるショルダーへと発展させていきます。

生地がたまたま多く残っていたから思いついた案であり、新しく思いつくことを生み出すようないつもと違う「イレギュラーな事態」の重要度を実感しています。

重量が比較的軽い小さめのショルダーバッグであるならば、「タブに通して折り返して固定ステッチ」で金具要らずなベルトの設置の仕方ができる

「ショルダー:小」<サイズ>縦21cmx横19/34cmxマチ15cm。

サイズは、インテリア収納袋の「小」と全く同じなのですが、裏地のめいっぱいの使用でも1cm縦が不足し、それに合わせて表地もカット。

よって通常の「インテリア収納袋:小」のサイズよりも縦は1cmだけ短いです。あまり分からないですが事実はそうです。

このたびは、巻き薔薇を薄いサーモンピンクで縫い付けました。

こうして、ヘキサゴン状(6角形)に巻き薔薇配置しました。

巻き薔薇の配置:本当は両面装飾したいですが、前面のみです。内側は人間の胴体と接触して擦れるからです。
<裏地>生地名不明(ブロード)、綿/100%、ドイツ製。焦げ茶、小花のサーモンピンク色は巻き薔とリンク。

こんな表地と裏地の組み合わせ、ドイツ製はお花柄が非常におしゃれだという特徴があると見ています。

せっかくの可愛らしい小花柄なので、ショルダータブにも使用↓。

少しタブの位置が上の方過ぎましたことが未熟な完成度である点です。

ショルダーは当初こうして結んだのですが、タブのホールが緩く、バッグの中身にお財布などを入れて、ずっしりと重い場合には外れかねません。

そこで、この結ぶ方法はやめてこうしました↓。

まず、タブに通して折り返して、ここを二重ステッチでミシンで留めます。結ぶよりも長さを奪われないのです。

あとがき

サイドのショルダータブは上の方過ぎましたが、使用には差し支えは無いようです。

無計画にトライしてしまったのでこういった細かい位置などがその都度の未熟な完成度ではあったのですが、ここで常に学びを得ていくのです。

結局、複雑な機能が付いているバッグも、ベースは単純な作りから始まって、何かの目的を果たすためにその機能がどうしても必要だったから付けたいということがきっかけで複雑になっているだけ。

そういった意味ある複雑なものは、複雑と言っても腑に落ちる作りなのです。

附属品などの追加的なアイテムはちゃんと理由があって設置していくことが後の完成品のより良きアピールと納得していただける説明ができます。

シンプル過ぎて説明するに至らないというのは、少し間違っていまして、「なぜ」の部分がちゃんとあるものであれば反対に語れることは多くなるはずです(^-^)。

巾着袋作りからたった一歩だけ足を踏み入れてみた、そこには今後の製作の方向を決める「ナップサック」の存在が待っていた【1102】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年では、過去の在庫生地を一掃する目的で比較的短い期間で仕上がる巾着袋を中心に「インテリア収納袋」の連続製作を致しました。

そんな淡々とした製作の中で、生地が多めに残っていたケースがありました。

それが、前回の【1101】でも別の製作品を完成しておりますデニムライクの生地「ツイルクロス」という名前の生地です。

有効に消化したいという気持ちもあり、このたび巾着ひもに江戸打ちひもを使わずに、共布ひもを仕立てナップサックに作り上げていったのでした。

当ブログ記事は、最初の2022.09.22の投稿からおよそ2年後の2024.09.27にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。

実はこの2024年ではナップサック型に特化してハンドメイドバッグを作るようになりまして、まさに当記事のこの1点がきっかけだったと今振り返るとそう思うのです。

単調な作業の中でも特殊なケースの生地の余り方をしていたおかげでナップサックの製作が生まれたのです。

いかに「いつもと違う」という体験が重要な事かを実感しています。

では、そんな重要なきっかけを作ってくれたこのたびの製作品、どうぞご覧くださいませ。

赤の巻き薔薇がデニムライクのツイルクロスにコントラスト、その後ナップサック作りへのきっかけをもたらしたかわいいお花のバッグ

<ナップサック:中>縦32cmx横29/48cmxマチ20cm。表地はツイルクロス、綿/100%、日本製。

申し分のない出来でした、大変作りやすい生地ですが折り目が付きやすいことは長期保管はクセやあたりなどがついて良くないと裏付けることもできます。

<裏地:黒x赤系マルチカラー小花柄>デシンプリント、ポリエステル/100%、日本製。

裏地のメインの赤いお花と表の赤い巻き薔薇がリンク。

こんな風に、綿の表地にポリの裏地をカジュアルに寄せてみた、もしくは、カジュアルな表地をエレガントな感じに寄せていったとも言えるバランスです。

ショルダー部分をご覧いただきますと、調整機能はないです。

ただ、余分な部分を曲げてステッチで固定、底位置にはDカンが付いていますので、もしもどうしても長さ調整をしたい場合には不可能ではないようになっています。

内側に直接縫い付けるよりも、Dカンを利用することで、リフォームがしやすいようにしておきました。

ここへ調整金具の線コキなどは、ショルダーに厚みが増していてできなかったのでやめています。

縦の本体の長さが32cmと短いこともあり、ショルダーの長さは片方で1m程度の型紙で縫い代などを使用していっても十分ではないかと思います。

型紙で116cmくらいにして作ったのですが、どうも長過ぎたようで、曲げた分があまり意味がないものとなり、その点は準備不足でした。

曲げる部分もすっきりと最低限の方が良いです。

長すぎたショルダーの始末:少し野暮ったいですが、長くしたい場合にはここを縫い直して何とかなる可能性。

あとがき

生地在庫の消化と共に、余っている巻き薔薇も並行して消化しています。

この2022年の時にナップサックを製作してみて感じたことを2024年では最大限に活かそうという気持ちを持っています。

随分年月が開いていますが、2023年の1年は製作が止まってしまうほどのいろいろな人生における重要な用事があり、進んでいなかったことをやっと2024年で再始動できているから少しブランクがありますことがこの2年の理由です。

それでも今後は通常運転ができるわけですので有難く2024年後半は製作を続行です。

その2024年の終盤の今思うことというのは、かなりこのナップサック型がクラシックだと感じていることです。

今後このモデルを確立して、高級生地での製作へ発展、そしてもう1つの活動コンテンツ制作ではこのモデルを「共有型」として自由に使えるフリーコンテンツにしていきます。

「こんな簡単な形には著作権などもともと認められないよ」と言われてもかまいません。

それでも「自由なのだ」ということを共有し実感するところに意味があるのです。

結局は、複雑な形状過ぎると混沌としていまうものです。

「粋:いき」を作るのはシンプルで余分をそぎ落とした必要最低限のモデルなのです(^-^)。

黒ベースのバッグは実用的であるがゆえに早めに売り切れる、それならば増やしたい、タオル地でふんわりとした優しいバランスのモノトーン巾着袋【1101】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

黒いバッグは、よほど写真の技術がないと美しく映りません。

しかし、変な風に写真に写ってしまっても、実物は正直であり、非常にミステリアスで高級感が感じられる良さがあるのも黒色バッグの実態です。

カラフルな明るいカラーは、いかにネットサーフィン中の方々の目を引くのかという点ではキャッチーですが、一方で、黒を受け入れてもらうには、良質なお仕立てによる長い時間をかけた「信頼」が必須なのではないでしょうか。

クールで尖ったイメージの黒をパイル地で柔らかく、意外性のあるかわいい雰囲気の木の実柄の裏地を配したバランスある黒ベースの巾着袋

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

パイル地がふんわりと優し気な雰囲気を演出。

巾着袋には多くが明るいカラフルなポップな色を選んで作られることが多いので、こうした意外な世界観は貴重です。

世にはなかなか出ていない雰囲気をお届けするという1つのアイデアを巡らせてみた製作になります。

<表地:黒>生地名不明(タオル地)、綿/100%、日本製。
<裏地:モカグレー>ポリエステル/レーヨン混花柄、混率不明(ポリとレーヨンの混合が不明)、日本製。

裏地は、写真で写しますと茶色がかって映りましたが、実際は、もっとグレー寄りで、これほどの赤みは実際にはありません。

ただ、「光」は正直であり、織り糸の中に含まれる赤味を見事に映し出してしまうとも言えるのです。

実際は、目に映る目の前の現物が全てですので、実物が写真との一線を画す点だという良い勉強になりました。

まだ、ループエンドが未着でして、お付けしていないですが、すずらんループエンドが後日取り付けられます。

この裏地、意外なのですが、とろみ生地とは言え扱いやすかったです。

薄手でありますと三つ折りしにくかったりしますが、結構ちゃんとした目の詰まった生地だったのです。

これは、作りながらのみ分かることで、こうしたこともお伝えできたことが大変光栄でございます。

「小」サイズの巾着袋の使い方のご提案、旅行用のブラジャーを丁寧に畳んでふんわり収納できる見込み

旅行はお好きでしょうか、1泊以上の旅行時には、着替えを携帯します。

その時に、ブラジャーはふんわりとキープしたいものであり、直接大きなバッグに入れるのではなくて、更なるお部屋としてこういった巾着袋のご利用どうでしょうか。

このマチ15cmというのは、コンパクトながら十分な広さであり、ブラジャーを片方反対にへこませて2つ折りに丁寧にカップの山をキープしながら畳みます。

その他のインナーショーツやキャミなどと一緒に入れる容量もございます。

もともと、「インテリア収納袋」という企画で連続製作しているこうした製作品ですが、お着替え入れなど「衣」に関するものが入れられるということです。

そして、もう1つの「医」、このサイズをお部屋で「救急箱」のような役割でも使用しています。

ゆったりとした容量を改めて存分に感じることが、中身の多さで実感致します。

あとがき

「○○入れ」と特化型の入れ物として作り上げる体験は非常に重要だと思います。

「万能」などとかこつけて、特に拘りの無い曖昧なサイズ感よりも、特化型のサイズ感の方が「価値」を感じてもらえることは製作してまいりまして大きく頷けることでした。

もし、よく分からないサイズ感で出来上がった訓練中の製作品があったとしても、そのサイズに何が入るのかを調べ、「○○入れ」というワードで謳う販売の仕方は求めている方への早急なる道筋でもあるとお勧めしたいと思います(^-^)。

巻き薔薇の配置が悪く作り直し、カジュアル感あふれるデニムライクな素材をエレガントに近づけた巾着袋の裏地の薔薇柄と巻き薔薇の役割【1100】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事件は、1つ前の記事【1099】で起こっていました。

巻き薔薇の配置ミスをし、正面に巻き薔薇が来ていない事態に。。

ということで、解体して1からの作りをしたのがこのたびです。

巻き薔薇はミシンで縫い付けてありましたが、外すのではなく、表生地は在庫があるので、再び裁断して1からの作り直しでした。

裏地は製作した「中」サイズに設置していただけしかなかったので、解体して、小さく裁断し直し「小」で出来上がったのがこの度の完成品です。

作り直しの結果分かってきた巻き薔薇の配置図、裏地の薔薇柄とリンクして本来カジュアル志向なデニムライクをエレガントに表現した巾着袋へ

今度は、巻き薔薇は1個ずつ個別に縫い付けることに変更です。

そして、薔薇同士の間隔を出来上がりで均一に映るようにと考えました。

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。
巻き薔薇は青味のピンク。前面と後ろ面の両面装飾です。写真よりも実際はもっとピンク色が付いています。
小さめながらマチたっぷり容量であるところが「小」というサイズのポテンシャルの高さです。
裏地は、解体前の「中」サイズの時のものを小サイズへ面積を落としてそのまま継続利用できました。

失敗すると容量が減ることがあるので、本当は望ましくないことです。

巻き薔薇の数は全部で9個ずつx両面の18個使いでした。

巻き薔薇の配置のシミュレーション:左右の2段目がわずかに外側に配置しても良かったと思います。
2022年に初の「ショート動画」にチャレンジ。非常に投稿しづらく、全5回程度のみの利用でした(*_*)。

あとがき

巾着袋作りは、「インテリア収納袋」のシリーズ製作であり、短い時間で完成できるアイテムを短期間で、過去の在庫生地を一掃する目的で始めました。

もう在庫生地はおおわく一掃できた2024年現在、少しだけその後にまた増えた生地が残っているのです。

きりがないことではあるのですが、過去よりももっと特化した生地を今後調達するようにしていくつもりです。

そして、ノウハウのコンテンツ作りの方も進めています。

こうして、活動の方向性もはっきりとしてまいりまして、この2024年はおそらく今までで一番方向性がまとまる年末を迎えるのではないかという気がしています。

本日、ハンドメイドバッグをご購入していただくことに恵まれました(先ほど発送完了)、心より感謝申し上げます<m(__)m>。

巾着袋は三角形に絞られるフォルムだということを忘れてはならない、配置の失敗から学ぶ巻き薔薇の望ましい配置【1099】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

【1098】で巻き薔薇を全体柄として配した巾着袋の「小」というサイズの巾着袋を製作した記録を投稿致しました。

巻き薔薇の良さを引き続きお届けしようと、今度は1個が小さな巻き薔薇を2個ずつセットでボリュームを出しながら全体柄として試みたのがこのたび。

今度の巻き薔薇は、種類が違ってペタンコではなくて上にツンと立っている作りです。

ミシンのテクニックが必要であることを心配しながら製作したわけですが、全く別の点で失敗が起こってしまったのでした。

薔薇の柄の配置を正面から見て逆三角形に配置してしまったのでした。

冷静に考えてみてください、巾着袋は絞った時にはおおわく三角形のフォルムになるではありませんか。

それならば、絞られた時の三角形のフォルムに配置していない、ましてや逆三角形となれば、タックの中に巻き薔薇が隠れてしまうということを全くイメージできていなかったのでした。

こんなイメージミス・イメージ不足を大いに反省し、悪い例として是非ご覧いただき、この続きとしてやり直しをする計画のところまでを当記事でお伝えします。

悪い例などなかなかネットの画像で見ることができません、貴重な例として是非お役立ていただければ、失敗も意味があったことになるでしょう。

裾広がり気味に巻き薔薇を配置するのが正解、逆三角形に配置してしまった結果、巾着袋の真正面に巻き薔薇が存在しなかった失敗作

「インテリア収納袋:中」<サイズ>縦32cmx横29/48cmxマチ20cm。

表地は、ツイルクロスという名前のデニムライクな生地です。

ジーンズのような厚みではなくダンガリー程度のものですが、それでもブロードやローンなどよりははるかに厚みと重みのある生地です。

この生地に巻き薔薇を2個ずつペアで一度に縫い付けるやり方で配置しましたが、完全に配置ミスです↓。

巻き薔薇の配置ミス:逆三角形はむしろ不正解。巾着袋の出来上がりはこれでは上の左右の巻き薔薇が隠れます。
<裏地>ファイユ花柄プリント、ポリエステル/100%、日本製。

裏地がエレガントですので、表地のコットンのカジュアルな素材に、巻き薔薇を装飾するデザインはエレガントに寄っていくようなバランスが取れたと思うのです。

ということで、せっかく生地に関しては良い感じで出来上がったものの、やはり、薔薇の位置が悪いことでその後解体することに決定。

後で貼りますYouTube動画では、出来上がり場面までしか映していませんが、その後の決断がありました。

もう1つサイズダウンの「小」というサイズで裁断し直して、新たに製作し直すことでした。

表地は、別の残布で、裏地は、それしかもうなかったので、解体してそのまま型紙を「小」で当て直して裁断です。

「小」サイズで裁断し直し:巻き薔薇のミニサイズを今度は1個ずつ量を増やして縫い付けました。

このやり直しの完成品は、【1100】の記事でご覧いただけます。

あとがき

こういった簡単な巾着袋でも、作るたびに学びがあります。

巻き薔薇の並べ方1つとっても、いかに何も考えずに配置していたかを反省するこのたびでした。

2次元的平面の状態で3次元をイメージすることに対して非常に苦手だということも分かりました。

そもそも巾着袋の「巾着ひも」が左右に引っ張ることで絞られていくことを最初に考案した人物はどなたなのでしょうか。

その方はおそらく2次元で3次元をイメージすることが得意とする人物に違いありません。

非常に尊敬していますし、良き考案をして下さったお礼のような気持ちをこめながら、素敵な巾着袋を丁寧に作り上げていきたいです(^-^)。

柄の続きを「巻き薔薇」で描くように、草木柄のジャガード生地をボタニカルに寄せる追加的附属品の存在の利用の仕方【1098】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイド製作で、「インテリア収納袋」という裏地付きの巾着袋を製作しています。

生地をめいっぱい使うということがコンセプトなのですが、面積の多い大きいサイズから順番に作って行きました。

サイズ展開は「大・中・小・ミニ」の4種。

大と中もその差は目で見て分かるほど歴然、小とミニに関しても似たコンパクトサイズながら、マチが15cmと10cmでその差は目で見て分かる違いです。

こうしてできるだけ1点1点の存在価値を高めています。

大きいサイズから順番に製作し、月日が流れ、現在では小やミニの段階になってきました。

このたびならではの特徴の部分は、「巻き薔薇」を思い切って存分に利用したことです。

ワンポイントでなく、全体に柄のように散りばめるという配置の仕方なのでです。

このたびお伝えしたいのは、草木柄にお花を飾ることを次の段階として製作しながら加えていく元の続きのような不思議な繋がりです。

是非お楽しみどうぞ、そして別の例でもご引用下されば大変光栄でございます。

ジャガードの表面と裏面をそれぞれ表地と裏地に使った濃淡の違いが一本調子を解消、巻き薔薇でさらに凹凸感が出た

<表地:オフ>インテリアジャカード:ファイユ、ポリエステル/100%、日本製。

クッションカバーやカーテン地になるようなインテリア生地です。

幅もたっぷりあり、つるりとした高級感がある生地が多いのがインテリア生地。

ただ、このオフ色は裏地選びが難しく、どの裏地も浮き過ぎてしまうということで、結局同じ生地の裏面を使うことにしたという経緯。

生地屋様で表示がされていた表面は、背景がベージュで柄が白。

一方、内側の裏地は、この反対の面を使いましたのでカラーの出方が反転しまして、背景が白で柄がベージュです↓。

<裏地:オフ>インテリアジャカード:ファイユ、ポリエステル/100%、日本製。

上の表地と色の出方が真反対で違った感じが新鮮、ジャガードではこういったことが起こるので、裏面も楽しめます。

裏地側の面の方が白く映りますが、両面使いをそれぞれ比べることで、示された通りの片一方だけで裏面が内部に隠れてしまうよりもはるかに新しい発見が広がります。

互いに違うということこそがお品全体の価値を高めてくれる可能性を秘めます。

巻き薔薇を飾った理由がただの「飾り」ではなくなる時、草木柄にお花を咲かせたのは生地ユーザーであったという業界全体のストーリー

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/43cmxマチ15cm。

過去に、巻き薔薇を使ってある小物などのお店で拝見したところ、ほとんどが、巻き薔薇は正面にしか付いていませんでした。

持ち歩く時に擦れて薔薇が傷んだりほつれたりするから正面だけということなのだと思いますが、インテリ袋としての差別化をしたいと思ったのです。

後ろにも同じようにたっぷりと薔薇を飾りました。

サイドにも下の方に現れる配置になりましたので、存分に巻き薔薇を配したことになります。

草木柄に「柄の続き」とでも呼ぶようなアートな作りをしたことになります。

部分的にワンポイントとしてしか使ってこなかった過去からは新しいタイプの巻き薔薇の使い方ができたこのたびでした。

あとがき

巻き薔薇はキュンとするかわいらしさがあります。

ただ飾るだけではなく、意味を持った機能的な一面も巻き薔薇にはあったのだという新発見。

この度で言うと、柄になったという役割です。

こうしたことをいろいろな別の事柄に落とし込んでみてくださいませ、考え方1つで今までは見えなかったことが広がってくる、新しいことが見つかるかもしれません(^-^)。

イメージのみで合わせた糸の色が汚く浮いてしまうケース、バッグの糸の色選びにおいては生地に対して濃いめは不正解、薄めが馴染み美しい【1097】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

生地在庫一掃に向かい「インテリア収納袋」という連続製作をしています。

生地の面積をめいっぱい使用することを目的に、「大・中・小・ミニ」とサイズを4展開に、このたびは「小」を裏地付き巾着袋に製作しました。

同じデザインを連続製作していくことで、生地の違いの性質を知ることができたり、巾着型に最も相性が良い生地が見えてきたりするものです。

基本的に30番糸は馴染む色を選びエレガントに仕立てています。

間違った色を選ぶ落とし穴もあり、独自の解釈ではありますが、これまでの経験上確かな答えとしてこのたびの縫い糸のカラーの相応しかった色をお伝えしたいと思います。

生地の上に糸を置くことで明らかなカラーコンビの相性の良し悪し、「生地対して濃い糸の色」が必ずしも正解とは限らないのではないか

完成した巾着袋はこちらです↓。

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
<表地:パープルxゴールド>生地名不明(ブロードと予想)、綿/100%、日本製。

柄は日本らしくありません、詳しくは生機(きばた)がアメリカ原産なのです。

日本では、染色加工などを最終整理として行ったということです。

もとはパッチワークの生地を製造の「Moda Fabrics」社様のデザインです。商業利用が可能のプリント花柄です。

<裏地:パープル>生地名不明(綾織り)、ポリエステル/100%、日本製。
横に走るステッチ糸の色にご注目を。柄を遮るように黒っぽく映り、気になります。糸選びのミスです。

日ごろから、よくご紹介しているにもかかわらず、この時に固定観念の紫には紫の糸というように選んでしまいました。

糸選びは、生地にぴったり当てて、暗い光、明るい光いずれにおいても納得できるなじみ具合が結局は美しく仕上がるのです。

今回、左を選んでしまいました。右の存在を見落としていたからその時は見つけることができませんでした(^_^;)。

いかにも左の方が合いそうに想像しますが、実際は写真のように黒っぽく浮き出る仕上がりなのです、写真が本当のことを教えてくれました↓。

右の赤みの色の糸を当ててみるとなじむような感じです。こちらを選ぶべきだったと反省しております。

あとがき

糸の選び方は、生地に対して濃いめとの事ですが、洋服に限ってなのでしょうか。

なぜそのように言われているのか、実際に非常に違和感を感じました。

間違いなく濃いめは、柄などを遮り汚く仕上がっていたことが写真でも証明されました。

とにかく、糸を実際に生地に当てて、紫だから紫色という固定観念やイメージのみで決めてしまわないことです。

たくさん糸を持ち合わせていたことでこういったことも分かったのです。

「縛り」があると本当のことを見失うことがあります、気持ちの正直なところに従う創意工夫を応援したいと思います(^-^)。