大の仕事狂いが生み出した自炊の時短策、お肉焼き置きストック法とその活かし方【232】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

忙しい中、短い時間でおいしく食べられるシンプル和食メニューに助けてもらっています。

そのきっかけは、かつて自らが「ブラックな働き方」とも呼べる選択をしていた「仕事人間」が短い時間でできる自炊のメニューを考えた工夫からです。

そんな無茶なお仕事時代は2017年でいったん終焉を迎えます。

そして、ただこの工夫したメニューだけがその後の新しい働き方をする日々に引き継がれます。

もしかしたら、多忙にかこつけたただのアイデアだったのかもしれません。

無茶な仕事の仕方を見直し、得意分野に特化した現在の働き方にも引き継がれた、典型的なメニュー。

当たり前の和食こそ究極のお食事だと考えています。

典型的なメニューをいかに美味しく作るかというところがテーマ。

電子レンジを持たず冷凍庫を使わなくても問題なし、お肉と魚の焼き置きストックの活用

購入後10年程で綺麗なままの電子レンジが壊れ、「こんなに早くダメになるものなのか」とショックを受けて以来、電子レンジ使用を思い切ってやめた2016-2021年までの5年間。

電子レンジが大きかったので、あれ1つなくなるだけで大変収納スペースが確保できました。

その後、2021年に引越しをしたことで、たまたま換気扇が引っ越し後すぐに壊れたきっかけで調理が出来ず電子レンジが必要になり、再びレンジを購入するまでの5年間のレンジ無しの中で生み出した方法です。

お肉や魚などの生のものは購入後冷凍せずに、冷蔵子に入れながら2日以内に火を通すことをとりあえずします。

そして、材料を熱しただけの半完成品のまま冷蔵庫にストックする方法をとっていきます。

これは、その後の調理にも大変便利で、作業も早くメニューのアイデアも浮かびやすくなることがメリットだと思います。

ハンバーグや餃子などの生からではないと作れないメニューには対応できませんが、炒めたり煮たりなど、加えるだけのメニューには十分取り入れられます。

左上から、いか:国産、たらの切り身:国産、豚肉ミンチ:国産、豚肉もも薄切り:国産、鶏むね肉:国産。

すべて購入日か翌日中に火を通して焼いておきます。

その後その週以内なら生よりもうんと保存期間が長くなります。

塩、コショウしてあるのは「たら」のみ、それ以外は酒を飛ばしています。

ぱっとこれを取り出して、短時間で1品作れます。

例えば、イカはお好み焼きにこのまま入れイカ玉ができます。

たらは皮をのぞいて細かくほぐし、三つ葉と一緒に炊きあがったご飯にまぜて和風な混ぜご飯ができます(後程ご紹介あり)。

そして、豚肉ミンチはピーマンとか卵と共に三色丼に(後程ご紹介あり)、豚肉ももは、ピーマンと甘辛炒めもよいです。

そして鶏むね肉は、インドカレーにこのまま煮込む前に投入。

冷凍は解凍する時に電子レンジが必要になってきますので、電子レンジ不在の時代をきっかけに冷凍はしていません。

電子レンジをお持ちでない方、何一つ辛いことなどありません、是非ご参考にどうぞ。

では、ここからは5選のご紹介です。

上述のストックの中から使っているものもあります。

とてもシンプルで古典的なのですが、頻繁にメニューに取り入れています。

1)定番のわかめの酢の物:他の材料を加えたアレンジ可能

おさしみわかめというパックに入ったわかめを使いました。

沸騰した湯でさっと10秒ほどくぐらせてざるにあげ(湯通し必要ないかも)、食べやすい大きさにカットして、三杯酢の典型、酢大3、砂糖大2、しょうゆ大1であえます。

冷蔵庫に冷やして保管しておいて、食べる直前に、食べる分だけオクラ、きゅうり、ちりめんじゃこ、かまぼこ、ちくわ、かにかまなんかを混ぜてわりと華やかな酢の物にできます。

それも考慮するとわかめだけだと少々ひたひたな三杯酢も程よく浸透。

ご参考にどうぞ。

2)しじみ味噌汁:これ以外しじみの調理法を知らない

しじみも頻繁に出会わない昨今、「イオン」様の真空パックをよく利用させていただいております。

しじみに特に多くふくまれている成分が体に良いとのことで、しじみ味噌汁を作る時は3食分くらいの量作っています。

しじみはあまりスーパーにたくさんも並んでいないようでよく売り切れです。

ない時は、ネットで冷凍の塩抜き済のものを買うことも1度してみました。

ネットのものは量が多いので3回ほどに分けて1か月くらいで使っていくと、高価な送料入りのしじみもコスパがスーパーと同じくらいになります。

これに使うだしは、無添加のかつおだしパック。

煮沸済みの冷たいお水にだしパックを1つ入れ、丁寧にゆっくり超弱火で加熱し、沸騰直前の炭酸みたいな様相のタイミングで色が黄色く変化していることを確認し、パックを取り出し。

その後強火にしてパック無しの汁だけで一旦沸騰させ火を止める。

その後は、保冷剤で冷やしていきます。

綺麗な指でだしを触って冷たくひんやりしていたら出来上がり。

その後冷蔵庫に冷やすなり、すぐにしじみ味噌汁に取り掛かるなりしていきます。

このいったん「冷たく冷やす」という行為が「うまみ」に繋がります。

沸騰したお湯にやみくもにだしパックを入れて即席で作るだしとの味わいの違いは「奥行きのあるじんわりと感じるうま味」が出来上がっていることです。

3)焼きたらと三つ葉の混ぜご飯:香りのある三つ葉を選択

焼いてあったストックの冷たい焼きたらをトースターでグリルして三つ葉と共に混ぜました。

結構あっさりなので、桜エビを加えたり、生卵+しょうゆをたらしたりするアレンジも良さそうです。

もう少し「味ご飯」的なもにするのならば、ご飯を炊く時に1号で塩小1/2をいれるのもOK。

4)三食丼:何度もリピート、グリーンの部分はいろいろ変わります

三色丼は食が進みます。それぞれ調理して合わせるので1品ながら少し手間はかかります。

卵が甘めであること、ひき肉が甘辛なところがとても食べやすいです。

サイドには、しじみ味噌汁。

ピーマンは少な目の塩でゆでのみ。

時々、小松の茎、ホウレンソウ、時にはアスパラなどと変わる時があります。

グリーンの部分を他の甘辛に対してシンプルに塩味にするところも「良き調和」です。

卵は砂糖大1弱、みりん大1を6本ほどの菜箸で弱火でひたすらかき混ぜると出来上がってきます。

ここへ砂糖、酒、しょうゆ、みりんを各大1ずつ、そしてショウガのみじん切りを大1弱程度投入。

そして、汁がわずかになるまでやや中火寄りの弱火でかき混ぜます。

何度食べても飽きない味です。

5)目玉焼き丼:黄身の焼き具合は気にしなくてよし

玉ねぎスライスバージョン:青ネギやかいわれ等でアレンジが効きます。

目玉焼きをフライパンで作る作業と同じ時間でできます。

目玉焼きを焼くときに塩コショウをしまして、スライスした玉ねぎをお好みの量で卵の上へぱらぱらとちらします。

そして、目玉焼きの過程と同じで、水を50ccほど入れて蓋をして蒸し焼きにします。

50ccの水だと6-7割型の半熟にに出来上がるようです。

そして、ご飯の上にのせてその上に醤油を小さじ1をまんべんなくたらします。

ここへ「チリパウダー」をふりかけます。

卵かけご飯よりも、堂々たる1品としてのメニューになり得ます。

とても忙しい日常でも自炊をしていきたい忙しく働いている方には必見の1品です。

これに何か汁物をつければ、立派なランチや夜ご飯になります。

時計回りに、もずく酢の物、セロリと玉ねぎのコンソメスープ、目玉焼き丼(かいわれVER)。

目玉焼きの塩コショウを普通に目玉焼きを作る時よりほんのわずかだけ多めにするとどんぶりの具らしい濃さになるかと思います。

かいわれは、目玉焼きと一緒に投入、ご飯に盛り付けた最後に醤油を小1投入。

ということで以上5選ご紹介しました。

左上は、少しだけ余った大根をバター醤油焼きしました。大根をレンジで柔らかくしてからがポイント。

あとがき

お料理は凝ったものは作りません。

むしろ当たり前のアイテムをおいしく作る追求をしています。

お味噌汁、卵焼き、里芋の煮物、カレーライス、チャーハン。。。

凝ったものは、外食で楽しむことができますので、おうちで作ることの良さは外食ではなかなか実現されていない古典的な食事スタイルでいること。

実は、以前10年間ほぼ毎週ご飯友達と「居酒屋巡り」をしました。

ちょうど居酒屋の全盛期とも言える時期が入っていますので、とにかくいろんな斬新なメニューに出会えました。

回数にして500回以上です。

そこから大いに学んだこともありまして、土鍋で炊いたご飯のアレンジなどは和風居酒屋さんでの感動の1品です。

そんな中で1つポイントだったのが、美味しいなあと思った印象に残ったメニューの味というのは、その「味付け」に秘密があると思いました。

当たり前の古典的なメニューを美味しく作る秘訣というのは、見た目には見えていない隠された「だし」や「調味料の匙加減」にあると思っております(^-^)。

雨をしのぐだけが取り柄じゃない、PVCならではのリュックの出来上がりのふんわり感こそ宝であるという新しい発見【83】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ただいま続行中のハンドメイドリュック製作<雨の日シリーズ>。

雨をしのぐ素材に特化、フラップや屋根のようなパーツで雨をしのいでいく考案を伴う企画。

ヴィンテージ物の合皮素材の部分的劣化の実体験から、PVCは永遠の素材ではないことを知りました。

「PVC」「ポリ塩化ビニール」「ビニールコーティング」、言い方の違いはあってもすべて「PVC」を含むまたはそのもののことを指します。

この素材は、「空気に触れた瞬間から劣化が始まる」という性質を持っています。

空気に触れた瞬間からですから、バッグの場合、保管しているだけでも使わなくても消耗してしまうということになるのです。

大切に収納しておいても起こるこの状態を前向きに受け止め、使用機会の多さに繋がる方向へ持っていければと思いました。

実際にこの素材で製作していく中でもう1つの利点を発見、「形作る形状に立体感が出やすいこと」を知ったのです。

実際に製作したことでこのような更なるメリットが見つかったことこそ素晴らしい機会だったと言えます。

このたびは、いくつかの屋根のような形状の機能を設置しながら完成していったレオパード柄のPVC素材のリュックをご紹介したいと思います。

<雨の日シリーズ②>PVCの防水的役割以外の新しいメリットの発見、立体的な形状維持の素材の性質

あまり、今まで扱ってこなかった素材であることから、イメージにとらわれ過ぎてなかなか気付けなかった魅力、それは形状維持のような素材の特性でした。

<表地:カーキレオパード柄>グリッター白金、ポリ塩化ビニール(PVC)/100%、日本製。<裏地:黒>ナイロンオックスはっ水加工、ナイロン/100%、日本製。

これまでたくさんの混率を拝見してきた私が思うに、表地の素材の実物にはツルツルのレオパード柄の表面の下に綿/100%のようなもう1つの生地が敷かれていて、「基布:きふ」の存在があると思います。

そう考えますと、表地の混率の表現が不足していて、基布:綿/100%、柄:ポリ塩化ビニール(PVC)/100%などと表現した方が納得できます。

ただ、事情は分かりませんので、基布の部分を生地と認めていない、曖昧に材料の一部と解釈されているのかもしれません。

そして、基布が綿/100%とは限りませんので、これは私の予想に過ぎません。

ポケット作り:半月型にファスナーが付いたモデル。接着芯は必要無いと判断。縫い代が全くほつれません。

右上のようにひらひらとおさまりが悪い状態を、右下のように片倒しステッチで固定することですっきりと仕上げました。

ポケットをのぞくとこの白い部分が見えるからです。

裏地付きではこのような始末はしないのですが、PVCならではの仕様なのだと思います。

ファスナー付け:奥のファスナーのサイドを本体に縫い付け。左下のように縫い代を裏地の黒で装飾的にカバー。

ほつれない素材とは言え、あまりに目につく場所はヒラヒラとした縁を覆うということが望ましいかと。

見た目がすっきりとした方が良いですので、手を抜くというようなことは避けます。

本体に取り付けたファスナー&フラップ付きポケット:フラップは一番最後に設置しました。屋根のような役割。

後の反省点は、フラップの横の長さが足りない点、ファスナーを完全に覆うような長さが望ましかったと思います。

フラップリュック(レオパード柄):<サイズ>縦27cmx横29cmxマチ10cm。この立体感は素材の特性。
後ろ面:背負う時の背中と接触の面です。すっきりとしたフォルムです。ベルトはシートベルトの黒。
お洋服とのコーデ例:モノトーンなデニムコーデに合わせました。黒・茶・ベージュと広いコーデの可能性です。

あとがき

途中で写真を掲載できていませんが、ポケットを本体に付ける際に場所と向きを徹底する工夫をもっとするべきだとこちらも反省点がありました。

縦横の位置が把握しにくい中、場所をしっかり指定する仕付け糸をもってしても少し歪みました。

結構難しい部分なのだと思います。

さて、このたびの素材は、一度膨らむと「形状記憶」のような維持があり、それがポケットを立体的に仕立てやすかったり、見た目の良さへつながったと思います。

これまで、PVC素材のデメリットばかりを見ていたような気がして、本当は良い点があったのだと雨をしのぐ役割に加え更なるメリットを発見できたことが非常に良き収穫でした(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

元々寿命ある素材を理解し雨の日専用のリュックとする、丸いかわいい椿柄の雨をしのぐ素材に加えた屋根の構造【82】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

特に季節の変わり目には雨は多いもの。

お気に入りの本革の高価なバッグというのは雨の日に持つことは大変躊躇されます。

雨で革にじんわりと変なシミもできることがありますし、変形もします。

ファスナーが入り口に付いたバッグでも、雨が染み込んだのは、底の角からが最初でした。

雨の日には本革バッグを持つことを避けたいもので、代わりに合皮素材を選択。

このたびのハンドメイドバッグのシリーズは、<雨の日シリーズ>に決めました。

そもそもリュックであることが雨の日の傘を持つ手が塞がる代役として有効です。

数点のデザイン違いのリュックをこのシリーズで連続製作していきたいと思います。

まずこのたびは、入り口にフラップが象徴的に付き、雨の屋根のような役割で水が下に滴り落ちる斜めフォルムを意識したクラシックなデザインのリュックが完成。

加えて、外ポケットにも「屋根」のようなパーツを共布で取り付けたところも初挑戦であり、是非見ていただきたいと思います。

<雨の日シリーズ①>雨の日でも素敵なリュックを背負いたい、丸いマルチカラーがかわいい椿柄のリュック

<雨の日シリーズ>の第一弾は、クラシックな大きなフラップ付きのデザインでトライ。

素材の特性を良し悪しでまとめた表:私見も入りますが、共感していただける部分もあるかと思います。
表地(焦げ茶ベース):ラミネートプリント、表面-ポリ塩化ビニール(PVC)、基布-綿/100%、日本製。

上の表の2に該当する生地です。

購入してから気付いた生地の耳のメーカー名、「コスモテキスタイル」様へ問い合わせし、商業利用がOKの生地であることを確認済みです。

著作権に対しては「コスモテキスタイル」様は非常に寛大、こうしたパターン系の柄はほぼ商業利用OKにしてくださっているようです。

動物のキャラクター性を感じる柄はどこのメーカー様も「商業利用不可」であることが多く、都度生地の耳には注目するべきです。

裏地(焦げ茶):ナイロンタフタはっ水アクリルコーティング、ナイロン/100%、日本製。

裏地は表地の背景の焦げ茶に合わせて決めました。

ポケットの屋根のイメージ:ファスナーポケットの上側(向きによっては右側)を二つ折りにして屋根状に設置。
ミシンの押さえの臨時交換:滑らない素材は元の金属からこの白いタイプに交換すると多少良いです。
ファスナーポケット作り:左-下側に当たる部分は通常の設置。右-上側に当たる部分は屋根を立体的にして設置。

右側は、反対側(裏面)から縫い付けをしている場面で、縫い付けは上下共に2列のステッチで丈夫に固定します。

屋根付きポケットの完成:ここで屋根付きポケットはいったん完成。随分変な形で非常に違和感を感じました。

何しろ初めてで、あまり上手ではないこともあり不格好なのが気になって仕方がありませんでした(^_^;)。

巾着紐ホールの作りとショルダーパーツ:左上-巾着紐ホール。課題としては絞り切れずゆとりある構造へ要変更。

右下は、黒のプラスチックDカンと共に車のシートベルト素材でショルダーを設置。

Dカンは「ニフコ」様製造のものを、ベルトと共に「トーキョービニール」様にて購入、ありがとうございました<m(__)m>。

絞り切れない巾着:今後の課題。ここがちゃんと閉まるには、ごわつき素材を一緒にしぼってはだめなのです。
<雨の日シリーズ①>のリュックの完成:<サイズ>縦30cmx横25cmxマチ10cm。

あまりに、屋根付きポケットが不格好だったので、隠す意味も込め、最後にポケットに更にフラップをかぶせたら、なかなかスタイリッシュになりました(^_^;)。

後ろ面:雨の日にここまでの明るいかわいい柄は、どんよりとした重い気持ちを軽くしてくれるかも。。
お洋服とのコーデ例:無地のお洋服にグッド。とはいえ、レースに柄が入る編み柄やジャガードなどの織柄にも。

あとがき

最初の「表」に立ち戻りますが、このたびは「2:合皮レザー」の部類に属する素材でした。

表のデメリットの部分からも、いずれこの素材は劣化しぽろぽろとはがれてくる運命です。

ただ、そうと分かっていながら、メリットの方だけを雨の日専用に使う目的で引用するということなのです。

デメリットがあっても活躍の場があるという「理解」「受容」の部分がユーザー様に一番お伝えする時の重要ポイントだと考えます。

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書き手:ピクチャレスク

部屋で気軽に使える簡易ケースのような存在、「外表」で組み立てる柄物残布を利用した裏地付き眼鏡ケース【81】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

近視の方はお部屋では眼鏡をかけられることが多いと思います。

外す時は、お風呂に入る前と寝る時くらい、お出かけのときは、コンタクトレンズ装着ということも。。

このたびは、わずかに余った素敵な柄のはぎれを利用し、裏地付きの眼鏡ケースを4点同時製作しましたのでご紹介します。

残布の分量に合わせて、10分丈と8分丈に分かれるラインナップの工夫もあります。

残布がわずかに足りないことで決してあきらめず、ユニークな展開へ運べるようなヒントになればと思います。

表地に合う裏地選びもはぎれストックからチョイス、お部屋で出し入れのストレスなく使える柄物の眼鏡ケース

これらの4種の柄物のはぎれを存分に利用していきます。左1種のみ残布が多めなので10分丈、右3種は8分丈です。
裏地は2種を合う柄と組み合わせて利用します。ブルーグレーの方は左2種に、グリーンの方は右2種に利用。
生地詳細(左から右へ):①紬シルクプリント、絹/100%、日本製。②シャンタンプリント、ポリエステル/100%、日本製。③ジャカード、綿/55%、ナイロン/45%、イタリア製。④ジャカードプリント、ポリエステル/100%、日本製。⑤ジャカード(ブルーグレー)、ポリエステル/100%、日本製。⑥プリズマン(グリーン)、ポリエステル/100%、日本製。
型紙・裁断・芯貼り:10分丈の型紙の底2.5cmを折ると8分丈です。カーブはもっと削った内側の線へ変更。

右下は接着芯全面貼りに加えて、更にハード薄芯をボンドで貼りました。

そうすることで、出来上がりが眼鏡ケースみたいなハード感を出してくれます。

裁断の向きは要注意、「アシンメトリー」なので一緒に組み合わせる仲間は対称に裁断しなければ重なりません。

このゆるやかなカーブが、完成後の使用時の出し入れのしやすさに影響すると思います。
返し口を直線の位置で決め、縫い代1.5cm(1cmの方が良い)で表地と裏地を縫い合わせしてひっくり返します。
左は、ひっくり返し後の外回りのステッチの固定、右は、その後2パーツを「外表」で縫い合わせ完成へ。
眼鏡ケース4点完成:<サイズ:10分丈-左>縦17cmx7.5cm。<サイズ:8分丈-右3点>縦14.5cmx7.5cm。
8分丈と10分丈の眼鏡を入れたサイズ感:頭少しはみ出す感じが左の8分丈、右の10分丈はフルにかぶります。

あとがき

こうしてはぎれ製作をした者が言えることがあります。

確かに利用したのは残り物の捨てていたかもしれない残布。

しかし、何か物を作ってしまえば、もうそれはどのような経緯の材料かなど関係がないとうこと。

すべての製作品に対しては同じように時間を注ぐわけであり、そのパワーと価値を大切にします。

よって、適当で良いのだというバイヤスな見方をやめ、どの製作も丁寧に平等に熱を注げると良いと思うのです。

はぎれで作ったのだという経緯は、後にエピソードとして添えることで、そのストーリー性の価値も加わることがあるのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

マチ付き四角バッグの3種類のチェック柄のサイドの柄合わせ、最低限の段差(ボーダー向き)の解消のみで十分【80】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作をその着目点ごとに括るシリーズ企画を続行中、<〇〇シリーズ>とまとめることで、その製作の目的や深みをお伝えしやすくしました。

このたびは<チェックシリーズ>という3種の違った形のチェック柄を同時進行で仕上げ、ミニサイズのショルダーバッグが完成。

一度で完結するもの、投稿を複数回に分けるものと分かれますが、このたびはこの1回で<チェックシリーズ>は完結です。

2枚ハギ合わせの四角いマチ付きバッグでは、前面と後ろ面が合体する部分のチェックの柄の出方に視線を集めるものです。

とはいえ、それほどのビッグチェックではないことで、しかも狭い面積のミニサイズを作るということですので、完全な縦横の柄合わせをする必要がないという具合をお伝えできればと思います。

ボーダー柄は前後面のハギ目は段差がそろうように、一方ストライプ柄はハギ目付近に柄が美しく左右に展開していくように。。と考えます。

ではチェックはどうなのかというと、本来は両方。

しかし、ストライプ柄の場合はあまり効果は劇的ではないということから、ボーダー柄の合わせ方の「段差の解消」という向きをチェックでも採用していきました。

<チェックシリーズ>3種類のチェック柄の箱型ショルダーバッグ、サイドのハギ目の柄が自然に映る最低限の柄合わせ

表地も裏地も同じ生地を共通に使用しましたので、3点作るための3種のみの生地の登場です。

箱型ミニショルダーバッグを製作するための3種の生地:どれも共通に「チェック柄」であるというシリーズ。
①手織りジョントン綿、綿/100%、タイ製。ジョントンは、タイの北部のジョムトン地方で織られる織物。
②起毛チェック、綿/100%、日本製。名前からの毛羽立ったイメージよりも実際ははるかになめらかです。
③先染チェック、綿/97%、ポリウレタン/3%、日本製。ネイビーよりもマイルドで感じの良いカラー。人気色。
裁断での柄合わせ:本体が重要。並べ方はチェックの柄の元の作り方をよく見て現実的な向きで並べ方を考案。
ギンガムチェックは上下左右共に対称の柄であることから比較的易しい柄合わせです。右下はポケット製作場面。
ポケットと背景の柄合わせ:ポケットの柄合わせが可能。難しい場合ポケットをバイヤス裁ちするという手段も。
入り口開閉はマジックテープにて(左上)。裏地を表地の中に入れて口を縫い閉じの場面(右下)。
取っ手付け:取っ手は観音開き折りで外枠一周をステッチ+真ん中にもう1本追加の3本。右下は取っ手設置後。

このたびは、紙袋型のようなボックスデザインに相性が良い片面ハトメを打ち込み、共布製の取っ手を通して作りました。

更に、対角線上にDカン+ショルダーも付きました。

四角バッグのサイドのハギ目の柄合わせ:3種とも横段のずれがありません。しかし、左右は対称ではないのです。

どうでしょう、段差さえ解消していれば、ハギ目の位置が分かりにくく左右が対称になっていなくても気になるものではありません。

つまり、チェックでありながら、ボーダーの柄合わせを引用すれば十分であると言えるのです。

段差のずれは、柄の本当の配置を知らなくても誰が見ても気になるものでありますが、横の柄同士の並びは柄の元の配置を知らなければそれほど気になるものではないのです。

3点同時完成のミニ四角ショルダーバッグ:<サイズ>縦17cmx横16cmxマチ10cm。

サイズを拡大したり変更したりすることで様々な可能性が生まれると思います。

あとがき

シリーズ企画1回目の<同素材シリーズ>と真逆のこのたびの<チェックシリーズ>は、デザインが全く同じなのに、同じチェックの柄でさえ別物になるのだという素敵さがお伝えできればと思いました。

チェック一括りにしてもここまでの違いが生まれるということをじっくり味わえます。

柄合わせをしながら美しく仕立てる工夫をすることで、新しい発見が得られるのです。

柄や素材のみに頼って適当な製作をすることは製作者自らのアウトプットが足りません。

最終的にはこの自らのアウトプットこそ、元の素材の素敵さを敬い活かした相乗効果になるというものです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

A small shoulder bag with five items named “Obanzai” that is made of the same material and features the distinctive fetures of each design【79】

Eye-catching image79

Preface

Hello,this is picturesque.

For about three weeks,I have been making five mini shoulder bags in a series called ”Same Material Series”.

This time, we compared all five bags at the same time and named each one.

I hope that the names will be catchy and lovely, so that you will feel attached to them, and that they will also give you some ideas on how to name your creations.

<Summary-Same Material Series> differences in the designs and get hints for design selections

I would like to take this opportunity to tell you that the dome shape in① was remade with an improved pattern using the remaining fabric after making five pieces.

Fabric left over after making 5 pieces: I thought I could make just one more piece, so I redid the dome shape and changed the pattern.
①Changing the pattern to the dome shape: The pattern on the left is the first one that comes to mind, but it doesn't actually fit the ground, so I changed it to the one on the right.

After the change, the black separate fabric on the right side is a different color of black "glitter twinkle satin" as the purple lining.

I was short on fabric, so I decided to switch here.

The bottom is also made of the same black fabric.

Now, let's move on the naming.

①Dome-shaped: This round curve is the feature, and we named it ”Onigiri”.
②Vanity: Nmed "Tamagoyaki" after the shape of the product.,it resembles a rolled egg.
③Drawstring bag: As the drawstring bag itself resembles two separate objects, I decided without hesitation to name it "Mochikinchaku".
④Boston: The stable shape of this cup makes it look like a "Kamaboko"(fish cake).
⑤Backpack: The rounded curve of the top reminded us of a soybean, so I named it ”Natto”
A gathering of five pieces: This post is unique in that they are all gathered together like this. All are mini-sized and have shoulder straps and handles.

Each has a unique design, and they are traditional and typical, without any unnecessary decoration.

For example, as an appliciation example, I think the atmosphere would change if you made them all larger.

Afterword

The idea for the series was originally conceived as a result of my hobby of collecting.

I think that even though I don't have the skills, this project has helped to spread the idea.

This blog post was revised on March 19, 2025, about five and a half years after it was first posted on October 24, 2019, and I revised it from the title up to this point.

I am very happy that I was able to rewrite this post by revising it to include a cleaner image like this.

All except for the "Mochikinchaku" in③, while developing it into a different shape.

However, it was very meaningful to be able to try other designs, and I look back on it as an important opportunity that led me to this current decision(^-^).

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書き手:ピクチャレスク

おばんざい名で5点集結の小型ショルダーバッグ、同素材共通で際立ったデザインごとの特徴の現れの賜物【78】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

3週間ほどにわたりまして、<同素材シリーズ>という企画で5点①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックのミニショルダーバッグを連続製作してまいりました。

このたびは、この5点を同時に見比べ、1点1点にネーミング。

愛着がわくよう、キャッチ―な素敵な名前、「製作品に名前を付ける」ということのヒントにもなれば幸いです。

<同素材シリーズ-まとめ>同素材で連続製作を行うことでデザインの違いに着目、今後のデザイン選定へのヒントを得た

①のドーム型は、5点作った後のさらなる残布を利用し、改良型紙で製作し直しをしていますことをこの場をお借りしてお伝えしたいと思います↓。

5点製作後の残布:ここからもう1点のみ何とか作れそうだと①ドーム型をやり直し。型紙変更をしました。
①ドーム型の型紙変更:左の型紙は最初に考え付く型紙ですが、実際は地面に沿わないので右に変更しました。

変更後の右側の方の黒の別布は、裏地のパープルと同じ「ラメツインクルサテン」の色違いの黒。

どうしても生地が不足し、ここを切替えとさせていただきました。

底面も同じ生地の黒を配置しています。

では、ネーミングに移りたいと思います↓。

①ドーム型:この丸いカーブが特徴であり、「おにぎり」と名付けました。
②バニティー:フォルムそのままをイメージし、「卵焼き」と名付けました。
③巾着:巾着そのものがその姿に互いに入っていることで、迷わず「餅巾着」と名付けました。
④ボストン:この安定感あるフォルムからのイメージで「かまぼこ」が相応しいと思いました。
⑤リュック:トップのカーブラインの丸さがまるで大豆のようだという第一印象から「納豆」と名付けました。
5点の集結:こんな風に勢揃いの場面は当投稿ならではです。すべてがショルダーと取っ手付きでミニサイズ。

それぞれが特有のデザインであり、伝統的であり典型的である所も特徴、余計な飾りは入れません。

例えば、応用例としては、すべてをサイズアップして作ると雰囲気がまた変わると思います。

あとがき

こうした、<シリーズ>の企画は、もともと「収集」の趣味があっての発案でした。

技術はままらならなくとも、アイデアを広める役割は当企画でできたと思います。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.24からおよそ5年半後の2025.03.19にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

こんな風にすっきりとした画像含む手直しができたことで、当記事がリニューアルできたことも大変良かったです。

③の「餅巾着」以外はすべて「外表」の作り。

この作りのデメリットが引っ掛かって2025年現在は③巾着型のみを別の形に発展しながら製作しています。

とはいえ、他のデザインに挑戦できたことは非常に有意義でしたし、この現在の決断に行き着いた重要な機会だったと振り返ります。

次の投稿の【79】は、このままの内容をALL英語で綴ることに挑戦、YouTube動画もALL英語のナレーションです。

よろしければ引き続きお立ち寄りいただければと思います(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

布製の「外表」で作るリュックの課題、組み立てステッチが美しく出ないのは余計な縫い閉じステッチが原因【77】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグの<同素材シリーズ>の最後です。

共通の表地と裏地をあえて使用し、全く違う5デザイン①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックを連続製作してまいりました。

いよいよシリーズの最終の⑤が完成したのです。

当企画で、素材が共通であることでデザインの違いによる難易度の違いやその後のデザインの絞り込みへの良きヒントが得られたと思います。

ピクチャレスクとしましては、最後のリュックは、人間が携える場合に「シンメトリー」というバランスを考えても、一番健康的なデザインであると思います。

背中にすべてを任せ、両手が自由に解放され、左右のバランスが良いバッグという点で①-⑤の中では強力なアドバンテージとなりました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.21からおよそ5年半後の2025.03.18にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2019年ではまだ実感していなかったのですが、2020年以降くらいでしょうか、圧倒的にリュックの存在感が世間では際立っていく流れがありました。

<同素材シリーズ:リュック-後編>「外表」組み立て縫いで出来上がる課題、ステッチが汚く多重に映ることの解決案を得た

この度のリュックに限らず、①②④に関してもこれまで「外表組み立て式」で製作してまいりましたが、縫い目の不ぞろいの課題がどうしても残りました。

板状のプレートパーツを「中表」で完成する時に、周りに端から3mmのステッチをかけてしまっていました。

組み立てる際に更に別のステッチをしますので、事前のステッチに重ならず、出来上がりが汚いステッチになるといった具合。

何度やってもぴったりではない部分がどうしても出てきました。

そうして汚い糸目で完成したミニリュックを見ながら、次へとつなげる解決案を考えるところで締めくくりました。

その解決案というのは、「中表」の後の返し口はボンドで、その他の部分もステッチを入れないで次に進むという「行程削除」の案です。

では、ここからはざっくりとパートごとの工程の一部をご覧いただきます↓。

前半の続きの直後の取っ手付け:仮止めしてあったDカンの2個横並びの外部を覆うように取っ手を仮止め縫い。
後に工程削除の外枠ステッチ:課題となった部分の見直し前のやり方、ステッチをここでも入れていたのです。
ファスナー取り付けの一部:ファスナーのボックスステッチを二重にかけている場面。
ファスナー付きの口布と本体の合体(外表):後の見直しでは、ここで初めてステッチが入ることになります。
サイドや底の合体後のフォルム:底とサイドの狭間はまっすぐラインが原因で難関になります。下は底のDカン。
リムーバブル底板:底板はこのようなサイズ感です。内蔵ができない構造なので生地に包み込んでの設置。
ミニリュック完成:<サイズ>縦23cmx横22cmxマチ7cm。全体のパーツバランスは悪くないと思います。
その他の角度:左から右へ後ろ面、正面斜めの2角度から。豆の半分が顔を出したようなかわいいカーブライン。

このカーブのラインはバランスが良かったと思います。

お洋服のコーデ例:デニム上下と。黒・パープル・ピンク・白・グレーなど青味やモノトーンと結構幅広い相性。

あとがき

さて、冒頭でお伝えしましたように①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックの5型すべてが完成しました。

2025年現在から見ると大変未熟な製作ではあるのですが、この挑戦は非常に後になってデザインを絞り込むための重要な体験になったのでした。

せっかくのシリーズ物ですので、後日の投稿【78】で同時に登場の投稿をしまして、それぞれ独自の名前を付けました。

そして、その次の【79】では、初の英語バージョン、【78】を英語にしたような内容でYouTubeも英語でナレーションしました。

引き続き【78】【79】にもお立ち寄りいただければと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

理由がある配置なら位置の邪道は無い、フラップにはマジックテープの「オス」をポケット袋には「メス」を設置【76】

アイキャッチ画像76

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在<同素材シリーズ>という同じ素材で全く別の5デザイン、①ドーム②バニティー③巾着④ボストン⑤リュックを連続製作中。

このたび、いよいよラストの⑤の製作に入りました。

当【76】の投稿は前半ですので、リュックの完成は次の番号の【77】でご覧いただけます。

前半工程では、フラップポケットに設置のマジックテープの「オス」と「メス」を「フラップ」か「袋」かどちらに付けるのかのピクチャレスクの判断をお伝えしたいと思います。

市販のものやレシピなどにもそれぞれその位置に配した理由が存在すると思うのですが、私もこれだとたどり着いた位置、必ずしも教科書通りではないという点にご注目いただければと。

<同素材シリーズ:ミニリュック-前編>くっつきに行くというアクティブな方を「オス」と決めた、フラップポケットのマジックテープ

フラップとポケット袋には、マジックテープを取り付けます。

「オス」というのは、固いごつごつした方、「メス」というのは、さらりとした柔らかい方です。

フラップには、マジックテープの「オス」、袋には「メス」を付けるという方針です。

小さいタブのマジックテープ仕様の場合も同じ考え方。

とにかく動きのある方、上からかぶせる方にオスを付けるというのを私は基本的な考え方としています。

それはこうした理屈、「マジックテープの開け閉めの際にオスを指が覆い、指によって防御されるから」というもの。

一方「むき出しのポケット袋の方には影響が無いサラサラのメスが付く」という現実的なシーンを考慮したもの。

これは、反対に取り付ける考え方の方がもしかして主流なのかもしれません。

特にむき出しの場合に、バッグの中でウールのアイテムである手袋やマフラーがくっついてしまうとげとげしい「オス」をどちらに付けることが接触を回避できる位置なのかを考えます。

柔らかい素材を引っ掛けやすい「オス」の位置がカギを握っているということです。

表地(黒地xパープル系花柄):風通ジャカード、綿/54%、絹/26%、ナイロン/20%。イタリア製。裏地(パープル):ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%。日本製。

↑これまで①-④まで裁断して使用してきた残りの生地の写真です。

フラップポケットの取り付け:フラップには「オス:硬い方」を、袋には「メス:柔らかい方」を設置しました。
フラップポケットの完成:フラップの縦幅は7cmというボリューム。
その他の作業:前半の初期段階で金属パーツを取り付け。上はショルダーのDカンを並べ、底はDカンを両端に。

取っ手の位置は、上のDカンの外側に左右を配置、この場所にはパーツが並ぶのです。

このたびの進捗度はここまで。

次回の【77】では、取っ手の取り付けからスターとして完成に至ります。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.19からおよそ5年半後の2025.03.17にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年現在でもマジックテープは、はぎれによる三つ折りポーチで利用。

マジックテープの「オス」と「メス」の位置は、この時の考え方と変わっておりません。

ただ、フラップポケットにマジックテープを付けるということ自体をその後廃止。

ポケットの袋を別のデザインに、出し入れしやすさも優先しながら手探りでポケットから物を取り出す現実的な状況を考慮。

とはいえ、マジックテープがあることでセキュリティー性は高いので、目的によっては必要な「ファスナー」です。

そうなんです、マジックテープは別名「ファスナー」とも呼ばれ、あのジッパーと同じ種類の「機能」の附属品である見方なのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

2本1組x数種類をまとめて収納、安定した横長でそのままバッグみたいに運べるドラムスティックケース【75】

アイキャッチ画像75

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、横長に余ったボーダー生地から作ったドラムスティックケースを製作しましてのでご紹介したいと思います。

横長に余った理由は、メインバッグ製作の【57】の投稿でご紹介したA4横サブバッグのボーダーの柄合わせがあったからです。

メインバッグ製作とは言え【57】も作ったのはサブ的存在のバッグでした。

むしろ、このたびの製作の方が入れる物に特化する点が面白いと思います。

そう考えますと、残布だから・はぎれだからといっても、挑む本気度はメイン製作と何ら変わらないものであるべきだと自然に思えるのです。

裏地の面積の不足を5面に分かれたパッチワークで補填、ハギ目をスタイリッシュに仕上げたドラムバッグ

左-表地:シルク混マルチボーダー、綿/46%、ポリエステル/24%、絹/20%、麻/10%、日本製。右-裏地:クリスティーヌ、ポリエステル/60%、メタル/40%、日本製。
裏地の生地の不足分の補填の仕方:全体の面積はありますので、ぶつ切りを5面のパッチワークでつなぎました。

スタイリッシュに配置良く、真ん中にメインの広いパーツを、左右に2枚ずつ小さな等しい面積を配置。

繋いだら両割りして、表から溝の両サイドをステッチで固定し、安定感を実現。

型紙に当てての裁断は、パッチワークが完成した後が確実です。

内蔵のハード厚芯:クッションの役割りを兼ねた重要な存在であり、かなりのごわつきと厚みある不織布芯です。
マジックテープの開閉:長い一繋ぎではなく5箇所の間を空けた設置がすっきりとすると考えました。
表地の中にマジックテープ設置済みの裏地を入れ込んで、入り口を縫い閉じて完成していきます。
ドラムスティックバッグの完成:<サイズ>縦12cmx横43cmxマチ無し。マチ無しでも自然にマチが存在。

あとがき

ドラムスティックのみらず、ヘアーアイロンのコード付きなど細長なアイテムにも対応していけると思います。

大切な中身をそのままトートバッグの中などに不安定に入れ込むよりも、1クッション置きながら、ケース入りの方が優しい持ち運び方になります。

「愛用している」ということは、その物品自体を末永く使っていく事だけではなく、「保管の仕方」「持ち運び方」も「愛用」につながるということがこのたびの学びです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク