まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
冷蔵庫・包丁・トースターの日常的なキッチン用品と並び、タオル類のインテリア用品も軽く10年超えの使用、現在は20年来になるものもあります。
当ブログ記事は、最初の投稿の2020.10.26からおよそ5年後の2025.09.14にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。
このたびは、立派なロゴ刺繍がかえって傷みを加速させてしまった現状と、その補修風景をお伝えします。
そもそも刺繍が立派過ぎて、本来タオルという素材との相性は良くないのです。
ここに商業的な背景を見ることができまして、タオル類などはハイブランド品もすべてライセンス品だと思うのです。
今後長持ちをしていくことができるタオル類はロゴを象徴し過ぎるものよりも、お品物自体の良質さを保つことを考えた製造のものをあらかじめ選ぶという見方もあるということです。
とはいえ、これまで長年持ってきたせっかくの素敵なバスタオル、この先も使っていきたいと、刺繍周辺に穴が開いてしまった補修をしたのがこのたびの記録です。
この先も長持ちを望む素敵なブランドバスタオル、ロゴ刺繍付近の穴開きのカバーと今後の補強対策の当て布の縫い付け
20年使用し続けてきたブランドバスタオル:「FENDI」様のもの。贈答品の未開封リサイクル品を購入。
一見問題がなさそうな丈夫な作りですが、ロゴ刺繍周辺に穴が開いてしまったのです↓。
ロゴ刺繍周辺の穴:まさしくロゴ刺繍の硬さとパイル地のミスマッチの一例のようなもの。刺繍が立派過ぎます。
時代も変わり、ロゴ刺繍をど真ん中に据えるデザインばかりではなくなってきているのですが、昔のデッドストックなどでは懐かしいこういったライセンス品がかえって素敵。
「ブランド傘」などでも感じることですが、ロゴ刺繍をすること自体がすでに製造時に生地を弱らせているという見方もできます。
ロゴがあるからこそかっこいい。。ロゴ周辺の傷みはちょっとした皮肉なのです。
考案の当て布の型紙:黒生地で当て布をするという案。型紙を縦7.5cmx横10cmで用意。
手持ちの古帯の黒布:帯布は硬いので本当は柔らかい生地がタオルに相性が良く、黒のパイル地ならなお◎。
折り込みミシンステッチ:接着芯を貼り、縫い代は1.5cmで行いましたが、1cmの方がすっきりすると後で反省。
完成した補填布:この長方形をロゴ刺繍の裏面に当てて縫い付けます。
補填布の縫い付け:先程の縫い代を隠すためのボックスステッチになぞって縫い付け。
バスタオルへの設置完了:ロゴの裏面が黒生地でカバーされました。
表面へのステッチの出方:同じ黒糸を下糸にも使ったのでわずかにボックス枠が映りますが問題なし。
こうして完成して反省した点は、帯布が硬いことです。
もう1つのその後のアイデアをここに記録しておきますね↓。
黒布ではなく、黒の接着芯を多重に重ねて裏面に破れた箇所だけに接着。
その接着芯を固定するように、控え目な回数(たくさんは禁物、刺繍とおなじことになってしまいますので)のミシンステッチで返し縫い。
このやり方をしたのが、ブログ記事の【185】です。
バスタオルのロゴ刺繍は、このたびの英文字ではなくマーク、少し印象が違うと思います。
あとがき
このたびほとんど触れなかった元の素材の性質についてなのですが、極上です。
パイルが安価なお品物に比べて雲泥の差、ここにブランド品バスタオルを選ぶ理由があります。
消耗品だからと頻繁に買い替えることは好みません。
こんな風に1点を毎日淡々と末永く使わせていただくことが非常に静謐な姿であると思うからです。
かつて着物は庶民の間では「ボロ(漢字では襤褸)」と呼ばれる部分的継ぎ接ぎの姿でも着ていたそう。
この姿は、一見「貧しさ」の象徴とも見てしまうのですが、そればかりではないと思います。
長持ちにおいては、素材がどんどん傷んでいく下降線とは対極に、愛着や物を使う姿勢は上昇線と共にフェーズが上がっていくのではないかと(^-^)。
書き手:ピクチャレスク