「南洋真珠」と言えばこの人気のマルチカラー大粒ネックレス、余計な色は加えない、グレーイッシュなカラーのままを壊さない【411】

まえがき

こんちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

真珠の中でも女王のような存在の「南洋真珠」。

人気が高いのは、カラーの展開のマルチカラーが真っ白や真っ黒よりかえって中和されお洋服に合わせやすいからでしょうか。

このたびは、大粒の文句なし、「南洋真珠」の典型的なイメージのネックレスを中心とした3点セットをご紹介したいと思います。

美しくうっとりするような大粒の美しさ、是非ご覧くださいませ(^-^)。

「無彩色」「グレーイッシュ」であることの美しさはそのまま余計なカラーを加えないことで最大限活かされる

何度か足を運び決断した2015年くらいに入手の「南洋真珠」ネックレスです。

その後、この潔さ、思いっきり感を上回るものに出会わず、当時の出会いのタイミングに感謝。

全体に12-15mmの大粒でボリューム感たっぷりです。

〇ネックレス:「南洋真珠」の典型的なイメージの大粒ネックレス。12-15mm珠のマルチカラー。42cm。

ゴールドも入るところに天然色ながらの調和があります。

実はどれ1つとして全く同じカラーは無いのかも。。少しずつ濃淡がある様子が見られます。

〇ブレスレット:特に強い色のグレーを入れていない控えめな色味のマルチカラー。珠は7mm、4mm、2mm。

ネックレスを主役に、「そばにお供する役割」のような位置付けとした、自作のブレスレットです。

薄グレーと薄ゴールド珠のコンビ。

〇リング:PT900台の黒蝶貝と白蝶貝の10mm程度の大粒ダブルリング。サイズは13号程度。

こちらもリングに使われる真珠としては大粒です。

ダブルリングデザインであることが、より一層思いっきりの良さを感じます。

3点セット:もうこれ以外考えられないというほどの渾身の寄せ集めアイテムばかりです。

動画や映像で拝見する世界の「政治家」様達のネックレスを見ることがありますが、「南洋真珠」も拝見することがあります。

スーツ姿にもマッチするのですね。

それでも、真っ白や真っ黒一色よりもどこか柔らかい印象である所が「南洋真珠のマルチカラー」の付けやすさの魅力でしょうか。

あとがき

せっかくの「グレーイッシュ」「無彩色」の魅力を活かすには、あえてコントラストの無いお洋服に合わせるのがよろしいかと。

グレーの濃淡などは非常にマッチするお洋服のカラーの1つだと思います。

こうした「渋さ」が「美しい」と映るということがすごく素敵だと考えています。

明るく華やかな部分ではない、「陰」の部分の素敵さがあるのではないでしょうか。

こういった「深み」も「本物志向のレンタルジュエリー」でご提案して行ければと思います。

どうぞ、ご注目いただければと思います(^-^)。

レベルの高い真ん丸に極めて近い淡水真珠のベビーパール5連ネックレス、細かいビートに合わせた小粒ブレスとリングの選択【413】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

かつては、真珠ジュエリーは「特別な席」というような「フォーマルシーン」に向けたものでした。

繊細な性質の真珠は活動的なシーンでは汚れ、傷める心配があり、しとやかなゆったりしたシーンに向いていることも相まってパーティー、式などの定番ジュエリーアイテムだったのです。

ところが、ここ近年、そういったクラシックなしきたりに変化が現れ、真珠のシーンが拡大したことにより、日常アイテムとしても広く受け入れられてきた真珠の姿があります。

よって、これまでの超高級な「あこや」の存在もあまりの高額さに敬遠され、淡水真珠の技術の向上も相まって真ん丸に近い揃った粒が十分美しい比較的コスパの良い真珠ジュエリーが現れました。

このたびは、5連の小粒のベビーパールと呼ぶネックレスからスタートした、小粒の真珠コーデを3点セットでご紹介したいと思います。

どのアイテムも小粒の珠で共通、でこぼこせずに横並びにすっきりとした分かりやすい佇まいをしています。

真珠同士の組み合わせのアイデアにもどうぞ引用していただけると光栄でございます。

小粒のビートが心地を良くしてくれる素敵なベビーパールの集結

「これが淡水真珠?」と驚きを隠せないほどの粒がそろったベビー淡水真珠の5連ネックレスが非常にエレガントです。

〇ネックレス:よく見ると珠のカラーも少しずつ違うのですね。5連です。43cm。

5連にも重なったところが思いっきりの良さがあります。

遠目で見て、濃いカラーとして映り、お洋服においても差し色です。

〇ブレスレット:超小粒の2mmのベビーパールで淡水真珠のラウンド2連。
〇リング:K18WG台に小花4つがダブルリング仕立てのデザイン。花びらにダイヤモンド装飾。12.5号程度。
3点セット:細かいベビーパールが勢ぞろいのリズム感ある組み合わせです。

リングにフラワーデザインも入り込んだところが、元のお品物に感謝したい点です。

このように小さなアイテムであっても、その効果は絶大です。

あとがき

真珠同士の組み合わせにおいて、「珠のサイズを統一する効果」、「珠のサイズ違いが良き効果」として現れるケース両方があり、必ずしもどちらか一辺倒ではない融通があります。

もしご判断に迷ったときには、整然と同じサイズの粒が並ぶのは、「エレガント」テイストを作ることに有効、反対に「カジュアル」な雰囲気を作るには、大小のパールが点在するようなデザインがそれを実現しやすいと思います。

全く同じ白色であるからこそ学べる部分が出てくるのです。

今後も真珠ジュエリー自体は消えることは無くても、豊富には無いと思います。

そうなると、過去の古いパールジュエリーの活用は、カジュアルに真珠を付ける文化が根付き始めた今、大いに利用する価値があると見ています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ネックラインを美しいV字で飾る、気持ちが良いほどのベビーパール三昧な真珠ジュエリーセット【415】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の記事【413】では、5連になったベビー淡水真珠が際立つ小粒ジュエリー3点セットをご紹介致しました。

このたびも、同じベビーパールばかりを集めた3点セットをご紹介致しますが、これまた違ったテイストであり、V字のスタイリッシュなモデルのネックレスから始まります。

同じベビーパールでも表現の違いによって楽しめる複数を、細かい違いを感じ取りながら別の3点にまとめてご提案致します。

この度のキーポイントは、「幅広・編み込み」です。

淡水真珠とあこや真珠がアイテムごとに分かれますが、本来差が付けられているはずの2者にそれほどの違いは無いのではないかとまやかされるほどの素敵な作りです。

是非ご覧くださいませ。

編み込みやパネルに配列されたベビーパールジュエリーのしとやかさをたたえた3点セット

〇ネックレス:俵型の縦長の淡水真珠が立てて編み込まれ、正面からは真ん丸に映る仕立てのV字型。46cm。
〇ブレスレット:ベビーパールのあこや真珠の編み込みブレス。粒はおよそ3mm程度。スクエアなクラスプ。

あこやが複数使用されている点から見ますと、まずお品物のレベルは高いと言えます。

〇リング:シルバー925台の1粒3mm程度の ベビーあこや真珠がぎっしりと詰め込まれたパネルタイプ。12.5号。

このリングはレアです、球場のライトみたい♪。

3点セット:遠目では見事に調和。幅広であることや小粒が整然としていて上品な装いに向きます。

こうして最もふさわしい組み合わせだというところに行き着いた渾身のセットを組むことは、1つずつのアイテムの自然と人への感謝と敬意が込められています。

あとがき

YouTube動画内のリングがこの記事と違いますが、その後の見直しで、ブログ記事の方が改良後と思っていただければ。。と思います。

前口の横一文字のベビーパールリングを、その他の幅広アイテムに足並みをそろえ、こちらも幅広に映るように徹底的にそろえたパネルリングに変更したところが改良後の効果であり、完成型となりました。

こうして、時には改良しながら渾身の1セットを目指す方向へ向かっていきました。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、その後真珠類は全面廃止に至りまして、この度の投稿も過去のラインナップの記録のみとなってしまいました。

廃止の理由も実は「レベルアップ」。

当時の真珠類が並ぶ時代のレベルを高めたものの、「ジュエリー」として見た時に、とても厳しい目で見直し、18金やプラチナの地金と宝石でできた「本物ジュエリー」に対しては同じようには並ばないと判断しました。

これも時代の流れ。

真珠に対する価値観のようなものを自分なりにちゃんと感じ取った結果でした。

この厳しい目というのは、ユーザー様からのフィードバックに他なりません。

とは言え、今でも変わらず大の真珠好きなのですから。。

それでも本物のジュエリーを追求した結果はレンタルにおいては、「18金やプラチナ+宝石」に行き着きました。

そうしたレベルアップの改良をとことんしてまいりました「本物志向のレンタルジュエリー」、どうぞよろしくお願いします(^-^)。

あこや真珠ネックレスがクラシックな40cm丈よりも長い「マチネ」、このことで何が変わるのかのまとめ【417】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ネックレスの長さがどうであれ、装う者の自由。

しかし、フォーマルなシーンではある程度決め事があり、長さが違うと「場違い」などと思われかねないので、基本的な知識としては「長さとシーンの関係」を学んでおいた方が良いと思います。

このたびは、あこや真珠の「マチネ:中間的な50-60cm丈のこと」の3点セットをご覧いただきながら、相応しいシーンと長さの関係をお伝えしたいと思います。

54cm丈のあこや真珠のネックレスは、セレモニーには不可か!?

もう最初に答えを綴ってしまいます。

お葬式、結婚式の慶弔関わらず、フォーマルシーンでは、決まって「プリンセスレングス:40-45cm」が「マナー」であるとのこと。

やはり、形式的な硬い場面では、慶弔問わずすっきりとした短めレングスが望ましいということです。

とはいえ、チョーカーのような短さも極端であり、ゆとりのある「プリンセス」ということになるのです。

このたびご紹介しますのは、そんな常識やしきたりを逸脱した長さの54cmという「マチネ:50-60cm」のあこや真珠ネックレスを中心としたセットの活用できそうなシーンを考えた「抜け感」の入った組み合わせです。

しかも粒が珠の違いで交互に大小差のあるカジュアルな雰囲気も入っているネックレスです。

慶弔以外に使えるシーンが本当にあるのでしょうか。

そのポテンシャルを考えていきます。

〇ネックレス:あこや真珠の5-6mmを交互に配置した作り。長さは54cm。
〇ブレスレット:7mm程度のあこや真珠。シルバークラスプは、ネックレスとお揃いの薔薇の彫り。
〇リング:  珠が8mm程度のシルバー925台のダブルリング。お花のつぼみに見立てた、弁が特徴。13号程度。
3点セット:普遍的な一連ながら、ネックレスの珠の大小に強弱が付き、リングもダブルリングとややアクティブ。

このセットは、形式ばったフォーマルさからの逸脱であり、本来整った真珠に「抜け感」を程よく入れ込んだものになります。

ホームパーティー、行事、催し物への参加などのシーンに気軽に装える有難いテイストとして仕上げました。

ある程度エレガントには装って参加したいものの、硬いイメージは窮屈でかえって引け目を感じることになるのも残念です。

そうしたシーンを細かく区別した本来の常識的な付け方を打ち破ったものになります。

あとがき

子供様の学校の催しなら、むしろこのたびくらいのものが良いでしょう。

現在では、Tシャツに真珠ネックレスを付けるというほどの真珠の活用シーンが広がっています。

そして、女性特有のジュエリーであった過去をうっかり忘れそうなほど、男性もこぞって真珠を手にするようになったのです。

今後、特に形の整った高級ラインの「あこや真珠」は新しいものだと高嶺の花的存在になってしまう製造の事情があるようです。

それならば、新品ではなくても、過去の比較的状態の良い中古品も良し、淡水真珠の技術改良後の真ん丸にとてつもなく近い整った粒のものなどをうまく選りすぐるも良し、素敵にコスパ良く真珠を付けて下さいませ。

あまりに高価過ぎるジュエリーではその心配に気を取られて本来の目的に集中できないです。

大切な本来の行事優先の、それでいてレベルの良い真珠ジュエリーを見極める1つのヒントになれば光栄でございます(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

トルコ製のエキゾチックな房ペンダントをどうしても盛り立てたい、その際に力を貸してくれたカーネリアンの存在【358】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「トルコ」という国のイメージは、エキゾチック。

「ベリーダンス」という舞踊もイメージの1つです。

エジプトと並び透かし柄が素敵なお衣装とともに美しい「ベリーダンス」が有名なトルコらしさを是非味わっていただきたいと、ぼんぼりと房のコンビが非常に美しいシルバー925製のペンダントを組み合わせていきます。

エキゾチックな雰囲気は何がそうさせているのかの謎解きにも是非じっくりとご覧くださいませ。

もう1つのエキゾチック、「カーネリアン」という天然石の力を借りずして成り立たなかったジュエリーコーデ

2015年当時で¥12,000くらいだったかと。

ペンダントトップだけの購入で、シルバー925製のトルコ製の房ペンダントをゲット。

たくさんいろんな房ペンダントを見た中ではダントツの素敵さでした。

そうして、可能な限りを尽くした見比べにより選んだ房ペンダントを組み合わせて1つのセットに致しました。

〇ペンダント:長い方がトルコ製のタッセルのモチーフ、ステンレス製の喜平チェーン75cm。
短い方は、しずく型多面カットのカーネリアン(オレンジメノウ)60cm。こちらもステンレス製の喜平。
〇ブレスレット:カーネリアン(オレンジメノウ)のくり抜き多面カットバングル。内周は18cm。 
〇リング:シルバー925製の幾何柄のマーカサイト付きで透かしデザイン。サイズは16号程度。 
4点セット:ペンダントはロングチェーン同士の重ね付け。差し色にカーネリアンを取り入れました。

カーネリアン、マーカサイトや透かしが複数のヶ所で関連付き完成。

抜け感あるお洋服にはとても相性が良いと思います。

また、エキゾチックな柄のワンピースなどにもなじむように付けることができるかと。

あとがき

こうして見てみるとシルバー925の抜け感の素敵さをたくさん感じます。

本格的なジュエリーは少し緊張感があるもの。

それとは対極にリラックスして付けられる魅力もあるのです。

当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップでは開始当初はあったこういったシルバー925のセットはあまりの地金の格差とお客様からの反応を見ながら廃止した過去がありました。

確かに本物=高級であるとも言えるのですが、銀製の美しさだって本物ではないでしょうか。

こうして、今後もご紹介だけはさせていただくことでその魅力は引き続きお伝えしてまいります。

旅行とか遠出の高級なお品物では安全性が危ぶまれる場合には、こうした親しみやすいシルバー925のジュエリーがとても有効だと思います(^-^)。

手作りネックレスに「意味」を入れていくことで高まる「価値」、元は同じ生まれであるベリル3兄弟の連ネックレス【398】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2010年代「パワーストーンブーム」にふんわりと便乗させていただいた過去。

自作で連のネックレスやブレスを随分作ったものでした。

最初は、「アメジスト」「オニキス」「スモーキークォーツ」と以前から知っていてあこがれていたストーンのをとことんつなげて輪に形作り、どんどんあこがれを現実のものに。。

そうして連のストーンを探す中で新しく出会ったり、新しく知ったストーンも出てきました。

書物によれば、「地球上には5,000種以上の天然石がある」のです。

ほんのわずな天然石の種類しか知らなかったその頃、徐々に「石問屋」様のおかげで新しい天然石を知っていったのです。

連の中でも「マルチストーン」に対してはとても魅力を感じました。

このたびは、その1つ「ミックスベリル」というネーミングで入手のカラーストーンでネックレスを作った完成品を含む、ジュエリー同士の組み合わせを考えていった様子をご紹介します。

ネックレス自体を作る場面を映しました回は別の記事の【153】に綴ってありまして、そちらへお立ち寄りいただくと製作の様子がご覧になれます。

パステルカラーが非常に美しく優しい「ミックスベリル」の正体も当記事【398】でお伝えしたいと思います(^-^)。

鉱物時代のロマンが感じられる3色のマルチストーン、その集結にこそ意味があるショートネックレスから始まるジュエリーセット

〇ネックレス:珠のサイズは縦15mm相当で横10mm強の大粒。K18WGの留め具含む43cm。 

「ベリル」というのは、元の鉱物名であり、その後混じる物資の違いにより、いくつかの別のストーンに分かれていきます。

ブルーはアクアマリン、グリーンはエメラルド、ピンクはモルガナイト。

このいびつさこそが天然の証のようであえて粒のそろっていないこれらが素敵に見えました。

2010年代は、すでに地金価格もアップの真っ最中でしたので、留め具として使用のK18WGの「引き輪」「ダルマ板」「つぶし玉」だけで合計¥10,000に近いお値段だったのです。

パワーストーンのイメージのこうしたネックレスに18金の地金の留め具を使うことがレア。

シルバー925ではなかったところに特徴を入れていったのでした。

〇ブレスレット: 白にライムグリーンが混じる「ネフライト:軟玉翡翠」のくり抜きバングル。内周は19cm。
〇リング:「シャネル」製のプラスチックリング。このシリーズが素敵。透明カラーでオーロラ加工入り。
3点セット:白っぽさを平均的に感じる淡い組み合わせ。形は目に映る「やわらかい四角」を共通に。。

季節は春っぽさがあると思います。

天然石の連ネックレスをたくさん作ると同時に集めたのがくり抜きバングルやくり抜きリング。

本当にたくさん探してとことん集めたものでした。

たくさん集めた理由は、それぞれがお似合いのネックレスやリングと合うようにとセットごとに考えていったから自然と増えていったのでした。

良き体験であり、パワーストーンブームを実体験した真っただ中にあったことがとても有意義でした。

あとがき

その後、パワーストーンブームは下火に。。

当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップもスタート当初はこのたびのセットを番号に入れていましたが、その後天然石の連物をすべて廃止。

そして、ハイブランドコスチュームジュエリーも廃止。

2022年には、18金やプラチナの高級地金と宝石の「本物ジュエリーだらけ」のラインナップに改良しレベルアップしたのでした。

結局、「レンタル」の価値というのが、気軽にコレクションできる範囲を大きく超えた「高級ライン」ということで、「企画のミット」に「ニーズのボール」を受け止めた次第です(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

おそらく昭和時代のものであろうビッグアメジストリングが主役でスタート、ビッグアメトリンとの強力タッグとなった角型ジュエリー【397】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2010年代前半の事、よく前を通りかかる質屋さん、外に突き出したショーケースを拝見しておりました。

そのショーケースの中に、ある時期からビッグな美しい宝石の指輪が置かれました。

通るたびに気になって、やがて購入に至りました。

立派な年代物のリングでした。

そして、見たことが無いほどの大粒さに個性を感じ、よくあるストーンでありながらひときわその貫禄を感じたのはアメジストの18金リングだったのでした。

台の作りも装飾的で透かしが入りとても素敵。

その後大切に保管し、時々眺めるだけの日々。。

美術品のような扱いとしており、特に付けて出かけることは一度もありませんでした。

同じように持っているだけのジュエリーが随分あることに対し、ある時ふと俯瞰します。

そして、根こそぎそのジュエリーをすべて事業用として献上し、レンタルジュエリーを始めていきました。

それが2020年のことです。

このたびは、当初からあったビッグなアメジストリングを主役に据えた3点セットを組んだ2020年、その後のレベルアップの改良で出来上がった2022年の姿を興味深く比較していただきながら「前案」と「後案」としてジュエリーセットをご紹介したいと思います。

2020年のビッグアメジストリングを主役とした3点セットはハイブランドコスチュームジュエリーも混じるもの

早速、そのビッグなアメジストのリングをご覧いただきます↓。

〇リング:K18YG台に迫力の縦25mmx横15mmのビッグアメジスト。サイズは18号程度。 
〇ブレスレット:「エルメス」製の「エマイユ」。ゴールドベースにのマルチストライプ柄。内周18cm。 

アメジストの紫色がこのバングルの中にも入っています。

「華やかカラー」ではない「渋カラー」である所に魅力を感じた「エマイユ」のレアな種類なのでした。

地金のゴールドに合わせたメッキ部分はゴールドカラーをマストに。。

〇ネックレス:地金K18YGペーパークリップデザインのショートネックレス。長さ40cm。

シンプルなショートネックレスですが、この「ペーパークリップ」デザインは、「柄」のように映るので「ひとクセ」あるものになります。

透かし部分が四角ジュエリーとの相性が良いと見ています。

3点セット(前案):ビッグアメジストのリングが主役になった四角の集結です。

その後の見直し改良、メッキジュエリーの廃止に伴い「本物」に相応しいジュエリーとしてレベルアップをはかる

2020年の時点では、ハイブランドコスチュームジュエリーを18金の高級地金と同レベルに考えてミックスした組み合わせでした。

その後、2022年になるとメッキなどの素材はたとえ「ハイブランド」様のジュエリーであってもすべて廃止。

18金やプラチナだけを使った高級地金と宝石との組み合わせの「本物ジュエリー」へと特化させていきました。

すべては、「本物志向のレンタルジュエリー」のユーザー様からのフィードバックで感じ取った「本当のニーズ」を見通したものになります。

3点セット(後案):ペンダントにはビッグアメトリンの四角、これまでのリングの迫力と共に組んだタッグです。
〇ペンダント:写真では分かりにくいかもしれませんがメガ級のビッグさです。ストーンの厚みもあります。
〇ブレスレット:K18YGの変形喜平チェーン。ペンダントの変形喜平との相性が良いです。
〇リング:元のビッグアメジストです。一緒に組み合わせるジュエリーが違うと随分印象が変わるものです。

あとがき

このたびのビッグアメジストや大粒アメトリンのように、「大きなアイテム」ということを非常に重視しています。

確かに地金たっぷりの大ぶりジュエリーは重さもあり地金価格があるので、数字から見る価値は高く算出されます。

しかし、それだけを重視せず、ボリュームもあったこのたびのアイテムをいかにすっきりとまとめるかというところに達したことを喜んでおります。

すっきりとまとまったということは、「粋:いき」にイコールだからです。

お部屋に置く家具がお部屋全体の中の一部としてのバランスを考える「インテリアコーデ」と同じで、追求するところは、お洋服も含めた「装いの全体コーデ」なのでございます(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

ヒラヒラと風にたなびくアラベスク調の透かし孔雀ペンダントにリバースの和花を重ねた18金ジュエリーアレンジ【394】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

なんとなく、古いジュエリーらしさは、K18YGにより感じます。

金の小判を彷彿とさせるようなプレート型は注目していますデザインです。

このたびは、透かしが美しい孔雀が彫られたプレートペンダントがヒラヒラとそよ風に舞うような場面が浮かぶ美しさを更なるアレンジで盛り上げてまいります。

ジュエリー同士の組み合わせの変遷とともにお楽しみくださいませ。

地金が重ければ素敵なのかへの疑問から。。ペラペラ感こそが素敵な動きが見込めるプレートペンダントの最大限のアレンジ

お話させていただいております古いお品だと思われるペンダントがこちら↓。

〇ネックレス:トップもチェーンもK18YG製。孔雀が羽を広げた柄の直径20mmのコイン型。60cm。

和のような洋のようなミックステイストが非常に魅力のペンダント。

軽いからこそふんわりと装える魅力があります。

とはいえ、柄が凝っていて、周りのアラベスク調の透かしは素敵です。

〇ブレスレット:「エルメス」製の「エマイユ」。インディゴブルー色上に金茶色のチェーン柄。内周20cm。

金属部分は地金のK18YGに合わせたゴールドでそろえます。

〇リング:K18YG製で、正面の真ん中上下に小さなダイヤ。全体に透かし柄で、アラベスク調。幅57mm。13号。
3点セット(前案):遠目では透かしのリンクがポイント。バングルの柄も透かしと相性が良く映ります。

そして、その後、さらなるボリュームアップと徹底改良の末、このようになりました↓。

3点セット(後案):よりゴールドカラーが際立つ重ね付け。リングのシトリンもゴールドに馴染みます。
〇ペンダント(表面):元々あった孔雀プレートペンダントトップが片面です。
〇ペンダント(裏面):こちらを表面にリバーシブルに付けられます。和と洋の間のお花の彫りが抜群。
〇ブレスレット:K18YGサークル多重ブレスの2連。サークルモチーフがたくさん集まりボリュームアップ。
〇リング:K18YG台シトリンリング。9粒の美しいサークルの粒が「丸」を強調、このリングの出番です。

こうして、徹底したラウンドモチーフで全体に厚みのある組み合わせを完成。

1点ずつのボリュームはそれほどあるわけではありませんが、組み合わせの威力というのはこういうものではないでしょうか。

あとがき

元のデザインが抜群であるからこそのありがたい組み合わせの実現です。

このように1点ずつのアイテムも大切にしながら、全体の特徴を出していく担当として持ち場・役割を感じております。

是非、今後とも「本物志向のレンタルジュエリー」をよろしくお願いします(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

同じデザインをさらに2点発見も少しずつの違いがあった、プラチナとゴールドのバイカラーがのこぎりみたいなスタイリッシュなネックレス【392】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ近年非常に素敵だと興味を持っている分野のジュエリーがあります。

それはK18YGとPT850などの金と銀の高級地金の組み合わせのネックレスなどの「地金のカラーコンビジュエリー」です。

このたびは、元は祖母のものだったことがきっかけの、のこぎりの刃みたいなデザインのネックレスをその後同じデザインで見つけたエピソードからのスタートです。

地金のバイカラーが非常に美しい配列のコンビネックレスは全く同じでも配列が違っていた

〇ネックレス: 巾7mm程度のK18YGとPT850を交互に配置した幾何柄っぽいネックレス。40cm。

これがもともと祖母のものだったネックレスです。

金と銀の配列が2パーツずつで交互です。

その後古物市場でこのネックレスと全く同じものを更に見つけたのです↓。

2連の上段が見つけた更なる別のもの:1コマずつ金と銀が交互です。

ここまでは、すでに持っていた分なのですが、更にもう1点見つけたことがあり、この配列が5コマほどずつで交互になっているタイプです。

さすがに5コマずつは金と銀がはっきりと部分的に分かれボーダー柄のようになっていました。

このことから、全く同じ物がそうは簡単に見つからない1品もののすごさを見た気がします。

全く同じと言っても少し違っていると、それは「異なるもの」であり、1点物好きとしてはすごく感動をしたものでした。

では、1連付けと2連付けの違いのような感じで入手の2点のネックレスを眺めていただきましょう↓。

金銀2コマずつの配列のネックレスのみのセット(前案):1連の淡泊さをブレスやリングで肉厚に調整。
〇ブレス:透明感のあるゴールドのようなイエローはシトリン。キューブ型8mm。K18YGの留め具含む18cm。
〇リング:「シャネル」製のイエロープラスチックリング、オーロラ風。サイズは14号程度。右上にロゴマーク。

ブレスのキューブのスクエアとリングの正面のスクエアをしっかりとリンク。

のこぎりネックレスとの相性も良いです。

似て非なるネックレスを2連重ねしたセット(後案):金と銀が半分に交じり合った美しさとボリュームが実現。
〇ブレスレット:K18YGとPT850のあずきチェーンが絡み合って太いチェーンになったもの。カラーがぼんやり。
〇リング:K18YGとPT900コンビリング。リボン型が躍動感にあふれます。

このリボンリング自体が結構素敵で、輪の部分がPT900でリボンひも部分がK18YGとはっきりとパーツごとに地金が分かれています。

確かにそうでなければこの動きのあるヒラヒラ感は出ないと思いますので必然なのでしょうが、すごく美しいのです。

前案と後案の組合わせの違いは、時期の違いです。

前案は2021年、後案は2022年の組み合わせになり、改良していった結果、完全に高級地金と宝石の組み合わせだけに寄せることに決めました。

あとがき

レベルアップをはかった今後の「本物志向のレンタルジュエリー」もどうぞよろしくお願いします。

地金が情勢の不安定さも相まった世の中でかなり高騰している現在です。

ただ、あまりその地金高騰の価値だけに飛びつくつもりはなく、マイペース過ぎるほどの「おしゃれ」の追求を相変わらずぶれずに続けております。

そうしますと、結構お得なジュエリーのセットもあるわけで、平均的にジャッジしたものが全く同じ価値感で受け取られないこともあります。

そこがむしろ面白いと思っておりまして、「地金〇〇g」イコールで価値を見極めるわけではないというところに「本物志向のレンタルジュエリー」らしさがあるのでございます。

一度当ホームページ内のコーナーにお立ち寄りくださいますと光栄です(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

鼈甲ジュエリーが最大限に活きる究極の組み合わせが見つかるまで【390】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

亀の甲羅を素材にした「鼈甲ジュエリー」。

現在は希少価値が高い素材ながら、古物では豊富でなあるアイテムに目を向けました。

過去のものは展開もいろいろあり、古き良き味わい深いものが見つかることがあります。

このたびは、ダークブラウンカラーでまとめた鼈甲ジュエリーの組み合わせを差し色目的で装えるご提案として考案。

途中、改良もあり、最終的に行き着いたのは、鼈甲の同じカラートーンだけでまとめるということです。

改良前から順にそのままご紹介してまいりたいと思います。

最初はハイブランドジュエリーを取り入れて鼈甲をごつくないかっこよさへ持っていきたかった

最初はこんな風に組み合わせていました。

黒っぽいモチーフでまとめペンダントのゴールドカラーと鼈甲の模様のライトの部分がリンクするように。。

3点セット(前案):鼈甲ジュエリーの2点が同じ模様とカラートーン、ペンダントだけを「シャネル」製に。
〇ブレスレット:本鼈甲の開き箇所があるバングル。光に照らすと茶色に映る大部分が普段は黒っぽく映る。
〇リング:10mm巾程度の平打ちデザインの本鼈甲リング。サイズは16号程度。

バングルとほぼお揃いのミラクルが嬉しいです。

確かにハイブランド様のコスチュームジュエリーのおかげで昭和色の色濃い鼈甲が新しい方向には行けたと持ったのですが。。

後になって、むしろ徹底的にべっ甲だけでまとめることの魅力を感じてゆきました↓。

交換したペンダント:チェーンも鼈甲、トップも鼈甲という徹底ぶり。バチカン役の丸カンはK18YG製。
4点セット(新案):そうはいってもスタイリッシュな方向へも行けないかと、今度は透かしの「グッチ」も追加。

3点だけでも良かったのですが、ペンダントの周りの透かしと上手くリンクしたK18YG製の「グッチ」ブランドのチェーンリングが暗い中への金色の光として良いのではと取り入れてみたのです。

このチェーンリングの良さは一目見るだけではブランドが分かりにくいところ。

それがかえって鼈甲ジュエリーを引き立ててくれるのでした。

ハイブランドジュエリーはロゴの主張が強いです。

しかし、装うも組み合わせを決めるもユーザー様、ブランドよりも天然素材を主役に決めた瞬間でした。

あとがき

「鼈甲」の類似品として「琥珀」が挙げられることが多いですが、「鼈甲」が「亀の甲羅」が素材なのに対し、「琥珀」は「天然樹脂」になります。

そっくりだけど全く違う素材だったのです。

「琥珀」も考え方は同じで、おそらく主役に据えた方がかっこよくなると思います。

この辺りから、当「本物志向のレンタルジュエリー」でも、組み合わせのグループ分けがだんだん改良されていったと思います。

その後なのですが、「鼈甲」や「琥珀」などは「天然石の連」ジュエリーと共に廃止。

そして、「ハイブランドコスチュームジュエリー」も廃止しました。

残ったのは、「高級地金+宝石」でできた本物ジュエリーのみ。

とはいえ、この「本物」という言葉、このたびの鼈甲ジュエリーにだって十分通用する言葉です。

それでも「レベル」としてはお客様のフィードバックによれば中級になってしまうのです。

ただ。。

中級の良さがあり、実用的で外出時に気軽に装えるにもかかわらず高級感もあるという意味ではレベルある立派なジュエリーなのです。

なかなかこのことが伝えることは難しいのですが、今後も引き続きお伝えしていくことを続けていくことで、古い和風ジュエリーの良さをお伝えして行ければと思っております(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク