プレート組み立て式の作り方のバッグにおける角の歪みを起こさないようにする対策【172】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回製作したバッグは、かつて経理の仕事の外回りで使ってきた経験から考えた使い勝手を追求した、表地も裏地も撥水の効いたブリーフケース型。

内側に小花柄が広がるエレガントな「テリーヌ」と名付けたバッグです。

一度ベージュで製作しましたが、出来はグッド、ご購入もしていただきました<m(__)m>。

ということで、今回は2度目のグレーで製作しました。

その中で、改めて徹底したい重要な部分があり、この記事でお伝えしたいと思います。

外はビジネスライク、内側はお花が広がる別世界のギャップの面白さ

素材の組み合わせにギャップがあり面白味を加えています。

表地がよくあるナイロンのビジネスシーンになじむ生地、裏地にはピンクベースの優しい小花柄がぎっしりのエレガントな生地を組み合わせました。

左-表地:ナイロンオックスはっ水コーティング、ナイロン/100%、日本製。 
右-裏地:コーティングプリント目止め加工、ナイロン/100%、日本製。

とても残念なのが、この裏地の小花柄の生地の展開が2色までしか見つけられていないこと。

もしかしてもっと存在するのかもしれませんが、まだ発見できておりません。

ネットを見ても同じものを見たことがないので貴重です。

そして、この生地の使い方の効果がこちら↓。

ファスナーをオープンすると中にはピンクの小花柄がぎっしりと映えています。
ビジネスシーンに思わず微笑みがこぼれます。

洗濯ばさみでクリップして縫い合わせた結果の失敗と仕付け糸での改善

今回、1度目上手く出来上がったやり方と違うやり方で行ってしまった場面が。。

一番最後の合体です。

このタイプはボストンバッグと同じ。

長いファスナー付きの口布兼マチのロングプレート1枚と前後の本体プレート2枚を縫い合わせて出来上がるのです。

1枚というのは、表地と裏地が中表に合体した板状のパーツ。

その縫い合わせに仕付け糸を使って四つ角部分の位置を合わせなければいけないことを忘れ、洗濯ばさみで何も意識せずに留めるだけでやってしまいました。

その結果、見事にゆがむことに。。

仕付け糸をせずに、洗濯ばさみで留めるだけで縫った結果のゆがみ。
カーブの先端の位置が5mm程度ずれています。

こうして一度は、出来上がらせてしまいましたが、やはり納得できる出来ではありませんでした。

そして、縫い直しをしていきました。

このカーブの真ん中の位置が「並行にそろう」ということが綺麗な安定感あるバッグのフォルムを作ります。

こうして、腑に落ちたところで完成したこのビジネスバッグ「テリーヌ」のグレー。

その後ご購入いただきました、ありがとうございました<m(__)m>。

あとがき

このデザインは、ハンドメイドバッグを作り始めた最初の頃から挑戦してきたデザインです。

決して簡単ではないですが、当時はもっと作りにくい失敗確率の高い製作手法だったので、作るたびに困難を伴いました。

それを作りやすいように改善したのが現在の作り方です。

あらかじめ表地と裏地を中表にひっくり返して縫い代を隠したプレートを縁を縫い合わせながら組み立てていくだけです。

ざっくりと見るとそういった作りなのです。

このデザインに関しては、ナイロン/100%が一番綺麗にできるようです。

ナイロン/100%特有の薄手ながらハリコシが十分にあるという性質がこのきちんとしたシーンで持ちたいデザインにマッチするのだと思っています。

そして、ここからが私の価値観。

数少ないナイロン/100%の無地はビジネスシーンに合った追いついたカラーがそれほど豊富ではありません。

何度か同じカラーをリピートせねばたくさんは作っていけないであろうからと、その点はやむを得ないのですが、裏地をその都度変えて結果1点物ばかりの製作にしていきたいのです。

それなのに、この度のように、撥水の効いた美しい裏地がまだまだ豊富ではないのが現状です。

ナイロン/100%はっ水加工の花柄生地、今後に期待したいです(^-^)、

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

白翡翠のビッグペンダント+シェルピンク透かしフラワーを自作アレンジでエレガントコーデに装う時に統一の共通部分【171】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

天然石の中でも翡翠は価値ある美しいお品であると認められています。

実際手に取ってみてそのサラサラな感触や彫りの美しさにその価値を実感します。

天然石の証として、触ると特有の冷たさがあり、ひんやりと感じる点が本物なのです。

ある時期に、翡翠にはまりました。

特に面積のあるビッグな彫りや透かしが美しいものを中心にコレクション。

ペンダントトップ用に、もしくは飾りのような感じで1か所だけ穴が開いている。

これを自分でペンダントにして身に付けて使えるものにしていくのです。

そんなことを幾度か繰り返すうちに、ペンダントの「バチカン」を丸カンでアレンジするようになりました。

翡翠にキズを付けてしまわないよう、ポンと外れてしまわないためには、丸カンが一番安定するのだという考えにたどり着きます。

今回は、そんな自作アレンジを含めて実現した翡翠のお洋服との馴染ませ方の例をご紹介したいと思います。

翡翠はごつくなりがちですが、工夫をしながらすっきりとさせ、気兼ねなく使いやすいジュエリーにしていきます。

ビッグ翡翠の彫りをロングチェーンのペンダントにして実用的なジュエリーにアレンジ

翡翠は貴重でお宝的な物なので、ついつい骨董品扱いして、愛でるだけのものになってきたと思います。

その翡翠を使えるアクセサリーの方向に工夫して、もっと手触りとか心地よさを身に付けながら感じられるジュエリーらしいものにしたいのです。

そこで、こんなペンダントにアレンジ。

白翡翠のペンダント:そこそこ重いのでバランスよく、太い線径の丈夫なチェーンやバチカンを意識。

どうでしょう。このペンダントなら、ごつ過ぎず、思わず手を伸ばしてみたくなります。

まず翡翠トップの小さな穴にステンレス製の輪をキズを付けないように上手に通します。

翡翠自体に厚みがあり、クッキーのようなイメージです。

そこへバチカンとして丸カンを通すには、通常の既製品のシルバー925タイプなどの限度が直径7-8mm程度。

7-8mmの直径では、穴にはなんとか通っても翡翠にぶつかりキズを付けてしまいます。

そこで、ゆったりと大きな直径の鍵用のステンレス製二重リングを使いました。

二重リングのままでは、これまた、穴へ通す際に翡翠を傷つけてしまいますので、丈夫なペンチで二重を一重へあらかじめアレンジ。

カットする場所をうまく考え、最終的に丸カンとして出来上がるよう、他の部分を1か所だけカットするのです。

ステンレスは強固なのでこのカットが困難で、そこが苦労する点。

良き強靭な道具があればなおよいです。

そうして、クッキーのような厚みのある翡翠にゆとりを持った直径1cm以上の丸カンを通してまずはバチカンが出来上がります。

重みが合っても簡単にはステンレスの輪は開きません。

次に、バチカンがステンレスなので同じステンレス製のチェーンを調達。

翡翠の彫りの柄にリンクするフィガロチェーンがエレガント♪。

ステンレスとかシルバー925はカジュアルに寄りがちですので、透かしデザインのチェーンを選ぶなどチェーンのデザイン面を工夫します。

ビッグ白翡翠のペンダントに合うブレスをハンドメイド

さて、続きがあります。上の白翡翠のペンダントをジュエリー同士でコーデしていきます。

そこで考えたのがブレスレット。

ここでもっとエレガントに飛躍していきます。

ハンドメイド製作したピンクシェルのブレス:間の小さな丸カンは925の縄模様の線形0.76mmx5mm直径のもの。
留め具もシルバー925。天然色のピンクの濃淡がとても美しい透かし花デザインの天然シェルパーツ9枚。

このブレスに関しては製作過程を後で貼りますYouTubeでご視聴いただけます。

まずピンク色の綺麗な桜色がペンダントの白に綺麗にマッチ。

シェル1パーツのお花は透かし彫り。

そしてラウンド型のフラワーというところが最も重要で、ペンダントのそのフォルムにリンクするのです。

こうしたペンダントとブレスの相性の良さは、ハンドメイド部分を導入することで実現できたと言えます。

さらにリングも交えたジュエリーコーデの完成

ホワイト瑪瑙の多面カットリング、透かしのボタニカルな平打ちリングを加えました。
アイテム同士が形や色でリンクしてまとまります。

洋服とのコーデ

翡翠というのは、ややオリエンタルな雰囲気です。

そのままの雰囲気で和風とか、ネイティブ風な装いに付けるのも良いですが、この翡翠をもっとヨーロッパ寄りな雰囲気に作り上げることが新しいアイデア。

そうすると、ブレスのお花モチーフ、ピンクシェルということがかなり影響力を及ぼします。

もともと翡翠に彫られているのは、ドラゴン(龍)と鳳凰。

けれども柄がはっきりわからず混み合っていてかえって抽象的でクセがないのです。

よって、ボタニカルなツタの葉模様などとも相性大丈夫。

そして、また白というのが美しい。

この綺麗な白を活かした洋服のチョイス、考えてみました。

モノトーンの小花柄とかボタニカル柄のワンピース。

とてもアクセサリー達が映えるのではないでしょうか(^-^)。

こんなモノトーン花柄ワンピースに合うイメージです。

あとがき

ジュエリー同士をコーデすることに今後も熱を傾けていきたいです。

とても真剣になり、「生きがい」とさえ感じる瞬間です。

この組み合わせも渾身の悩んだ末のもの。

楽しい悩みという何か矛盾したような感覚ですが、その部分を大切にしています。

翡翠は、現実的には、敬遠されているようなのですが、なぜでしょうか。

あのグリーン色が差し色になりにくいから?、古臭いイメージがあるから?。

同類で、鼈甲、琥珀なども古いものは数が多いのですが、上手くお洋服に合わせにくい敬遠された天然石(正式には亀の甲羅や天然樹脂)だと思われているようです。

グリーン、オレンジというのは、結構お洋服とのコーデでは浮いてしまうから難しい、そして出番が少ないからあまり重宝しないのでしょうか。

しかし、これらはどれも今では入手が難しい貴重な過去の産物。

そして、その色はあくまで天然の色。

考えてみるととても素敵なことです。

こういった難しい、ごつくてダサくなりがちな天然石をいかにかっこよくお洒落に新しく装えるかは課題です。

こういった難しい色などは、装いの最後に考えるのではなく逆の発想で、最初にこの翡翠のグリーンのネックレスに遭うお洋服は。。などと考えていくコーデもあっても良いと思うのです。

過去の眠っているお品を呼び起こし、未来に向かう装い方を今後も研究していきたいと思っております。

まずこのたびの白い翡翠は、第一歩。

本来ペンダントとしては積極的には装われてこなかったものだと思います。

使えることがやはり、「ジュエリー」になりうると思います。

どんな風に組み合わせていけば装いやすくなるのか、そんなことを今後もたくさんお伝えしてまいりたいと思います(^-^)。

コロナ禍のマスク製作で出てきた、上糸と下糸の色が極端に違う場合の悩みの解決策【167】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク))です。

今回、マスク製作のご依頼を受けまして、9点の同時製作を行いました。

その内、6点が表地も裏地も白、残る3点が表地が紺で裏地が白です。

今回は、後者の3点の表地と裏地の色が極端に違う場合の悩みについてお話したいと思います。

果たして、この悩みが解決可能なのか。。そんなことも考えてみました。

糸の色を生地に忠実に合わせる方針

ハンドメイドバッグでもそうですが、やはり、生地の色になじむ糸の色を基本的には選びます。

そうすると、今回の場合表地の紺色の麻素材には紺色の糸、裏地のガーゼの白には白色の糸という合わせ方をします。

やはり、この「なじむ糸の色」というのが、プロが作るような品物になれると、そして綺麗にすっきり見えるということでこの方針で行っています。

表地の裏地の色が極端に違う場合の悩み

生地の色に糸の色を合わせると、こんな風になることが↓。。

糸調子を幾度か調整してもこのように紺のステッチの中に白い糸が入り込みます。

最初下糸のが飛び出したと思っていたのですが、どうやら、裏地のガーゼの織り糸が飛び出しているようです。

以前にもこのような麻の紺やブルーで同じことがありました。

裏地はその時はガーゼではなくテレコニットの白でしたが、その時も表地と裏地の色が極端に違っていました。

出来上がりの見栄えがあまりよくないので、可能なものはその白い飛び出た糸を取り除く作業をして消えたものも一部あります。

普段のハンドメイドバッグ用の番手のままの#30糸、針は#16で行っていることにも原因があるかもしれません。

もっと#14くらいの針で糸番手を#50-60あたりに対応するのが小物であるマスクでは良いのかもしれません。

表地と裏地の色がほぼ同じ場合が糸目のカラーの出方が一番美しい

表地のボイル水玉も白、裏地のガーゼも白の場合は今回のような問題は目には映りません。

表地と裏地の色を変えるからこそ面白みや立体感があるのですが、全く同じ色というのは糸目の出方だけで見ると一番美しいです。

麻などの織り糸の飛び出しが起こりやすい節のある素材の注意点

9点完成です。内訳は、白x6点、紺x3点。

極端に色の違う生地の組み合わせは、上糸と下糸の色をそれぞれの生地にせっかく合わせても糸が飛び出すことがあるということがよく分かりました。

今回のように、糸調子が原因でもなく、生地の織り糸が飛び出してきたというのは、「麻」などの節のある素材では起こりやすく、避けにくい現象です。

しかし、上述のように、麻の中の節が飛び出しにくくするには、糸の番手を細身に、そして、針の番号も細身にすることで、ガツンと強く針を刺さないと節も飛び出しにくいということになるかもしれません。

このことはまだ実験しておりませんので予想ですが、マスクのような華奢で柔らかいお品物に対して、バッグ作りのような太い糸や太い針を使用していてはこういったことも起きやすいのではないかと予想しました。

では、対策をまとめます。

①針を#12-14で、意図は#50-60で。

②糸調子を徹底することで下糸が上糸側に出てくることがないようにする。

③そもそも生地の色の選択において、表地と裏地に極端に差をつけすぎないこと。

あとがき

コロナ禍の2019年の春4月-5月はマスク製作をたくさんしてきました。

ほんの2か月位で、2019年の5月末くらいから量産で大手企業が製造を開始することでもう私達の出番は皆無に。。

とはいえ、この経験での学びは貴重な「宝」となり、こうしてお伝えすることができます。

マスクも、コロナ過の最初の頃はとにかくマスクというアイテムであれば受け入れられたのが、だんだんデザインとか機能の追加などにニーズが求められるようになりました。

このたびの学びは、節のある「麻」のような素材の性質とかカラーが出来上がりに及ぼす影響などです。

マスクを製造したことは貴重な体験でしたし、ミシンで物を作ることをしていたからすぐに着手できたことでした。

そして、「マスク製造をしよう」と友人が声をかけてくれたことも大きく、自分だけだったら思いもよらなかったことでした。

コロナという「不幸」の中から「幸い」も間違いなく見つけられたと言えます。(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

同じフォルムを集めると素敵になり「粋:いき」になる、グリーン系のマルチストーンが集まった18金ジュエリーの徹底改良の末の姿【438】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「インクルージョン」という言葉をお聞きになったことがありますでしょうか。

宝石のストーンの内部に見つかる「内包物」の事です。

これを「処理」によって消してしまうことで全体に均一な宝石にできあがることが果たして美しいと言えるのか、それとも、内包物を残し「天然の証」として価値を入れた宝石で完成とするのか。

これには価値観が分かれるところかもしれません。

かつて貴重な体験をさせていただき、この「内包物=インクルージョン」が入ったビッグペンダントに出会ったことがあったのです。

お店の店員様からのこのお話をお聞きし、当時迷わずこちらに価値を置く選択をしたのでした。

実際には、同じお店にも類似品の「処理」をしたものが、比較的お買い得品として販売されていたところを見ると、どうやら「インクルージョン」の価値は確かなものであるとも言えるのです。

ただ、世の中の宝石は、大半が「処理」をされ、多くの人が均一感を選ぶような気がしています。

もしかして、こういったことは、国や民族特有の考え方が反映した文化なのかもしれません。

特に日本人は、真珠なども整った「あこや」を愛でる傾向があり、欧米の人が好むいびつな「バロック」にはどちらかというと価値を置かないようなのです。

このたびは、まさに上述のエピソードにある「インクルージョン」入りの「クォーツ」という黄緑色のストーンのビッグペンダントから始まるジュエリー同士の組み合わせをご紹介したいと思います。

興味深い点は、前案と後案があるのですが、どちらも高級地金の18金が使われているセットだということです。

ちゃんとした本物になっているジュエリーだったのに、それでも改良した理由は何だったのかなどのエピソードをふまえながらお話してまいりたいと思います。

四角でそろえたフォルムがすっきりとした前案をもっと強調した後案

4点セット(前案):ペンダントトップはかなりビッグです。リングは類似品の2個重ね付け。
〇ペンダント:K18YG台「クォーツ」の大粒。縦20mmx横18mmの大粒。K18YGの喜平チェーン50cm。

写真に写すとライムグリーンのような色に映りますが、目で見ると綺麗な黄緑色です。

〇ブレスレット:K18YG製の喜平2連。チェーンのデザインに歩調を合わせます。2連だと個性が増し嬉しいです。
〇リング:左は、K18YG台のマルチカラーのハーフエタニティ14号。右は、K18YG台のトルマリン。13号。

マルチカラーリングが入ることで、グリーンに寄り過ぎた調整をする効果が芽生え有難いのです。

リングはたまたま同じようなデザインに巡り合ったことで一緒に使うということを考えた2点同時付けの案の当初だったのですが、1個ずつは少し普遍的だったのです。

このことから、厳しくラインナップを見直した、「本物志向のレンタルジュエリー」の大改良の2022年のこと。

チェーンやリングを変えていき、セットの内容が思い切って改良されました↓。

3点セット(後案):四角で統一ということを一層強調したものに。。その反対に意外なボールチェーンも引用。

このセットはバランスをじっくり考えたものになります。

以前は、四角いモチーフには、「ベネチアン」や「ペーパークリップ」のチェーンの方が合うのではないかなどと思っていたのですが、どうしても使いたいボールチェーンのツイストタイプのチェーンがあったことで、四角モチーフに対してボールチェーンを初めて組み合わせたのです。

意外であることの違和感解消のために、同じボールチェーンのブレスを投入した理由はそういうことです。

こうして見てみると、合うものです。

チェーン同士がリンクしていれば合う方向に寄ってくれることがあると初めて気づきました。

ちなみにリングの3ストーンの中の黄緑色は、ペンダントの「クォーツ」と同じで、ここもばっちりリンクしています。

あとがき

実は、前案のリングx2個は、「本物志向のレンタルジュエリー」スタート時に、それまで集めてきた収集時代のものそのままでした。

やはり、個人で集めることは、少し「妥協」が入ることがあり、自分さえ妥協すれば予算の範囲内で。。などと購入することもありました。

このことは、「事業者」としての収集との違いであり、ゆるりとした楽しいものになる点は良いのですが、レベル的には普遍的な域を超えることがありません。

本当に、レンタルジュエリーを始めて良かったと思っておりますのが、厳しくレベルアップを思い切った徹底さで追求していけるようになった点です。

その代わり、事業者本人がこれらを付けてお出かけすることは一切ございませんでして、すべてお客様のための品物なのでございます。

「高級地金+宝石」に完全特化したのが2022年だったのですが、もっと以前にも「高級地金+宝石」で組み合わせてあったラインナップさえ事細かに見直しているのでございます。

そのような複数の変遷や改良をして変化を続けてまいりました「本物志向のレンタルジュエリー」、今後とも是非よろしくお願いします(^-^)。

お洋服のグリーンにリンク、メロン色の「プレナイト」と青緑の「フローライト」のハーモニーはこうして美しく奏でられた【400】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「差し色」になるアイテムとしては、「小物」がまず挙げられます。

帽子・ベルト・バッグ・靴。。

そして、ジュエリーもその役割を担うことがあります。

このたびは、ジュエリーを3点セットに組み合わせ、グリーン系のお洋服に良き差し色となるよう工夫しましたその姿をご紹介したいと思います。

ジュエリーそのものだけのセットも「コーデ」となっているところがいわゆる「入れ子構造」です。

同じグリーンカラーではなくても、お好みのカラーに是非応用していただき、お役に立てれば光栄でございます。

ネックレスのカラーを「ステーション」デザインの配置にした「一癖」が生きたネックレスから始まったジュエリー同士のコーデ

3点セット:全体にグリーン系という印象ですが、それほど多くカラーが登場せずさっぱりしています。
〇ネックレス:「プレナイト」というメロングリーン色の64面カット8mm珠。K18WGの留め具。48cm。

自作なのですが、多くのストーンの中からこの2種を組み合わせることが希少価値を高めます。

ベースのプレナイトの薄グリーンの配色にコンスタントにフローライトのグリーンだけを配置。

遠目では柄に見えますので、インパクトが増すという効果があります。

〇ブレスレット:「ぺーパークリップ」デザインが存在感あるK18WG製。18cm。
〇リング:「シャネル」のプラスチックリングでサイズは、15号程度。オーロラ加工が入る透明感あるグリーン。

その後の徹底改良で変わっていった組み合わせ

2020年の組み合わせは以上のようなものでしたが、その時の最大限の考案のもと生まれたものでした。

その後2022年に至ると、天然石の連物を廃止、ハイブランドコスチュームジュエリーも廃止、地金もボリュームをアップ。

そうして、たっぷりの高級地金と宝石で作られる「本格派ジュエリー」ばかりへとラインナップが改良されました。

とは言え、過去の2020年の中にあったコンセプトとその後の改良でレベルアップした2022年以降のコンセプトに揺らぎはありません。

セットになったお洋服に合うジュエリーを選びやすくしてあるというベースは続行中で今後も変わることはない重要な特徴となっています。

3点セット(2022年以降):グリーンのお洋服に合うような差し色入りの高級地金と宝石の本格派ジュエリーへ。

すべてが「本物」です。

ネックレスはPT850製の切子デザイン、ブレスレットはK18WG製、リングはPT900台のトルマリン。

今後ここへかつての「連物」や「コスチュームジュエリー」が混ざることはありません。

「本物に特化」するところに行き着きました。

あとがき

「入れ子式」のコーデは、ジュエリーだけの3点セットでも渾身のベストな組み合わせとして完成され、更に、お洋服との装いの中でも溶け込む方向へも、差し色になるようにも可能性を秘めました。

当「本物志向のレンタルジュエリー」は、ジュエリー1点だけの美しさも十分追求のもと、更に、最終的なお洋服の装いの中のジュエリーの存在感も意識したものなのでございます(^-^)。

ブルーとピンク好きな方にお聞きしたいこと、2連段差のネックレスはどちらのトパーズが長い方が見栄えが良いのか?【454】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

コントラストがある程度ある天然石を同時付けするネックレスにおいて、悩むことがありました。

それは、「本物志向のレンタルジュエリー」開始当時の2020年の頃のことです。

ブルートパーズとピンクトパーズの連ネックレスの段差重ね付けでその悩みは発生しました。

一緒にご覧いただき、1つのご意見を持っていただければと思います。

とりあえず天然石の珠の連の長さそのままに従って決めた色違いのネックレスの段差のカラーの位置の比較

〇ネックレス:短い方38.5cmはブルートパーズ、長い方44.5cmはピンクトパーズの段差。留め具はK18WG。
〇ブレスレット:ダイヤモンド1ctのテニスブレス。台はK18WG。
〇ブレスレット:K18WGの木目調のブレスレット。ヘリンボン柄みたいで、シングルの割には太め。
〇リング:K18WG台に、ブルートパーズやピンクトパーズなどの寒色系のパヴェのマルチカラー。16号程度。
5点セット:元の連をフルに使った自作の段差ネックレスは玉の数に従ってこうなりました。

何となく違和感があるのはコントラストが利き過ぎた2点だからでしょうか。

なかなか腑に落ちなかった段差の配置でした。

例えば、太口ボーダーの柄の配置の時に、グラデーションになった3色:白、グレー、黒をバッグの底に黒を持ってくるという考え方は、「重いカラーを下の方へ」という腑に落ちる考え方を配置に落とし込んだもの。

しかし、それが正解かどうかは分からないものです。

ちなみに、反対の位置になった様子はこちら↓。

段差を上下入れ替えてみたシミュレーション:やはり全体を俯瞰した写真じゃないと判断付きにくいですね。

このブルーとピンクも白っぽく遠目では映るブルーを上に、濃く映るピンクを実際に下側にしたのは重みのイメージをある程度考えたことで当初は納得していました。

その後、2022年にはこうした連物はALL廃止。

「高級地金+宝石」が徹底された本格派ジュエリーに特化したラインナップへと大改良があった「本物志向のレンタルジュエリー」でした。

そうして、その後のセットは、こんな風に↓。

3点セット(新案):もうかつてのバイカラーの面影は有りませんが、リングが少し似ています。

もはや、以前のセットからの変更のセットではないかとのように見えますが、これが該当します。

あとがき

このたびの、ブルーとピンクの配置のどちらかというのは結論は出さずに問題提起のままに致します。

ピンクとブルーコンビをファッションやインテリアに取り入れている方は結構いらっしゃいますので、きっと独自の考え方をお持ちだと思います。

もし、この記事に到達したご縁がございましたら、一度考えてみてくださいませ(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

「フローライト」のマルチカラー展開を「入れ子式」に表現、組み合わせの成果を感じるジュエリーセットへ【402】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作においてもよく材料に選ぶ「マルチカラー」。

ジュエリーにおいても、「マルチストーン」として有難い役割をしてくれることがあります。

それは、他のジュエリーと関連付きやすくなること、そして、お洋服に合わせやすくなることです。

このたびは、どちらかというと、「寒色系マルチカラー」にあたる、「フローライト」のストーンの展開を他のアイテムでも歩調を合わせて組んでいったジュエリー同士のコーデを「入れ子式」としてご紹介したいと思います。

フローライトブレスレットのマルチカラーの展開との関連付きが、ペンダントにもリングにもある

〇ブレス:「フローライト」のパープル(アメジスト)が多く入った部分が集結。珠は8mm。留め具はK18WG。

特に、赤みが多く入った「フローライト」と、アメジストの同じ8mm珠も追加して入れ込みながらハンドメイド製作のブレス。

とても美しいマルチカラーになっています。

「フローライト」は、多色カラー展開なのですが、元の鉱物に他の物質の混ざりによって、こうしたカラー展開があるストーンなのです。

このブレスレットにまずは、類似の色味のマルチカラーのペンダントを合わせました↓。

〇ネックレス:K18WGチェーンとK18WG台のトップ。トップはおよそ10mm弱四方。60cm。

ストーンは、上から時計回りに、アメジスト、ブルートパーズ、ペリドットです。

フローライトと一部に入るアメジストがペンダントにもあり、青味系マルチカラー同士で相性が決まりました。

〇リング:「シャネル」製のプラスチックリング。サイズは15号程度。オーロラの混じったパープル色。

プラスチックの工業的なカラーながら、「ハイブランドジュエリー」の作りの良さも相まってプラスチックだということを忘れる程の美しさです。

カラー関係なくすべてのアイテムに「透明感」が共通となっているところも見逃せません。

3点セット:カラーのバランスや整いがうまく表現できました。

あとがき

2020年に決めたこのセットは、その後、当「本物志向のレンタルジュエリー」では廃止。

2022年では18金やプラチナの地金とレベルの高い宝石だけの組み合わせに特化した内容に完全改良となりました。

とはいえ、2020年当時の組み合わせにおいてもその後も変わらないのは、「組み合わせで作るジュエリーコーデ」でした。

フローライトに合うジュエリーを集結させ、そのセット丸ごとお洋服に合わせていくという方式なのです(^-^)。

「姫」と呼ばれるファッションには是非これを、ラウンド淡水真珠の大粒で「プリンセステイスト」たっぷりの本物パールコーデ【403】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「姫系ファッション」と呼ばれる分野がありますが、そんな世界観のお洋服にぴったりなパールで集めたジュエリーの3点セットをご紹介します。

お洋服には焦点が当てられてかわいく工夫されていても、洗濯されるジュエリーに関しては決まって「コスチュームジュエリー」の現状だと感じています。

大ぶり過ぎていかにも工業製品的なイミテーションパールと本物パールの違いが一目瞭然なのです。

遠目で見た時に「本物」とか「天然」がどのくらいの影響力なのかを、大粒の究極な形のセットでご提案したいと思います。

「姫系」分野のみにとどまらず、かわいいワンピースなどのフェミニンな装いにはマッチする自信作でございます。

すべてに「ボリューム感」を取り入れた真珠つながりばかりで集めた「姫系」ジュエリーの3点セット

早速セットをご覧いただきます。

遠目で見た時と同じ映り方なので、お洋服に装ったイメージでご覧くださいませ。

3点セット:大粒の淡水真珠を始め、シェルのフラワーの2連ブレス、バロックの大粒リングです。
〇ネックレス:大粒の12mm程度の淡水真珠のラウンド。シルバークラスプはデイジーの花の透かし。44cm。

こちらは、自作品でございます。

このような大粒で形の整ったプリンセスレングスのパールのネックレスは、超高級な「あこや」では時々見つけることができますが、何しろ高額過ぎます。

そこで、現在では技術力がかなり高まった真ん丸に極めて近い「淡水真珠のラウンド」の大粒を利用させていただいたのです。

パッと見て粒がそろっていまして、なかなかの重さです。

〇ブレスレット:「マザーオブパール」というシェルの種類。1枚がおよそ1.5cm四方の大花x2連。

こちらも、自作でございます。

このうっとりするようなミルキーな美しさに一目惚れ。

連を2連に繋げてシルバークラスプも取り付けました。

ブレスレットとバングルの間のような存在になっています。

〇リング:台がK18WGのバロック1粒真珠。10mm強の大粒。サイズは14号程度。 

リングに関しては、18金台という高級さ。

バロックの大粒1つのデザインがシンプルで象徴的。

このたびのボリュームある組み合わせの3点の中では、「締め」のような役割だと感じています。

あとがき

「姫系」は外国人の方もコスチュームでは注目されていると思います。

浸透してくると、お洋服自体の質や作りの良さも追求されても良いかと思います。

特にイベント用のユニフォーム的存在ではなくても、日常着になじむ「姫系」の場合はなおさらこの度のような良質なパールジュエリーセットをご提案したいのです。

このたびの「パールコーデ」のセットは、別の記事でもいくつかタイプの違うネックレスなどを取り入れながらお楽しみいただけますので、ブログ記事にまたお立ち寄りいただければと思います(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

「あこや真珠」には無い魅力は自由な造形、「ビワ真珠」で丸いという固定観念のある真珠のイメージを覆した【405】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

あれは、2010年頃の事でした。

勤務先から帰る途中に寄るディスカウントショップへの途中の昔ながらのジュエリーショップの表のガラスショーケースに飾られた1点の印象的なネックレスを拝見。

ミドルレングスというような60cm程度の「マチネ」という長さだったと思います。

正方形なのでどんな素材なのか近寄ると、白い色であり連なった1粒ずつはまさに「真珠」の様相だったのです。

当時、真珠の作りをよく存じ上げなかったので、貝を押しつぶして工業的に作られたものなどとおぼろげながら想像してしまいました。

その美しさと魅力はその後の同じ物を探す旅へと私をいざないました。

このたびは、初めて見た時にその希少さと本来丸いはずの真珠が四角かった驚きと感動の入り混じった経験に端を発した、後に知る「ビワ真珠」のご紹介をそれを含む3点セットでご紹介したいと思います。

固定観念を大きく打ち破る「スクエア」な造形のビワ真珠をとことん「四角モチーフ」だけで集めた3点セット

〇ネックレス:1cm四方のサイズの整ったスクエアなレベルの高いビワ真珠。長さは82cm。

連は「genuine」様で購入し自作したものです。

シルバークラスプも四角い形のものでボーダー状の彫りがアクセントのものを設置しました。

ネットで以前見つけたビワ真珠の同じものは、形がいびつ過ぎ、ふくらみがあり過ぎました。

そうしますと、本来丸いイメージの真珠の「意外性」が薄れます。

ここはとことんぺたんこにスクエアをしっかり表現した品物が良いとこだわったものになります。

〇ブレスレット:ネックレスと全く同じ連からの1cm四方のビワ真珠。デザイン性のあるシルバークラスプで。
〇リング:スクエアな天然シェルが3/4エタニティ―に並ぶデザインで「AGATHA:アガタ」のもの。13号程度。
3点セット:遠目で見てすべてのアイテムに「スクエア」が。古典的な真珠のイメージを離れた新しい形です。

お洋服には、「アコーディオンプリーツ」、「チェック柄」などの四角いモチーフが混じったものに相性が良いと思います。

襟が「スクエア」なお洋服にもなじみます。

本来丸いイメージだった真珠がこのように四角くなると装うお洋服のポテンシャルも広がるというものです。

あとがき

真珠の粒の大小、1粒の形の展開、色の違いなど一口に真珠と言えどもいろいろです。

そして、近年技術の高まった淡水真珠が、いよいよあこやに近い程までの真ん丸に近づいているのです。

シルバークラスプは、高級ラインのあこやにも比較的コスパの良い淡水真珠にも共通に付けられていますので、ほぼ地金に関しては影響のない、素材だけの違いの分野のジュエリーです。

なぜ、シルバークラスプが高級で希少な真珠にも共通に取り付けられるのかに関しては、別の記事でも綴らせていただいております。

18金やプラチナよりもシルバー925がはるかにクラスプの「カチャッ」とはめ込む機能の融通性があり永久的な安定感があるからです。

ご提案としては、まずは、こうして淡水真珠の豊富な展開を知ることで、真珠ジュエリーの価値の見方の切り口を広げることです。

「おしゃれ」という価値はそんなところに見つけられるのではないかと思っておりまして、物自体の希少さや、近づきがたい高貴さとは違う部分です。

実際にジュエリーも着用することに意味がありますので、中間レベルを実用的に装えるジュエリーとしては淡水真珠の中の「ビワ真珠」は特にご提案したいタイプの1つとなります(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

ライスパールの編み込み技術が素晴らしいビッグハートペンダント、チョーカーレングスが似合う「姫系」へ【407】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

天然石の珠を「テグス」を使って編み込む技術をいくつも拝見しました。

到底チャレンジすることには至りませんでしたが、どなたかが作ったものだからこその魅力と感動がありました。

このたびは、象徴的なビッグハートモチーフのライスパールペンダントを活かした小粒パールセットを組んでみましたので是非ご覧になって下さいませ。

マチネの3連をチョーカーの3連に変更した理由、ライスパールは軽いのでチェーンに跡が付くから

〇ペンダント:ライスパールの編み込みハートの透かしトップ。同じライスパール3連チェーン。60cm。

3連チェーンは自ら製作していますが、長さの不統一もあり「だらり」としています。

長さが60cmというゆったりしたことがかえって良くなかったと考え直し、首に沿うチョーカーに変更。

そうしますと、たとえテグスのクセが付いてしまっても、付ける時には首にぴったり沿うことができるので問題ないのです。

プロのリフォーム屋様へ依頼して正確なバランスと長さでチョーカーチェーンをお仕立ていただきました↓。

随分すっきりとしたのが分かります。チョーカーの方がハートのモチーフがより象徴的に映ります。
〇ブレスレット:同じライスパールの3連をリフォーム屋様にお仕立ていただきました。
〇リング:K14WG台の1粒4mm程度の あこやベビーパール5個。サイズは13号程度。

リングに関しては、あこやですが、小粒という点では同じようなボリュームで足並みがそろいます。

3点セット:すっきりとした小粒が勢揃いの3点セットです。

あとがき

上に貼りましたYouTube動画投稿時は、まだマチネレングスだった時で、合わせるリングなども違うタイプを選択していました。

その後の見直しでこうして改良しておりまして、変わっていったのです。

さらに、その後は、当「本物志向のレンタルジュエリー」からは、お手入れが十分に行き届かない「真珠」を全面廃止に至りました。

その他の廃止の理由としては、真珠の「価値」がかつての昭和時代のようには得られないことです。

真珠がカジュアル化した庶民的なアイテムになってゆき、Tシャツにも素敵に装うようなアイテムになった現在。

しかも、ジェンダーレスなアイテムにもなったことが大きな時代と共に変化したパールの存在です。

それはとても素敵な事であると同時に、「レンタル」の価値は失ったと当方では判断しました。

とはいえ、真珠自体は、永久不滅な素敵さがあるととても好んでおります。

こうしてご紹介して記録には残したいと記事を綴りました。

このたび登場の「ライスパール」は「あこや」に対しては、真珠が愛でられた昭和時代においても、どちらかというと庶民的なアイテムだったとは思います。

ただ、昨今の淡水真珠の技術力がアップし、ライスパール自体の形も整っているのです。

そうしてハートの編み込みのような素敵なペンダントトップにも出会えたわけです。

特にペンダントは、「チェーン+トップ」で成り立つものであり、良いバランスを作るためには、共に追求していく必要があると思っております。

そういう意味では、トップの素敵さに相応しいチェーンの改良がプロのお仕立てにお世話になりながら、達成できたと思います。

よろしければ、「長さを変えることでの印象の変化」という視点をお持ちくださいまして、ジュエリーのレベルを高めていく1つのメソッドとして思い出してみてくださいませ(^-^)。