お洋服の購買において少数を選び抜くことや価値観の同異の上手な配分、個人レベルで取り組めるサステナビリティ【288】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ファッション産業論:富沢修身 著」という本を拝読。

この中に、近年広く謳われる「3R」も内容の一部でした。

このたびは、この本を一読後、「3R」について個人レベルでできることを、一度アウトプットしてみたいと思いました。

人間がお洋服を着る生き物である以上、「衣」という分野の製造と購入後の行動は非常に大切、決して安易に考えてはいけないところからまずはお伝えしたいのです。

企業様の活動を応援するかのように、一人一人の意識が非常に大きな成果を生むという見方をしていきます。

リサイクルのシステムは簡単に作り上げられない難しさ、企業様だけに委ねずに個人レベルでも可能な事を一人一人が考えたい

このたびは、小さな意識が大きな動きになるような、個人レベルでできることを「3R」をベースに考えてみました。

①リデュース:reduce・・・お洋服の購入は少数を選び抜くことを価値観としたい

豊富な量を持つことが本当にかっこよくてクールなどとは随分薄っぺらな考え方ではないですか。

「ファストファッション」というアパレルの構造は、低価格を最も重視することでその先の持続を無視したような側面を感じます。

そもそも、「与えられたものを受け入れる」という一人一人の性質にも問題があるのです。

「少しくらい縫製が悪くても、コスパは良い」などとと低価格に飛び付く購入、その後その製品をどこまで長く持ち続けることができるのでしょうか。

おそらく着用すらせずに放りっ放しなどということだって多々あると思うのです。

このような悪い価値観を、まずはすべて見直す必要があると思います。

古着ライフでは、すべてが1点物、またとない1品であるがゆえそのお買い物ごとの真剣さが生まれることを実体験で知っています。

そして、分野が特に括られないバラバラの中からどんなお洋服も一度フラットになった状態から好きなアイテムを選び抜くという訓練のようなことも。。

古着ライフでは自然に自分の考えや目的をしっかり持った購買姿勢が培われるものです。

ただ、新品も同じことで、「選び抜く」「未来をイメージして購入する」ということは古着と何ら変わらぬ共通の部分では。

②リユース:reuse・・・人による価値の違いや同じを上手く活かしたい

例えば、日常では多くの方が体験している販売サイトへの出品(「メルカリ」様など)。

自分がサイズアウトで着用できなくても合う方がいるかもしれないというケース。

自分は好みではないお洋服を喜んで他の方が購入するとう、良い意味での価値観の違い。

この2つが共に十分に活かされることを目指したいものです。

そういった意味で、「CtoC」タイプの販売サイトは大いに活用することをお勧めしたいです。

そして、その後新ユーザー様が末永くお洋服を着用できるよう、情報不足や行き違いを極力避ける親切さ・丁寧さも必要です。

③リサイクル:recycle・・・購入時だけにとらわれず、その後の行方や未来も考えたい

何十年も前、初めての勤め先でのこと。。たくさん発生している発送用のダンボールの行方について上司に聞いたことがありました。

「もったいないこれらはリサイクルできないのか」と。

「もっともなことながら、費用が嵩んでしまい着手することなどできない実情がある」とのことでした。

もったいないからと再利用することは、やるだけ無駄という程のコストがかかってしまうのです。

よって、こうしたプロジェクトが上手く回るということ自体が簡単なことではない現実があるということです。

あとがき

当の本人も物を作って新しく生み出すことを「ハンドメイドバッグ活動」でしています。

材料の調達の時点からしっかり検討しながら、意識していきたいことです。

製造者も購入者も同時に環境への配慮を十分に意識する必要があり、これも1つのサイクル。

購入者が能動的なお洋服選びの姿勢をしっかり持つと、そのフィードバックで製造者も考えざるを得ないというのは、もうすでに1つのサイクルが生まれているのです。

物品だけの動きをサイクルと考えるのではなく、「考え方」「向き合い方」「話し合い」による思いの交換はサイクルの姿の1つだと言えると思います(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

<硬めバッグ作り③>蓋付きのハンドバッグのヒネリ錠、下部に設置はややカジュアルで上部に設置はややエレガントと紐解いた【287】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

全5回に渡りまして、ハンドバッグ作りを少しずつ進めております。

タイトルに<硬めバッグ作り>としましたのは、本革レザーで作られるようなハードなハンドバッグを目指した企画だからです。

「硬め」には、副資材の「ハード厚芯」の存在が欠かせません。

前回の②では、「ハード厚芯」を本体に貼ったところまでの進捗度。

このたびは、過程③の中間地点、いよいよバッグの完成のイメージが現れるような三つ折りフォルムが出来上がるところまでです。

三つ折りに出来上がった時にどの位置に留め具のヒネリ錠が付くのが望ましいのかをゆっくり考えていったわけですが、結果は望ましい位置にはできませんでした。

留め具の付け位置が非常に重要になる蓋付きハンドバッグでは、型紙にはっきりとした位置を記載し、その意味や理由もしっかりとと決めることが大切。

しかし、それ以前に、緩やかなカーブを入れたこのたびの型紙ラインがその後の三つ折りフォルムに制限を加えることになってしまいました。

正しいカーブの位置が十分に把握できず、イメージのみで付けた緩やかカーブ、カーブラインの場所の間違いがヒネリ錠の位置を正面の下の方にしか設置できないという条件を与えてしまったようなのです。

むしろ、カーブラインなど入れない扁平な縦長長方形の三つ折りで作るフラップバッグは難易度は下がると思います。

ただ、扁平型は【117】の投稿でパープルの鶴の和柄生地で製作済み、今回は新しい台形型への挑戦だったのでした。

三つ折りの型紙を直線ラインで作れば難易度は下がる、台形を目指しカーブを入れたヒネリ錠の位置の失敗

本体パーツの三つ折りシミュレーション:ここで問題発生。カーブ部分がうまく合わず、正しく設定できません。
融通が利かないままのヒネリ錠の設置:本当はもっと上の方に付けたかったのですが、不可能でした。
ヒネリ錠の凸パーツの設置完了:ヒネリ錠の位置に拘ると三つ折りが崩れるからと、希望に反した下の方に設置。
「中表」ひっくり返しの準備:表地と裏地を合体。待ち針をして重ね合わせた場面です。
外枠の縫い代1.5cmのミシンステッチ:返し口はトップの横線としました。
留め具のシミュレーション:あとはサイドパーツを合体するだけという段階です。
三つ折りの完成:出来上がりのイメージが現れました。留め具が下の方にしか設置できないことでカジュアルに。。

取っ手は後付けで後の投稿で付きます。

あとがき

生地の裁断に問題があったようで立ち戻れない。。進めていくしかありませんでした。

せっかくのエレガントなファンシーツイードに。。という希望とは反対にカジュアルにも解釈できる1つの例となってしまったようです。

私の意向には沿いませんでしたが、蓋が大きく覆いかぶさるこうしたモデルもあるかもしれません。

どうすれば、上の方にヒネリ錠を設置できたのかは、型紙の時点で、今一度緩やかなカーブの場所を見直すことかと。。

本当は台形を作りたかったのに、結局は隠れてしまい、長方形をそのまま三つ折りしたこととほぼ変化がないフォルムになっているのです。

このたびの製作では台形型にする解明はできなかったのでした。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

<硬めバッグ作り②>ハンドバッグの礎であるヒネリ錠、織りが複雑に絡んだツイードには、ネジ式ではなくツメ式を選択【286】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在ファンシーツイード生地でフラップ式のバッグ製作に挑戦しております。

決して某ブランドのかの有名なツイードバッグに憧れたものではありません。

元々蓋式のパーティーシーンのようなエレガントバッグを好んできたそのモデル自体の長年のファンなのです。

よって、型紙も一から考案し、拙いながらもオリジナリティーあるバッグになると思います。

なかなかの難易度のバッグですので、ゆっくりと期間をとりまして、<硬めバッグ作り>と題し、全5回にわたる投稿となります。

このたびは②、ここでは蓋付きハンドバッグの要であるヒネリ錠の取り付けにポイントを置きました。

複雑な繊維が絡み合うツイード生地をくり抜いて設置するヒネリ錠、「ネジ式」ではなく「ツメ式」を選択

開閉タブ作り:ヒネリ錠がここに付くことになります。肉厚な表地のツイードが裏地と重なりはみ出しています。
ポンチでくり抜き:くり抜いた枠の縁の縫い代始末に悩みます。この時はステッチで固定しました。
ツメ式ヒネリ錠の設置:枠パーツの方をタブに設置したことになります。本体の方の凸パーツは次の【287】にて。
ツメ式ヒネリ錠の全4パーツ:4点から成り立つ1セットということになります。これがバッグ全体を支えるのです。

実は、最初はもっとスタイリッシュな「ネジ式」でやってみました。

しかし、織が絡み合うツイード生地に対しては、あまりにも曖昧な設置にしかならないネジ式はとても続行できるものではありませんでした。

とは言ってもツメ式も消去法での選択に過ぎず、ヒネリ錠自体が課題の残るパーツなのです。

また、別の「差し込み錠」も、厚地には不向き、元は本革レザー用のパーツであることを思い知らされます。

では、同時に進行した片玉縁風ポケットもざっくりご紹介します↓。

片玉縁風ポケットの製作過程(左上から右下へ):ラッピング布を表面から裏面へ返し、四角枠に袋を縫い付け。
片玉縁風ポケット完成:裏側はどうなっているのかが右下。完成ではこの角度からは写せません(貴重です)。

あとがき

このたびのヒネリ錠取り付けのタブ部分は、要の部分とも言える入り口開閉の重要な場所でした。

少しヒネリ錠が飛び出し気味なアンバランスな出来は、実は先にネジ式でやってみたそのままのサイズ感で続行したためです。

スタイリッシュでコンパクトなネジ式に対して、ツメ式はどうしても不格好、かっこよさだけで選択するとネジ式を選びたくなるものです。

それでも完成を目指すためにはツメ式を選択せざるを得ませんでした。

とりあえず完成までを見守っていただきたいのですが、こうした所々の「妥協」や「心地悪さ」を持ったままの続行が美しいお品にならない要素だとつくづく実感します。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

<硬めバッグ作り①>宝石みたいな美しいファンシーツイードは脆くほつれやすい、強固な織芯で整える早期着手の勧め【285】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、長年の夢であるレザーで作られているようなハンドバッグ作りを布で挑戦。

布製バッグの中では非常に難易度のある製作になるであろうと予想しました。

レザー級の強固さは、布製としてはハードな芯地を利用するという策があり、「ハード厚芯」という二つ折りさえも力が必要な不織布芯を利用します。

一方で、厚みがあることでミシン縫いの困難が待ち受けるという非常に険しい道を歩むような製作になるかと思います。

おそらくきちんと仕上がることは難しいと思うのですが、布製でもここまで可能なのだというポテンシャルをお伝えし、後世のバッグ製作者様への応援になればと記録に残します。

少しずつ進んでまいりますので、1投稿では終わらず長いスパン、生地タイトルの前に<硬めバッグ作り>と題し、このたびを含めた全5投稿(①-⑤)をもって完成していきたいと思います。

このたびの①では、使用生地に対して望ましい接着芯の対応の場面と、ハード厚芯を設置していく様子をお伝えします。

投稿番号では、続く②から⑤までは、【286】【287】【289】【290】と続いていきます。

まるで宝石のような美しさ、反面脆く崩れやすいファンシーツイード生地の早めの着手が大切な芯貼り場面

使用表地:表地(白地マルチ)-ファンシーツイード、ポリエステル/100%、ドイツ製。裏地(濃ピンク)-
ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。
生地のズーム:ファンシーツイードは数種類の様相の違う糸の組み合わせ。ラメ生地の裏地は非常にエレガント。
表地の粗裁ち裁断:裁断直後から早くもほつれ始める脆さを感じました。一気に接着芯を貼る段階へ進めます。
表地のファンシーツイードに使用した接着芯:ごわついたような織り目のはっきりした織芯を選択。

時に、ほつれた端っこを補填するかのような役割を接着芯に担ってもらう意味もあります。

裏地のサテン地に使用した接着芯:非常に重要なことであり、表地と同じ織芯を使わずニット芯を使います。

混率の違いによる接着芯の使い分けとなります。

弾力性のある伸び縮みの性質のナイロン/100%生地は織芯だと、アイロンの熱が入る・冷めるの両方で伸びと縮みを起こします。

そのような活動的な動きが「気泡」となって接着を妨げ、ナイロンと織芯の相性が悪いのです。

このたびの混率はナイロン40%程度ですが、同じ色違いの生地ですでにこの現象が過去に起きている事実。

織芯を使うことを厳禁と判断してのニット芯なのです。

本体以外のパーツの接着芯貼り:<硬めバッグ作り>では、細かいパーツも本体パーツと同レベルの厚みに統一。
本体パーツ:縦長を三つ折りした構造のハンドバッグです。下の白色は「ハード厚芯」ハンドバッグらしさの源。
本体以外のパーツ:サイドマチパーツ。「ハード厚芯」は無接着タイプ、ボンドで外枠を接着+アイロン熱。

このたびの進捗具合はここまでです。

脆くほつれやすい生地を一気にここまで進めて保管しておくというスタイル、まずはこのことをお伝えしました。

あとがき

生地製と本革レザー製の違いの1つとして、縫い代始末が生地製には必ず必要です。

本革製はその作業がない代わりに、革の縁のカットラインにカラーを塗布してツヤを出し馴染ませる作業があると思います。

それぞれの1段階余分な過程があるものの、縫い代始末こそが生地製の製作の難関を作ると言っても過言ではありません。

もっと広く見ますと、布製のバッグ作り全体が、「縫い代を隠す」という作業をしているのだという見方ができるのです。

途中お伝えしました、脆いファンシーツイードの縁が接着芯で固められることは、縫い代内部がバッグになって目には映らなくなっても、安定的に強靭であり続けることになるのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト

パッチワークマルチボーダー3段とニットマルチ幾何柄ボーダーの美しいコンビ、良き第一印象に巾の整いが欠かせない【284】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

布製のバッグ作りの一番最初の材料の調達である表地、生地屋様の展示で並んだ色違いのその並びの美しさに惹かれることがよくあります。

そういった多色展開の無地ライクな生地では、あえてはぎれでもないのにパッチワーク仕立てにすることがあります。

1色よりも多色によるその後のお洋服との合わせやすさの融通性や、何といっても多色の豊かさが美しさに繋がることがあるのです。

このたびは、ワッシャー加工が凹凸感を高めるカーテン地であり、美しい色違い展開をフル登場させた3色で、パッチワークボーダーリュックを製作しました。

パッチワークの幅の整えが最重要、前もって計算した幅違いの型紙でも完成した姿は絞られた上段が短く映ってしまった見込み違い

一応完成には至ったものの、このたびの製作は課題が大きく残るものでした。

この記録を、良き教訓としてパッチワーク仕立ての製作に活かしていただければとお伝えしたいと思いました。

使用生地:表地(3色)-ドレープカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。裏地(紺系)-ジャカードニット、ポリエステル/60%、綿/30%、アクリル/10%、日本製。

表地の雰囲気が優しいペールカラー、オフベージュ・カラシ・ブルーという展開に対して、裏地が本当に望ましい相性で見つかりました。

手持ちのストック生地の中で見つかり、過去の投稿の【27】の四角ショルダーバッグの表地に使用した残りです。

写真の並び方がストライプ状の表地は、実際はボーダー状に配置されていきます。

使用生地のズーム:左の表地はワッシャー加工がより凹凸感を演出のカーテン地。裏地は個性的な幾何柄ニット。
裁断パーツ:細かなパーツは、入り口フラップもパッチワークボーダー、ベルト類も1本単位でマルチカラー配分。
取っ手カバータブの8角形:接着芯とハード薄芯を貼り、1cmの縫い代で折り込んで外枠ステッチをします。

本体に縫い付ける際には、予めかけたステッチの上をなぞり二重縫い、8角パーツには合計3回ステッチが乗るのです。

リュックの前後面の違い:ボーダーは同じ配置、取っ手の色とカバータブの8角パーツを反転させています。
ポケットの枠:「向こう布」と呼んでいた巾10cmの返し布は、後に「ラッピング布」という呼び名へ変更。
くり抜いたボックス枠の両サイドの三角縫い代の始末:固定ステッチを裏面でひそかにかけているのです。
ポケットの柄合わせ:先程は「片玉縁風ポケット」、こちらは「貼り付けポケット」です。横の段のみ柄合わせ。
柄合わせ後のポケットの配置:このショットは貴重、完成したリュックではこんな風に眺めることができません。
完成したリュックの内部の眺め:リュックに完成した時のポケットの存在はこのような見た目に映ります。
巾着リュック完成(3色パッチワークボーダー)。<サイズ>縦35cmx横27cmxマチ11cm。
完成したリュックの背負う面:ショルダーも左右の色が違うことでカラー配分を均等にならしました。

上のオフ生地の配分が甘かった、3色のボーダー幅が不均一となってしまった点がこのたびの大きな失敗です。

巾着で隠れるトップは多く見積もる必要があると思います。

完成の入り口フラップ:本体と歩調の合うパッチワークボーダー仕立て。隙間のセキュリティーの弱さが課題。
お洋服とのコーデ例:ボーダーフクレ加工のカットソーとライトブルーデニムの上下に優しく寄り添います。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.11.24からおよそ5年後の2025.10.14にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

入り口のフラップが小さいことによるセキュリティーの甘さは、その後取っ手の間マックスの幅へ大きく改良してみました。

しかし、完全な安心の心地を得られずこのモデルは廃版となりました。

2025年ではこうしたリュック型は、「ナップサック」として完全に口を絞るタイプにモデルチェンジ。

随分見た目が変わりました↓。

2025年のリュック型の1つのナップサック:名前は、2020年当時の「餅巾着」のまま継承。

なお、「パッチワークボーダー」の手法に関しては、2025年も多色展開が美しい生地に関しては、「パッチワークストライプ」という形で引用しています。

廃版や取りやめという決断に関しては、決して否定するような過去ではない、その先の未来に繋がる重要な岐路であったとこうして記録に残し大切にしています(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

実体験からの結論、一生物の為には途中のメンテナンス費用が必ず必要になる20年が口惜しい現実的な寿命【283】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

布製のバッグを製作の「ハンドメイドバッグ活動」、20年の持続を追求する丈夫な製作スタイルです。

そのためには、「効率」「タイパ」を時々捨てねばならないことを選択、1日1点も作れないバッグは実は商業的ではないと言えます。

それでも、この活動を続けていくには。。バッグを今後もご提案しご提供していくには。。身近なゴールを追求するような考え方では決して持続できないのです。

このたびは、この20年長持ちを掲げるバッグにリンクするかのように起こっている「フライパン」が引き合い。

一生物だからと思い込み、高級なお買い物をすることが本当に意味のあることなのか、そして対極の短期間での買い替えスタイルも含めます。

すべての製品に対してのその後の向き合い方、一時的な購入価格の「支払い額」にとどまらない本当の価値を探ってまいりたいと思います。

「満足できる良質さ」を選択した有名ブランドのフライパン、20年経過で表れた「歪み」のメンテナンス代が購入価格を上回る問題

購入後20年経過のキッチン用品:左2点は「リバーライト」様のもの。

上の写真の2アイテムはどれも誰もが認める程の良質さを持つ良きレベルの鉄製のフライパン。

右の中華風フライパンが優れていたことで、同ブランド「リバーライト」様で同じく、左の卵焼きフライパンを購入、餃子などの焼き目を均一的に付けたいお料理に使います。

これらは生活に馴染みながらどんどんと経年を迎え、ここにきて20年となったのです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.11.24からおよそ5年後の2025.10.13にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

2025年においては経年20年超え、フライパンに関しては「凹み」「歪み」がいよいよ気になり始めました。

フライパンの歪みや凹み:特に底が平らなことが重要なスクエアフォルムの方で顕著です。

特にここ3年くらいが顕著、引っ越しをした新居のガスの炎のパワーの影響もあるかもしれません。

先日、ネットでメンテナンスを検討しようとお問合せをしたことで、当記事の内容をかつての2020年当時のものから大きく改めることに。。

YouTube動画はそのまま2020年当時のもの、内容が随分変わったことをご理解いただければと思います<m(__)m>。

2020年当時では、フライパンのメンテナンスなど考えもせず、ただずっと長く使えるための良質さは一定の基準は満たした方が良いという考え方。

安いお品物に飛びつくと、かえって数年で廃棄を迎え長い目で見てコスパが悪いという内容でした。

しかし、2025年では随分シャープな見方が加わり「一生物」になるためには、20年程経年の時点で購入価格を上回るメンテナンス費用が必要になることを知りました。

やや皮肉を感じることであり、購入時に良質さが一定のレベルある良い物を選んだはずなのに、結局はもったいない最期を迎える「心地悪さ」を生んだのでした。

長年の愛着あるアイテムは、コストをかけてでもこの先持っていきたいのか。。それとも。。

なかなか結論が出ません。

具体的な価格で言うと、ボール型フライパンは2005年購入当時¥6,000代、現在も同じような価格で販売されているので、なかなか良心的。

ただ現在のメンテナンス費用は修理業様では、¥10,000以上となるとのことでした。

これは、私の感覚ですが、ボールのような作りの真ん中は歪みや凹みは気になりません。

一方、後口で購入したペタンコの面のスクエア型の方が問題、歪みによって油が真ん中に溜まるという不均衡を起こしているのです。

「タラレバ」のお話になりますが、ボール型なのかペタンコ型なのかに迷う場合は、ボール型を選んでおくと、20年後には歪みや凹みが気にならないということの1例です。

しかし、スクエアの方のペタンコな底面は、うまみの元となる餃子やムニエル・ソテー・ポワレの微妙な焼き目には向いたフォルム、ボール型にはない良さがあったのでした。

あとがき

「コスパ」ばかりを重視していては成り立たないこともあるものだと、しかと実感したのがこのたびの20年に及ぶ経年のフライパンです。

フライパンの凹みは、自主的に大きな槌でトントンとたたくことで平らにならすことはある程度できるようです。

ただ、そのためには打ち面の広い石槌を購入せねばならない、槌はやや置き場所に悩む場所をとるアイテムなのです。

悩んでいる最中ながら当記事としての最後のまとめとしては、だいたい20年くらいがすべての製品の「潮時」なのだなと体感したということです。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

パイルニットとプレーンなポプリンがコンビの縫い合わせ、ポプリン側から縫った成功は薄手側から縫う秘訣を紐解いた【281】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

少し前の記事【279】の投稿では、カシメるタイプのスナップボタンを打ち込み設置する場面の動画と共に、その脆さ・危うさを体感したことを実直に綴らせていただきました。

この製作をきっかけにスナップボタン含む打ち込みタイプをハンドメイドバッグ製作では全面廃止を決断。

ここまでは、せっかく作ってきたので、そうした決意が生まれたという意味があった製作として、完成をもって締めくくるというのがこのたびの【281】投稿になります。

元々スナップボタンにせざるを経なかった理由があり、素材がタオルみたいなパイル地であったこと。

厚みあるパイル地に対して裏地はプレーンなタイプという極端な差は、ミニポーチの蓋の周囲のステッチにも影響がありました。

厚みある生地と薄手の生地のコンビの時には薄手生地側から縫うことが確かであるという感触をこのたび得たのでした。

厚みある方が決まってはみ出す表地と裏地コンビ、ミニポーチのフラップの外枠ステッチは薄手の裏地側から縫うことで成功した

表生地のパイル側からステッチした失敗:凸パーツもひっかかることで歪みました。縫い位置の把握が困難。
裏地側からのステッチの成功:断然正確で綺麗です。留め具もスムーズに避けることができました。
コスメケース3点セット完成(パイル地グリーンミックス):一番上から時計回りに、縦6cmx横8cmxマチ2cm、縦3.5cmx横15cmxマチ無し、縦5cmx横7.5cmxマチ無し。
使用生地:表地-パイルニット、綿/100%、日本製。裏地-エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。

裏地の不足を、同じ生地の少し色が違うライトオリーブで補填、その他2点は濃オリーブです。

表地のミックスカラーは、こうした裏地選びの幅広さに活かされました。

あとがき

1種の生地なのに複数の顔を持つようなミックス生地。

メイン製作のバッグでは無地ライクでもありながらお洋服との組み合わせの融通があるのです。

このたびのパイル地ミックスのはぎれは、過去のメイン製作は【47】でミニリュックを作った時の表地に使用したものでした。

一度だけのメイン製作では使い切れない「切り落とし」。

これをいかに拾い上げ価値ある小さなアイテムを作れるのか。。今後も必ず裁断によって出るはぎれに触れながら工夫してまいりたいと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

実際に打ち込んだ者の物理的な不安定さの触感と気持ちの不安、生地に打ち込むスナップボタンの廃止を決意した瞬間【279】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

かつてアパレル勤務時代に取り扱いのあった「ドットボタン」。

パーツが①頭②ゲンコ③バネ④ホソの4種で1セット、2種のコマが工具として附随したものでした。

おそらくダウンジャケットに付いているホックボタンが該当、多くの方が一度は着用経験のある馴染みあるあのアウターに使われていたボタンです。

ハンドメイドバッグ用の類似品を見ると、上のドットボタンとは少し違うのだな。。と思いました。

ツメパーツが2つ入る4セットである点が上の①-④のどれにも同類ではないのです。

ツメの位置を生地越しに確かめながら「生地にツメを差す」という肯定があるのです。

こうした打ち込み式のパーツは、ハンドメイドバッグ活動で大半の種類を実体験済み。

その感想としては、どれも随分不完全なものなのだというもの。

このたびの【279】では打ち込む作業だけの過程を、後の投稿の【281】ではミニポーチが完成する回として、この時期を境界線としてその後打ち込み式の完全廃止を決めました。

この「廃止」するほどの決定の意味をこのたびしっかりとお伝えできればと思います。

見かけのかっこよさ、量産品でも使われているという表面的な市場調査による浅い判断に懸念、「最終的には良質な製作にはならないであろう」と見通した理由などを綴りたいと思います。

「本来ドットボタンに相応しい素材はレザー」という教えに深く頷く、何とかその場で布にカシメることができたその後の寿命の短さ

アパレル業などのお洋服の返品の中に「ドットボタン外れ」などが多いのを勤務時代に多く見かけました。

このことは、ドットボタンを取り付けること自体が不完全な作業であるということの証拠です。

実際に、パーツメーカー様からも貴重な言葉をお聞きしています。

「パーツは基本的に革専用である、生地には向かない」と。

アパレル品の返品をくらった商品もすべて布製、本来相応しくないことをそもそもしているのです。

このたびは、布製であってもマジックテープでは生地を傷めてしまうパイル地に苦肉の策として「カシメるタイプのスナップボタン」を打ち込みました。

使用生地:表地(カーキグリーンミックス)-パイルニット、綿/100%、日本製。裏地(オリーブグリーン濃淡2種)-エステルポプリン、ポリエステル/100%、日本製。
スナップボタン用の工具とパーツ:金づちも必要です。白い円柱は打ち台、その右隣りは打ち具。

針付きの透かしパーツは、凸(とつ)パーツと凹(へこ)みパーツに共通に使用、ミニポーチ3点分なので、ここに映っていない凹みパーツ2個を加えると全部で12パーツを使用ということです。

赤い✕印は、私のこれまでの勘違いミス、打ち込みにクッション性のあるダンボールなど決して敷いてはならないのが正解なのです。

打ち込みは常に平らで硬い面で行うべき作業、非常にお恥ずかしながらも、もしかして同じようなことを汚れないシートとして使うアイデアとして閃いた方へ、制止するためのアウトプットです(^_^;)。

生地越しに針内部の円形の位置を探る作業:非常に原始的な作業、厚みあるパイル地ではなかなか困難でした。

そもそも針が刺さらねば不完全な打ち込みになってしまうという生地に対する条件がもうここで生まれてしまっているのでした。

この条件の存在も後の廃止の理由の1つになります。

製作の自由を束縛し抑制する「条件」、私が大切にしている「自由」を奪うものなのです。

打ち具の向き:円形の部分はパーツに当て、ポールのてっぺんを金づちでたたくので、ポール自体が擦り減り変形。
打ち込み完了のパーツ:打つ場面などは写すことができなく申し訳ないです。これで一応成功。右上の白は当て芯。
ミニポーチ3点分のスナップボタンの設置完了:こうして【281】のミニポーチの完成に繋がっていきます。

あとがき

世の中矛盾だらけなのだと息苦しく感じた実態。。いつ外れ破損するか分からない永続の保証無き留め具を製品に取り付けている姿です。

この確かな危うさの体感は、「すべての打ち込みパーツを廃止」にまで至る貴重な瞬間でした。

日付でいう当投稿の2020.11.20が「廃止」を決めた瞬間だったということになります。

その後、それでも使い続けたわずかな金属パーツは、「Dカン・線コキ・ナスカン」のみ。

これらは何の不安定さも無い、別の固定の仕方なのです。

Dカンタブをミシンで丈夫に縫い付けるその糸の返し縫いの強靭さに勝るものは無いという判断は、その後金属パーツを極力使わないミニマムなバッグの製作へと繋がっていったのでした。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

すべりやすい生地のずれ問題を解決、「わ」による袋パーツの二つ折りアイロンの際の杭(くい)のような待ち針の役割【277】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

はぎれ製作の中では、かなり細かな残布も拾い上げることができる「コスメケース3点セット」。

1つずつが違ったデザインの小さなケースは、仮名称として入れる物のイメージやサイズ感が分かり易いようにと名付けた呼び名です。

このたびは、一癖ある濃ピンクのドットプリント生地の残布を使用。

メイン製作は、投稿の【246】でバニティーバッグを作った時の裏地で使用したもの。

元は衣装のコーナーの生地ですのでツヤがあります。

ポップで華やかなのですが、その反面落ち着きあるテイストに寄せたいとも思っていました。

「落ち着き」はやがて経年の「飽きの無さ」に繋がるものだとよく考えることがあるのです。

Lの字に細長い切り落とし生地からの3点のミニポーチ製作、滑りやすい生地のアイロンの二つ折りを待ち針固定でずれ防止になった

使用生地(表地・裏地共通):ドットプリント、ポリエステル/100%、日本製。このL字をすべて拾い上げます。
四角フォルムを作る「わ」の二つ折り:特にツルツル滑る生地はこの瞬間のアイロンがけがずれやすいのが悩み。
紙によるシミュレーション:アイロンを当てる場面での固定の役割として待ち針が非常に有効的でした。
マジックテープ付け:カラー展開が少ない既製品でもかろうじて馴染む色を選択すると瀟洒に寄ることができます。
コスメケース3点セット(濃ピンクサテン水玉):<サイズ>左上から時計回りに、縦6cmx横8cmxマチ2cm、縦3.5cmx横15cmxマチ無し、縦5cmx横7.5cmxマチ無し。
蓋を開けた3点:マジックテープが同色で馴染むことでこの映りが非常にすっきりとしたものになります。
後ろ面の3点:すべてのカジュアルをエレガントに寄せることはハンドメイドバッグ活動含む事業の大きなテーマ。

あとがき

「コスメケース3点セット」も何度目かのリピート製作です。

ただ、使用生地はその都度変わり、どれもが1点物というスタイルははぎれ製作においても貫いています。

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.11.18からおよそ5年後の2025.10.07にブログ記事の「手直しの順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2025年ではこの3デザインを一度リセット、サイズ違いの5種類の「三つ折りマチ無しポーチ」に特化しました↓。

三つ折りポーチ:サイズは5つで生地はすべて1点物の表地・裏地コンビ。巷の非売品よりもハイレベル。

はぎれ製作の三つ折りポーチは、これから(2025年10月末予定)開設していく「WhatsApp:ワッツアップ」内の「プレゼント企画」に掲載しようと決意。

はぎれが出た分プレゼント企画がコンスタントに開催されるという楽しみが生まれようとしています。

製作をするたびに出るはぎれ、はぎれを拾い上げ小さなケースを作るたびにお楽しみ(「プレゼント企画」)が増えるという1つのサイクルが誕生しようとしています(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ナイロン/100%ではレアな小花柄のミニポーチは接着芯全面貼り、アイロンカバーすら汚さないクッキングシートの功績【276】

アイキャッチ画像276

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

バッグを作る際の裁断の過程がある以上、どうしても生まれてしまう切り落とし。

この部分は、残布としてはぎれ製作をしてそのもったいなさを埋め、限られた環境の中でも価値を付ける研究のようなことに充てています。

このたびは、小花柄が可愛らしいナイロン/100%の撥水生地のはぎれで「コスメケース3点セットを製作。

メインバッグの製作は、【172】のナイロン/100%のビジネスバッグの裏地に使用。

そして、色違いのもう1つの暖色系(黄色xオレンジのマルチカラー小花柄)の方は【266】にて同じ3点セットをはぎれ製作として投稿しました。

色違いなので、すでに【266】でナイロン/100%生地の小さい物品の製作の感触は得ています。

「何て作りやすいのだろう」という体感は、ナイロン/100%の硬さにありました。

薄くても硬くて丈夫なナイロン/100%生地の柄物はレア、ましてや小花柄となるともっと希少。

滅多に選ばない色違い2色展開を両方入手したケースでした。

このたびは主に2点をお伝えします。

1つは、ナイロンのごわつきによる硬さあってこその良さは全面接着芯貼りも大いに貢献している点。

もう1つは、ポーチの入り口ラインをまっすぐに出すためのその後の見直したやり方をお伝えします。

ナイロン/100%の小花柄の残布が立派な1製品になる、接着芯の粗裁ちはクッキングシートと共にアイロン台カバーを汚さない

使用生地(表地・裏地共通):コーティングプリント目止め加工、ナイロン/100%、日本製。寒色系小花柄です。
接着芯の粗裁ちと接着:下からアイロン台カバー・伏せた生地・糊が下向きの接着芯・クッキングシートの順。

クッキングシートを一番上に置いて直接アイロンと接する面という考え方がむしろよく解説されているようです。

しかし、実際にはしっかり接着できなかった実体験から、クッキングシートはアイロン台カバーのすぐ上に敷くという考え方を持ちました。

クッキングシートはツルツル滑る油のような膜があり、はがす時に優しくスムーズであり生地の地の目が歪みませんので優しい取り扱いができるのです。

その後、余分な接着芯を型紙通りに切り落とすことで接着と裁断の同時進行が完了していきます。

マジックテープの当て芯:ポーチは開閉回数も多く力のかかるこの部分は補強します。ステッチは二度縫い。
返し口を兼ねたトップの真っすぐライン:まだこの時は「後折り」の方法で行っていました。

実は、下に貼りますYouTubeにおいても入り口の真っすぐラインを「後折り」でアイロンを慎重にかけていくご紹介をしたのですが、その後考え方を改めています。

当ブログ記事は、当初の投稿の2020.11.17からおよそ5年後の2025.10.06にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。

2025年では当たり前になっているやり方ですが、上の左上のような縫い代1cmを折ることは、「一番最初にやっておく」という「先折り」の方法です。

この方法こそ現実的に入り口の横ラインをまっすぐに整えてくれるやり方。

ただ、メイン製作のバッグにおいては、かえって「後折り」の方がサイドの部分の重なりが抑えられて良いこともありますのでケースバイケース。

こうしたミニポーチだからこそ、厚みが増しても影響がないというサイドの部分の事情をクリアしているのです。

蓋の設置:とにかく作りやすいごわついたナイロン/100%は、この難しい局面もクリアしやすかったです。
コスメケース3点セット(ナイロン撥水寒色系小花柄):<サイズ>左上から時計回りに縦6cmx横8cmxマチ2cm、縦3.5cmx横15cmxマチ無し、縦5cmx横7.5cmxマチ無し
蓋をオープン:弾力性あるナイロン生地は、マチがある左のみならず、マチ無しの他の2点も膨らんでいます。

あとがき

「製作」ということをする以上、残布を使ったものでも何らメイン製作と変わらぬ丁寧さを貫いた方が良いと思います。

時間に「種類」はありませんので、どのように時間をかけても使った時間は同じなのです。

手間をかける余分な時間は、やがてその後の大きな「違い」を生むと信じてやみません。

目の前にとどまらず、未来の見通しや眺めを持つことは重要、この貴重な有難い無事に完成していく製作ができたことは、後の効果や影響を大きく生むものでありたいからです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク